【勝山】純米大吟醸昇竜

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仙台が誇る「伊達」の酒
その力強さは圧巻、「香り」と「ボディ」の日本酒

■「ハレの日の酒」はスペシャルなものを選びたい！
仙台は勝山酒造による衝撃的なお酒！まずはその見た目。ブルーのボトルのたたずまいは、普通の酒とは異なるオーラを放っていることを十分に感じさせる。飲んでみれば、濃厚な酒のうまみが口の中を満たし、得も言われぬ感覚に襲われる。誤解を恐れずに言えば「さらっとした飲みやすさ」とは真逆で、「力強い」という言葉がぴたりと当てはまる。他の「勝山」とは異なるキャラクターだ。聞けばさらに納得、この「昇竜」は海外の方向けに造られたもので、味の濃い料理と合わせても負けないボディに仕上げたのだという。日本の現代の食卓にもマッチした日本酒といえよう。

■仙台藩を支えた300年以上に渡る酒造り
「仙台伊澤家勝山酒造」は1688年創業、あの伊達政宗をはじめとする伊達家の御酒御用蔵として歴史があり、その暖簾を現代に唯一残している造り酒屋だ。伊達政宗は武将としてだけではなく、芸能や美酒美食に精通した人としても知られている。その歴史と伝統を受け継いでいる蔵といえばわかりやすいだろうか。1980年代には他に先駆けて「品質志向」をモットーにかかげ、高級な酒を専門に造り続けることでひたすら日本酒のうまさを追いかけてきた。それは現代の蔵元の姿勢とぴたりと重なる。それを30年以上前から続けているのだから、技術と情報の蓄積は圧倒的だ。海外でも人気で、いまやニューヨークにおいて、トップレストランの半分以上の店で勝山の酒がラインナップされているといわれている。ボトルが市場に出回ることがそう多くはないので、決して知名度は高くない。しかし酒関係者には良く知られているという「ツウ好み」の酒といえる。

■酒のうまさは、手をかけた時間に比例する
品質重視の姿勢は、「勝山」が日本酒のコンテスト「SAKE COMPETITION」の上位常連ということからも知れる。その味を支えているのが非常に丁寧な造りだ。一日にひとつのタンクを仕込む「日仕舞い」で造る蔵も多い中、勝山酒造では一週間でひとつの酒を仕込むというやり方。また、濾過も火入れも常に鑑評会出品レベルの方法で行い、時間と手をかけることを惜しまない。特にの工程では、吊るして抽出する繊細な味わい、槽（ふね）で圧力をかけることによるボディを感じる味わいを使い分け、酒の印象を変えている。「搾り方でそんなに味が変わるの？」と思われるかもしれないが、実は大きく左右するポイントのひとつなのだ。

■溢れるうまみと凝縮感を、特別な日に
そして、その搾り方による味わいの差を絶妙に掛け合わせたのが、今回の「勝山純米大吟醸昇龍」だ。吊るした搾りによりしたたり落ちた、青りんごのような香りを放つ雫酒と、槽（ふね）による搾りから生まれる「ボディ感」、そのどちらもいいとこ取りしたこの酒を口に含めば、圧倒的な力強さに驚き、つい発してしまう「うまい！」の一言。そしてこれは確かに、濃厚なチーズや和牛のステーキ、バターを使った料理、豚の角煮など、味の濃い料理と合うことを確信する。一見不釣合いに思える日本酒×中華料理という組み合わせが成立するのもこの酒ならではなので、ぜひ試してみたい。凝縮感が高いのでお好みで氷を入れて味わってもいいだろう。ぜひとも特別な日にはこんな日本酒を選んでみてほしい。

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【勝山】純米大吟醸昇竜

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アイテム詳細

原材料：米、米麹
掛米・麹米：兵庫県産山田錦　精米歩合35％
使用酵母：宮城酵母
アルコール度数：16％
日本酒度：-1
酸度：1.3
アミノ酸度：1.3
内容量：720ml

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