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江戸で300年以上続く、国内唯一の専門店が伝える「楊枝」。1本ずつ手で削り、縁起を担ぐ図柄の桐箱に納められた楊枝は、粋な贈り物として今も昔も愛されている。

創業300年を超える国内唯一の楊枝専門店「さるや」

創業300年を超える
国内唯一の楊枝専門店

江戸時代には身だしなみの道具のひとつだった楊枝。「当時は化粧品店などと共に楊枝専門店も多数あったんですよ」。そう話すのは、創業300年を越える江戸の老舗のひとつ「さるや」の代表取締役・山本亮太氏。今では日本で唯一の楊枝専門店となった「さるや」だが、江戸中期には、浅草寺の境内に楊枝屋が100軒近く、文化末期には約250軒もあったという。「実は、当時『さるや』は何軒もあり、楊枝店の屋号は 『さるや』が決まりのようになっていたのです」(山本氏)。
今日では日用品としての役割だけではなく、江戸の伝統や文化を伝えていくべく、こだわりの素材や熟練の職人技が光る手作りの楊枝を作り続けている。

クスノキ科の植物「黒文字」が使われている楊枝専門店「さるや」の楊枝

折ると芳香のする黒文字を
1本ずつ手で削り出す

楊枝の原料にはすべて「黒文字(クロモジ)」というクスノキ科の植物が使われている。その小枝などを蒸留して抽出される物質は、香水や石鹸などの香料にもなる香りのよい木。それゆえ口元に近づけると爽やかな芳香がふわりと香る。さるやを代表する「上角楊枝」は、黒文字を熟練の職人が1本ずつ手で削っていく高級品だ。繊細な職人技で極細に削られているのに折れにくく、弾力性があるのは黒文字だからこそ。
「すっと違和感なく歯に当たるので使い心地がいいですよ。格安品と比べてみると違いは歴然のはず。それと、江戸っ子はいい意味で見栄っ張り。楊枝には黒文字を使うというこだわり自体が、江戸の文化を継承しているんですよね」(山本氏)。

気軽に贈りたい小さな名品。楊枝専門店「さるや」の楊枝

粋な心が詰まった
気軽に贈りたい小さな名品

楊枝本体はもちろん、箱や包装にもこだわりや遊び心が光る。桐箱に描かれた「金千両」「大入」は縁起がよく年末年始の挨拶の際に手土産として贈られることも多いそう。中でも人気の「金千両」は、さるやのご主人自らが代々筆をとる手書き製だ。さるやのファンには歌舞伎役者も多いことから「隈取」の図柄も人気だという。また、1本ずつ小さな紙で包まれた楊枝「辻占(つじうら)」にも注目。そっと紙を開くと、かつて花柳界で人気を集めていたという恋の歌が記されている。男女の色恋を粋に唄った小唄や都都逸の文言は、使うたびに思わずにやりとさせられる。
大人の付き合いには、ちょっとしたお礼や挨拶の機会が多いもの。そんな時に気軽に渡せて気の利いた「楊枝」はきっと重宝するはず。

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