暑い日に和装で快適に過ごすための必需品!
クールな肌触りの秘密は「和紙」
■そのクールな肌触りと着心地にびっくり
浴衣を素肌に着ていると、汗ばんだ肌に張り付く生地がちょっと気になる。汗を含んだ浴衣をそのままにしておくのもどうか……といろいろ悩みが出てくるもの。そんなときにはメンズ用の肌襦袢をおすすめしたい。特に今回登場する「楽爽襦袢」は肌への当たりがひんやりとしていて、サラリと快適に過ごせる着心地。浴衣を着ているときのゴワゴワした感じを解消してくれる優れものだ。クールな肌触りのわけは、生地に和紙を織り込んでいるから。「和紙」を含んだ生地に驚くかもしれないが、これがなかなか衣類用の繊維として長所が多く、近年注目を集めている素材なのだ。同様に和紙から作られた夏着物「爽衣」と合わせてその着心地を実感してみて欲しい。
■岐阜からおくる超実用素材
和紙を使用した画期的な和装アイテムを作り出したのは岐阜の「柏屋商事」。1928年(昭和3年)創業の老舗呉服問屋だ。岐阜は繊維業が盛んな街で、江戸期の尾張藩から続いているという歴史を持つ。2014年、そんな繊維の街をアピールしたいと生地や縫製のプロを交えて「岐阜シャツプロジェクト」を5人で立ち上げ、大きな反響を得た。このときのシャツが美濃和紙100%で作られたものなのだ。「吸水速乾に優れた和紙の繊維を使ったドレスシャツはすごく気持ちがよく、暑さで有名な岐阜だからこそ説得力もありました。これを呉服の分野にも生かせないか? と考えて研究し、完成したのが今回のシリーズです」(代表取締役社長・武藤昭成氏)。
■「キトイオン加工」が菌とニオイを防ぐ!
和紙の繊維の特徴は3つある。ひとつは「吸水速乾性に優れている」こと。肌に触れるものに関しては汗をよく吸収してくれ、乾きやすいので衣類がいつまでも濡れたままにならずサラッと快適に。二つ目は「接触冷感」があること。生地に触れるとひんやりとした触り心地があり、蒸し暑い日には特にその効果が肌で感じられることだろう。最後に「綿よりも軽量」であること。ただでさえ軽やかな夏の和装において、綿のみで作るよりもさらに軽く仕上がり、着ていてもストレスを感じずに過ごせるのがありがたい。さらに楽爽襦袢がすごいのは天然素材由来の抗菌・防臭機能「キトイオン加工」が施されていること。これは抗菌作用のあるキトサン(カニやエビなどの甲殻から採取する天然成分)を分子レベルで結合させることで、菌の繁殖やニオイを抑える効果が持続する先端技術。洗濯をしても効果が落ちにくいので、素肌に着る肌襦袢にはうれしい機能なのだ。
■襟元にチラリ、粋な襦袢の気配を
浴衣の襟から下着がのぞくことが嫌な方も多いだろうが、写真をみていただければわかるように、外からはほんの少しチラリと楽爽襦袢の襟が見えるだけ。それもダンガリー素材なので浴衣の生地感にマッチしており、見た目の違和感はない。裾は長めにとっており、汗をかきやすいおしりまで覆う。伸縮性があり体の動きについてくるので「家着にも使いたい!」という声もあるほど、ストレスフリーな着心地なのだ。ブラックとネイビーのカラーがあり、それぞれ「爽衣」と対応しているのでぜひセットで使ってほしい。浴衣を守るためにも、浴衣姿を快適に楽しむためにも、この襦袢はもはや必需品といえるだろう。
カラーバリエーション
アイテム詳細
素材:分類外繊維(和紙)54%、綿31%、ナイロン12%、ポリウレタン3%
生産国:日本
アイテムサイズ
M | L | LL | |
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身長 | 165~173 | 174~180 | 181~187 |
バスト | 85~98 | 90~105 | 92~105 |
ヒップ | 87~98 | 92~105 | 98~110 |
(単位:cm)