【松井ニット】KNITTING INN細ランダムウールリブマフラー

■店頭で一目惚れ続出！知る人ぞ知る「松井ニット」
“美術館が認めるアートなマフラー”として藤巻百貨店でも高い人気を誇る、松井ニット技研「KINITTING INN」のリブマフラー。世界的に有名な美術館のミュージアムショップで5年以上も売り上げ1位を記録するなど、異色の経歴を持つマフラーは、多くのメディアに取り上げられ、今や知る人ぞ知る存在に。銀座の旗艦店でもその知名度は高く、ビジネスマンやマダム、海外のメンズモデルに至るまで、さまざまな層に支持されている。また、何気なく手にした人が、その色合いに惚れ込んで買っていくのもよくある話。松井ニットの名を知らない人でさえも一瞬で虜にしてしまう、そんな魅惑のマフラーに、このたび待望の新作が加わる。今回登場するのは、裏表で異なるリブの表情を味わえるリバーシブルマフラー。従来の「ウールストライプマフラー」よりも幅、長さ共にサイズアップし、これまでとは違ったアレンジも楽しめそうだ。男女問わずコーデの差し色として大重宝するマフラーは、冬のギフト候補としてもマークしておきたい。

■桐生の町工場が作る、世界一“アート”なマフラー
群馬県桐生市。世界が賞賛するマフラーは、繊維が地場産業のこの町で作られている。「メゾン・エ・オブジェ」や「アンビエンテ2014」など世界最高峰のデザイン見本市への出展や、スペインのプラド美術館からのオファーによるコラボアイテム発表など、世界を舞台にその名を轟かせる松井ニット。独特の合わせ方から「マツイストライプ」と称されるその配色は、決定に至るまで実に長い工程と手間をかける。印象派の絵画を中心とした世界のアートの色使いを研究し、日本独自の色彩や、トレンドカラーも加味。例えば6色展開の商品を作る場合は、60を超える試作品の中から社員全員で配色を決定するという。色や芸術とは無縁の社外の人の意見を取り入れることも多く、「色を大切にしつつもセオリーではなく感性で選んでいます。“いいものはいい”。スタンダードがないからこそ、新しい配色が提案できるのだと思います」と代表の松井氏。アートの世界でこれだけ高い評価をされる所以は、ここにあるのだ。

■ゆっくり、丁寧に。旧式編機が生む弾むようなやわらかさ
松井ニット技研のもうひとつのこだわりが、ラッセル編機という昭和30年代の旧式編機によって生み出される、この生地の風合いだ。同じサイズのマフラーを編む場合、現在のものに比べ約５倍もの時間がかかるという。編機メーカーも今はなく、メンテナンスは自社で行うしかない。しかも色を使うほどにコストがかかる上、リブ編みはその立体的な編み地ゆえ傷が出やすい。それでも旧式の編機を選ぶのは、編み地のやわらかな弾力こそがこのマフラーの一番の持ち味であるからだ。ロースピードであるがゆえに、ローテンション。糸に負担をかけにくいため繊維が傷まず、ふんわりと弾力のある肌触りを生むことができる。空気層をふんだんに含むため、保温性も高い。コストがかかっても、「本当にいいものを届けたい」という職人魂から、世界中に届ける商品の生産から卸までのすべてをたった８名で行っている。

■アレンジ色々！“畝と線”が編みなす絶妙ストライプ
「奥行きのある、繊細かつ大胆なストライプを作りたかった」という松井氏の想いから生まれた本作は、畝の間を走る細いラインが特徴的。リブをくっきりと縁取ることで、これまでとは一味違った「マツイストライプ」を作り上げている。着物の唐桟縞を彷彿とさせるようなシャープな縞模様は、大人の装いにもスッと馴染む。「ラインが入るぶん、バランスを取るためにリブの幅を少し広げています」と松井氏。全体の幅、長さを従来品よりやや大きめに設計したマフラーは、ルーズにひと巻き・キュッと二重に・コートの上からぐるり……など、あらゆる巻き方を楽しめる。巻いた時に、濃いトーンの裏面がチラリと見えるのもオシャレ。もちろん裏面を表にしてもOKだ。カラーは、ブラック・ブラウン・ネイビー・レッドの４色。いずれもユニセックスで使える絶妙な配色は見事。特にレッドはテラコッタや淡いブルーを加え、男性でも使いやすいカラーに仕上げている。色違いで揃えて、気分でその日の“差し色”を選ぶのも粋ではないか。