“素染めレザー”と天然木の絶妙コントラスト
市松模様を手のひらで楽しむコインケース
■「天然木×素染めレザー」革業界の常識を越えた発想力
化粧品会社の営業を経て、革業界に飛び込んだデザイナー・梶谷明宏氏が2008年に立ち上げたオリジナルブランド「VARCO(ヴァーコ)」。“素材使いと使い勝手、そして面白さにこだわる”をコンセプトに、常に斬新で個性的な革小物を生み出し続ける同社だが、その中でもフラッグシップともいえる存在が、レザーと本物の木を融合させた「REAL WOOD」シリーズだ。色とりどりの革は全て、自社開発した“素染めレザー”を使用。発色の良い上質なキップレザーを用い、岩手県の自社染色工場で染め上げられるオリジナルレザーは、あえてやや色をくすませることで「ありそうで無い」独特の風合いを醸している。そこに“天然の木”を合わせる斬新発想が、感度の高いユーザーの心をがっちりと掴み、一躍話題に。今回は、待望の新作「ICHI」シリーズから、コンパクトサイズのコインケースが登場する。
■日本の技術から生まれた“柔らかな木”でつくる市松模様
「コレ本当に木なの!?」と疑ってしまうほど柔軟性に富んだこの素材は、世界でもトップクラスといわれる日本の「突板(つきいた)」技術を応用したもの。紙のように薄くスライスされた木の厚みはなんとわずか0.2ミリ。そこへさらにVARCO独自の加工を施すことで、縫製しても割れない柔らかなウッドシートが出来上がる。そのシートを2センチ幅に裁断し、編み込んで作られたのが、「ICHI」シリーズ最大の特徴である“市松模様”だ。編み目の凸凹をまるで感じさせない滑らかで繊細な手触りは、日本の高い突板技術があってこそ。シックで深い色合いのウォルナットと、上品な光沢を持つ明るい色目の楓。ふたつのコントラストを生かした市松模様は、トラディショナルでありながらどこかモダンな風合いだ。天然木ならではのナチュラルな雰囲気も、他の革小物では味わえないポイントだろう。
■使うほどに手に馴染む手のひらサイズのコインケース
シンプルなスクエア型のコインケースは、ポケットにすっぽり収まるコンパクトサイズが魅力。芯材を使わず一枚革仕様で作られているため、口ががばっと大きく開き、小銭を見渡しやすい設計になっているのもありがたい。外側のミニポケットは、レシートや切符などをしまうのにも便利だ。サイドにはチャームを付けられるリングも付属。また、木と革の独特のエイジングも、本アイテムの楽しみのひとつ。革は使うほどに手に馴染み、1年ほどでしっとりソフトな肌触りに。ウッド部分はアンティーク家具のように光沢と深みが増すという。緩やかな曲線と、直線的な市松模様が融合したデザインは、小さいながらも存在感大。カラバリも豊富で、カジュアルから和装まであらゆるシーンにマッチする。年齢性別を問わず、ぜひ自分の好きなカラーで「木×革」の唯一無二の風合いを愉しんでほしい。
カラーバリエーション
使用イメージ
経年変化
アイテム詳細
製造国:日本
素材:本体/牛革、木目部分/ブラックウォールナット・楓、金具部分/真鍮
アイテムサイズ:縦7.5cm×横7.5cm×厚さ3cm 、重量35g
サイド部分には、ストラップ・チャームなどが取り付けられるリング付き。