夜桜の風景を閉じ込めて。紫色の輝きを闇に放つ
①テーマは「夜桜」。妖しくも美しい夜の花
近年の江戸切子新作展のテーブルウェア部門において、鍋谷海斗氏の作品は圧倒的な支持を得ている。今年はどんな江戸切子なのか? 届いたのは、闇夜の桜の美しさを幻想的に再現したグラスだった!
②紫+ピンクで夜の桜を表現
印象的なのは、全体的に紫に彩られた色被せガラスだ。濃い紫で夜をイメージさせ、そこに桜の花びらを模した五弁のカットが彫りつけられる。覗き込めば色やカットが非常に豊かな表情で写し出される。
カットをしない紫の部分が多いのは、この写り込みをランダムに起こし、夜のイメージを深めるためだ。菊繋ぎが写る部分、ピンクの花びらが写る部分、色のみの部分など、反対側のデザインによってめくるめく夜桜の世界が立ち上がる。
ガラス生地は、金赤の外側にインディゴを被せた二色被せのクリスタルを使用。そのままでは紫に、カットすればピンク色が出てくる。紫+ピンクで夜桜らしさを演出した。
鍋谷海斗氏の作品の魅力とは?
豪快な江戸切子で魅了する伝統工芸士・鍋谷淳一氏を父に持つ海斗氏が、常に目指しているのは「見る・触れる・使う、その時々に別々の感動が沸き起こる作品」。これまでの江戸切子にはない形で、本質的な魅力を表現しようと情熱を燃やす。
③絶賛2連覇中。抜群のデザインセンスの持ち主
2021年、2022年の江戸切子新作展テーブルウェア部門にて2年連続第一位を飾った海斗氏。その2作品を見ればわかるように、類まれなるデザインセンスを発揮した江戸切子を発表している。今回は、夜に浮かび上がる桜がテーマ。明るい時間に見せる姿とはまったく違う、この世ならぬ美しさで夜桜が舞う。
④【6点限定】あの夜の桜を思い出しながら飲みたい
「これまでの人生で見た夜桜を、この切子で思い出してもらえたら」。そんな気持ちで海斗氏は製作したという。夜の花見の宴会か、シーンとした静かな夜に一人で見た桜か。このグラスで、かつて見た夜桜を思い出しながら人生を振り返り、思いにふける酒を飲みたい。
鍋谷 海斗 プロフィール
(有)鍋谷グラス工芸社所属 江戸切子職人
職人歴7年
2016年 4月 カガミクリスタル㈱ 入社
2018年 4月 ㈲鍋谷グラス工芸社 入社
2021年 江戸切子新作展 テーブルウェア部門 ゴールド賞
2022年 江戸切子新作展 テーブルウェア部門 ゴールド賞
アイテム詳細
素材:クリスタル硝子
サイズ(最大直径×高さ):Φ80×100mm
発送に関しまして
発送:2024年4月上旬より随時発送の予定
(場合によっては発送が前後する可能性もございます)
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