

昂然と佇む氷の結晶。斬新な世界観で魅せる
昭和24年創業、東京都大田区で三代続く「鍋谷グラス工芸社」。伝統工芸士の鍋谷淳一氏率いる同工房で、「江戸切子は自分のすべてを形として表現できるもの」ととらえ、腕を磨き続けるのが鍋谷海斗氏である。名は体を表すがごとく、見事なまでに氷の結晶を硝子に宿らせた本作「氷晶」。実は“内側”に高級感あふれる青墨色が被せられており、一味違う透け感が妖艶な雰囲気を放っている。グラスが本来持つ「氷のような冷たいイメージ」を活かし、一筋のカットで氷のひび割れの姿を。随所に菊繋ぎを加え、"結晶”らしさをさりげなく加えた意匠はまさに注目の若手作家ならではの職人芸と言えよう。斬新なシンプルさをたたえつつ、たしかな存在感と高級感を放つグラスは、食卓の主役となるだろう。

鍋谷 海斗 プロフィール
鍋谷 海斗 プロフィール
2016年4月 カガミクリスタル㈱ 入社
2018年4月 ㈲鍋谷グラス工芸社 入社
アイテム詳細
素材:クリスタルガラス
サイズ(最大直径×高さ):70mm×100mm