【箔一】クルージングコースター HAKU LA TABLE

■食卓を金沢箔で彩る！別注カラーの美しきコースター
箔職人の丁寧な技術と箔の製造に適した気候風土により、加賀藩初代藩主・前田利家の頃から約400年にわたって受け継がれてきた石川県金沢市の伝統工芸「金箔」。現代では仏壇・仏具、美術品のみならず、食品、化粧品、建築・インテリア素材にまで広がり、その需要はまさに多種多様だ。日本の金箔生産量の98％以上を占める金沢市で第一線を走り続ける金箔総合メーカー「箔一」が展開するのは、伝統的な金属箔加工技術を壁面素材にアレンジして生まれたテーブルウェアシリーズ「HAKU LA TABLE（ハク ラ ターブル）」。そしてこのたび藤巻百貨店に、別注カラーコレクション「クルージングコースター HAKU LA TABLE」全6バリエーションがお目見え！煌びやかな金沢箔の装飾と他に類を見ないほど深く美しいブルーの色彩表現が、優雅な船旅を連想させるコレクションだ。

■世界を魅了する「箔一」の美を鶴本晶子さんがディレクション
1975年に石川県金沢市で創業した株式会社箔一は、かつて美術品材料だった「金箔」をあぶらとり紙など身近なものとして広め、その市場を生み出した立役者。箔そのものの製造や美術工芸品はもちろん、化粧品や食品、雑貨、建物の内外装も手掛ける金箔総合企業として、業界では圧倒的な存在感を放つ。また同社の製品が2017年の日米首脳会談において日本の安倍首相からアメリカ合衆国トランプ大統領へのギフトに選ばれたり、金沢箔を用いたインテリア建材が世界的なラグジュアリーブランドのショップ内装や外装に採用されたりと、その独特な美と高度な技術に世界が注目している。そして今回紹介する「HAKU LA TABLE」は、2019年に箔一ブランドディレクターに就任した鶴本晶子さんが新たに立ち上げたもの。鶴本氏はこれまで「SUSgallery」や「NAGAE＋」といった地域プロダクトブランドを成功に導いてきた人物だ。伝統的な金沢箔装飾と最先端のコーティング加工技術をシンプルデザインに落とし込み、毎日を輝かせ、暮らしにちょっとした豊かさをもたらすテーブルウェアを提案している。

■伝統の技×高難度の技で成し得た鮮やかな色彩表現
コースターの素地となるプレートは、箔一と同じ北陸エリアとなる富山県高岡市のメーカーが最先端技術を用いて生産した堅牢な素材。アルミと樹脂素材を組み合わせた素材で、非常に軽く、経年変化による反りがないなど優れた耐久性を誇る。コースター裏面は、シャンパングレーの素地を塗装し、工業製品特有の無駄のない美しさが備わっている。「金沢箔」とは金箔のみならず、銀箔、錫箔、真鍮箔といった箔の総称で、今回素地の上に装飾されているのは全9工程もの製造過程を経て、薄さの限界まで均一に伸ばした錫箔。その錫箔を熟練職人がひとつひとつ素地に貼り付け、その上に独自技術でブルーカラーコーティングが施されている。金属そのものの色合いだけでなく、配合や貼り方を変えたり、特殊加工を施したり、様々な技法を駆使して生み出された6種類の柄は、世界に誇る「メイドインジャパン」を体現しつつ、和とも洋とも一味違うモダンアートな逸品に仕上がっている。

■藤巻限定の“選べるブルー”で、世界の大海原に想いを馳せよう
太陽の降り注ぐ海面のゆらめきや静謐な海底、鮮やかなエメラルドグリーン、紺碧、マリンブルー…、金沢箔による繊細で複雑な模様、光の加減や陰影が生み出す多彩な表情を眺めていると、まるで世界の海を旅しているような優雅な気分に浸れるこのコースター。10cm×10cmのミニサイズながらも非日常を演出できる存在だ。グラスや江戸切子を置けば、ガラスに幻想的で美しい魅惑のブルーが反射し、極上のリラックスタイムを演出。またグラスだけではなく、花瓶やカットガラスのキャンドルホルダーを置いたり、ディスプレイやオブジェのマットとして使ったりすれば、何気ない日常のひと時に華を添え、輝かせてくれる。あえていろいろな柄をそろえるのも愉しいコースターは、優雅な“おうち時間”を愉しむアイテムとしてはもちろん、クルージングの旅や海を愛する方へのギフトにも最適だ。