秋田が誇る、お弁当箱の最高峰
杉が香る白木・無塗装、憧れの「曲げわっぱ」
■いつかは手にしたい憧れの道具、曲げわっぱ
周囲のお弁当LOVERたちから口々に聞こえてくるのは、「いつかは曲げわっぱを使いたい」という声だ。お弁当がおいしく食べられる、10年、20年と使い続けられるといった特徴があり、丁寧な暮らしを志向する方々から硬派な男性まで、憧れを持つ人の幅広さには驚かされる。ひょっとすると、お弁当における最上級の体験のひとつは曲げわっぱを使い続けることなのではないだろうか。そう言い切ってもおかしくはないほどに、お弁当の時間を豊かにするものの代名詞として曲げわっぱは知られている。今回登場するのは、伝統の技を生かして曲げわっぱを作る秋田の柴田慶信商店。弁当箱に関しては、使いやすいが臭いが気になったり杉の特徴を無効化してしまう全面ウレタン塗装を施さない。無塗装の白木で作った弁当箱が評判を呼び、各地百貨店の催事にて実演販売を行っている会社だ。購入を悩んでいた方やお弁当の食べる時間が好きな方、これを機に最高の弁当箱を手に入れてみてはいかが。
■曲げわっぱを作り続けて50余年
伝統的工芸品に指定されている秋田「大館曲げわっぱ」は、江戸時代の秋田藩主、佐竹義宜によって武士の内職として奨励されたことが始まり。近年では森林資源を有効活用したサスティナブル性や、調湿効果のある杉材で「ごはんが冷めてもおいしい」と評判を得て、さらに注目を集めてる。柴田慶信商店は、1964年に柴田慶信が曲げ輪の世界に入り、それから50年以上曲げわっぱを作り続ける企業。現在は二代目で伝統工芸士でもある柴田昌正氏が率いている。昌正氏は「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017」にも匠の一人として名を連ね、日本のみならず世界からもデモンストレーションを依頼される新時代の旗手。製材・はぎ取り・曲げ加工・底入れなど、いくつもの工程を分業で行う製作現場ではプロデューサーとしての役目も果たしている。また、プロダクトデザイナー大治将典氏と新たな曲げわっぱ「マゲワシリーズ」を作るなど、新たな提案にも余念がない。
■天然杉の特徴を生かした作り。このシンプルな姿に惹かれる
使う木材は、秋田とその近隣の天然杉。曲げに耐えうる弾力性があり、吸湿性に優れ、抗菌効果も備える。各部材に取り分けたのち、曲げる板の両端を薄く加工する。その後、一晩水に浸してから煮沸。これにより木を折らずに曲げることを可能にするのだ。曲げて形を作ったら、そのまま10~14日ほど乾燥させて接合部を接着。その後木目を見ながら底を入れて、やすりで滑らかに仕上げて完成させる。最後は、曲げわっぱの特徴でもある接合部の「桜皮とじ(樺綴じ)」だ。穴を空けた接合部に、薄く細く削った桜の木の皮(樺)を縫うように通していく。これで曲げわっぱを横から見たときの、数か所だけ濃い色が点々としている「あの」部分ができあがる。
■普通のお弁当がおいしければ、毎日が豊かになる
丸やオーバルの形が特長の曲げわっぱに、彩り豊富な食材をぎっしりと詰めた姿はとても素敵だ。SNSをのぞけば「作品」と呼べるほどのものすごいお弁当がいくつも出てくるが、それほど力まず、ただ普通の食材を詰めるだけでもいい。それでもちょっと特別なものに感じられて、なおかつおいしく食べられるのが曲げわっぱのいいところなのだ。無理にすごいものを作らずとも、ただ使っていくだけでその有用さをおわかりいただけるだろう。「小判弁当箱 中」は曲げわっぱらしい形と、一層にぎっしりと詰められるのが醍醐味。「つくし弁当箱」は二段でごはんとおかずを分けられる。食べ終わったらひとつにまとめられるのもありがたい。とはいえ「手入れや作法が難しそう?」と思う方も多いはず。だが、たった2つのポイントを意識すればいいだけだから、怖がる必要はない。ひとつは、食べ物を詰める前に中身を水で湿らせること。もうひとつは、食べ終わったらお湯や水を流し、たわしとクレンザーで磨き上げ、1日かけてよく乾燥させること。要は使用前後のケアが肝心で、他の道具でもそれは変わらないはず。まずは一歩を踏み出して、曲げわっぱの良さを体験してみよう。
■雅な新サイズ登場!曲げわっぱで美味しいお昼にしよう
ご飯が美味しく映える、シンプルだけど特別なお弁当箱。曲げわっぱが人々に憧れられ、支持されるのは、天然杉の特徴と恵みをふんだんに活かした佇まいにある。そんな注文の絶えない「柴田慶信商店」の逸品に、ついに新たなサイズのお弁当箱が登場!「白木 長手弁当箱 小」は、マチの狭いカバンにしまいやすい形状で、手ぬぐいで包むのにちょうどいい大きさ。天然杉のほのかな香りが、おいしさをより一層引き立てるだけでなく、無塗装の「白木仕上げ」であることで、杉の抗菌効果・吸湿性・通気性が十分に活かされ、白飯がとにかくおいしく食べられるお弁当箱だ。直径約15cmの「白木 丸型弁当箱 大」は、お茶碗二杯分ぐらいのご飯が入るサイズ。ご飯とおかずを仕切っていれる使い方のほか、ご飯を下に敷くように詰め、おかずをのせた「のっけ弁当」にするのもお勧め。残ったご飯を入れておく、おひつ代わりにも使えるという。付属するT字の仕切りは、ご飯とおかずのレイアウトを手助けするお弁当作りの強い味方だ。こんな雅なお弁当箱で味わえば、いつも通りのお弁当も一段と美味しく感じられるに違いない。
NEW!長手弁当箱 小
NEW!丸弁当箱 大
小判弁当箱 中
つくし弁当箱
つくし弁当箱は小さく収納できます
小判弁当箱 中とつくし弁当箱の大きさ比較
アイテム詳細
【長手弁当箱 小】
蓋を被せたサイズ(横W×縦D×高さH、直径φ cm):W23.0cm×D8.0cm×H5.3cm
本体のみのサイズ(縦×横×高さ):W22.5cm×D7.5cm×H4.5cm
容量:約400ml
【丸弁当箱 大】
蓋を被せたサイズ(直径φ ×高さHcm):φ16.0cm×H7.0cm
本体のみのサイズ(直径φ ×高さHcm):φ15.0cm×H6.5cm
容量:約700ml
【小判弁当箱(中)】
素材:天然杉、山桜の皮
サイズ:H5.2cm×W約18.3cm×D11.5cm、仕切りサイズH3.5cm×W約9.6cm×D0.5cm
容量:約580ml
日本製
【つくし弁当箱】
素材:天然杉、山桜の皮
サイズ:H9.8cm×W約14.5cm×D10.5cm、仕切りサイズH2.6cm×W約8.1cm×D0.5cm
容量:約750ml
日本製
【ご注意】※使用後は研磨剤が入ったクレンザー(磨き粉)で白木の表面を磨くように、新しい木肌を出す気持ちでタワシを用いて洗ってください。その後、1日かけてよく乾燥させてください。
※連続のご使用は黒ずみの原因になるので控えてください。
このアイテムのレビュー
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