【minca】栃木レザー 2wayサコッシュ

■極上の栃木レザーを、じっくりたっぷり育てよう
国産革の最高峰と名高い「栃木レザー」は、頼りがいのある堅牢性、それでいて柔らかく豊かな表情という一見、相反する特徴が共存する希有な素材だ。しかし、何よりファンを惹きつけるのは、「やっぱり栃木レザーが好きだ」と思わせてくれる、育てがいのある豊かなエイジングだろう。レザーの名産地や名品や数多あるが、国産で、これほどまでに魅力に溢れたレザーはないだろう。そんな栃木レザーを贅沢に使った逸品が「minca（ミンカ）」の「栃木レザー2wayサコッシュ」だ。もはや年齢性別問わず、当たり前になりつつあるサコッシュだが、カジュアルなイメージは根強く、素材にもデザインにも、そしてサイズ感にもとことんこだわった“お気に入り”を見つけるのは、大人にとってはなかなか難しい。だからこそ、この「栃木レザー2wayサコッシュ」のような、カジュアルなファッションにも大人らしさを失わない“カッコイイ大人”にピッタリのサコッシュは貴重だ。まずは、この小さなサイズにギュッと詰め込まれたこだわりをご紹介しよう。

■「栃木レザー」を知り尽くしたタンナーのモノづくりとは
「minca」を展開する株式会社和宏は、1965年に創業。まもなく、栃木レザーの取り扱いを始める。およそ半世紀にわたり栃木レザーを取り扱い、その可能性を追求してきた。2005年には一部皮革の総代理店となり、同年、主に警察や官公庁に革製品を納めてきた技術をもとに「minca」を発表。ブランド名は、代表の山﨑高裕氏が「革以外の素材を使わずに毎日の生活に寄り添うモノを作ろう」をモットーに、“みんな革でやる”をもじって名付けた。彼らの高い技術力を駆使して作られる「栃木レザー」は、国内の皮革製品のメーカーはもとより、世界の一流アパレルからもオーダーがくるほど評価が高い。まさに彼らこそが、「栃木レザー」＝高品質のイメージを確立したといえるだろう。「minca」の、自分たちの目で吟味した素材だけを使い、ハンドメイドで作られるアイテムはその独特の存在感でコアなレザーファンのみならず、多くの人々から支持を得ている。

■国産革最高峰の栃木レザーを引き立てる、極・シンプル
このボディバッグに使用した栃木レザーはヌメ革。揉み加工を施したオイルドシュリンクレザーだ。革が柔らかく、表面のシボは、より立体的。また、シボの大きさが部位によって異なるため、いろいろな表情を見せてくれる。革の表面には顔料などの染色を施していないため、自然な革の色とエイジングによる色艶の変化を思う存分楽しめる。裏地にはタンニン染めのピケ素材を使用。これも「minca」ならではの素材だ。ピケ織という織り方の綿100％素材で、イタリアから輸入したタンニンの粉末を生地に含ませて染めている。化学染料で染めるより時間も手間も何倍もかかるのだが、革と同じようにエイジングし、色味が濃くなっていく。元々、帆布しか取り扱っていなかったタンニン染め職人に頼み込んで作ってもらっている貴重な素材で、染めを京都で、洗いから仕上げまでを広島で行っている。このタンニンピケもエイジングするが、革に比べると変化は遅いのだとか。普通のレザーバッグよりも長く、そしてじっくりとエイジングを楽しんでいただだきたい。

■ベルト一本で接続。ポーチにもなる2wayでどこへでも
奇をてらわないデザインも「minca」ならでは。経年変化をダイレクトに感じられるように余計な装飾を一切省いたデザインにこだわった。日常に持つ物をまとめられるサイズ感を想定し、微調整を繰り返しながら、身につけていて邪魔にならず、それでいて容量もしっかりあるこのサイズにたどりついたという。バッグの裏側にベルトループを配し、ショルダーベルトをこのループに通せばボディバッグに。ショルダーベルトを外せばポーチとしてバッグインバッグのように使える使い勝手の良いデザインにも注目したい。ブラック、チョコ、タン、キャメルというレザーらしいカラーラインナップで、どれもファッションに取り入れやすい。散歩やちょっとしたお出かけ、これからの季節ならサイクリングといったレジャーにもオススメだ。身軽なコーディネートを楽しみたい日にガシガシ使って、自分だけのエイジングを楽しんでいただきたい。