【PAIKAJI】ボタンダウンアロハシャツ Whale Note

■ラフすぎない！ 大人で小粋な絶妙アロハ
わくわくする夏コーデの主役級アイテムといえば、アロハシャツ。今年こそ試してみたいと思いつつも、着こなすのが難しそう……と一歩踏み出せずにいる方も少なくないのでは？ 確かに、ダボッとラフに着るイメージが強いアロハシャツは、ともするとだらしない印象に映りやすい。だからこそ、アロハシャツならではの非日常感と開放感はそのままに、街中でもすっきり綺麗に着こなすには、選び方にコツがあるのをご存じだろうか。答えはズバリ、襟とシルエット。そして、この要諦をまさに形にし、上質な大人の夏カジュアルを叶えてくれるのが、今回ご紹介する「PAIKAJI（パイカジ）」なのだ！　ボタンダウンの襟と、楽でありながらも体にフィットするシルエットは、他のアロハシャツとは一線を画す洗練された佇まい。どことなく和の風情を感じる落ち着いた色と柄はどんなコーデにも合わせやすく、アロハ初挑戦の方にもヘビロテ間違いなしの一着になるはずだ。

■イタリア「ピッティ・ウォモ」でも称賛される世界的ブランド
「アロハを着ることで日常からエスケープできる。身に纏うことが“非日常”のリラックスになるようなリゾートウエアを作りたいと思ったのがはじまりです」。こう語るのは、1999年にPAIKAJIを世に送り出した吉田康秀氏だ。最高級の生地と南国らしい大ぶりなモチーフ、ドレスシャツをベースにした美しいシルエットなど、隅々にまで妥協なく作り続けることで、沖縄のいちブランドから世界的ブランドへと成長した。その評判は国内にとどまらず、沖縄のブランドとしては初めて、世界最大級のメンズプレタポルテの見本市「PITTI IMMAGINE UOMO」に出展したことでも知られる。ジャパンメイドのきめ細かな縫製は、折り紙付きだ。前ポケットや前立てなど生地の切り返しがある部分でも柄が崩れないように合わせていたり、身ごろの脇も巻き伏せ縫いで仕上げ着心地の良さを追求したりと、難度の高い製法を使用したシャツは、多方面から多くの称賛を集めている。

■アロハシャツの“カジュアルさ”×ドレスシャツの“きちんと感”
PAIKAJIのアロハシャツに独特の「らしさ」をもたらしているのが、前述したボタンダウンの襟とシルエットである。台襟付きなので、首回りは立体的で華やかに。シャツの裾も外に出して着たときに美しいシルエットが楽しめるよう、緩やかなカーブに仕立ててある。そう、PAIKAJIのアロハシャツには、ドレスシャツの製法が用いられているのだ。それゆえ、アロハシャツ特有のカジュアルさにドレスシャツのようなエレガンスが加わり、大人に相応しい品の良さを醸し出してくれるというわけだ。纏うだけで南国の空気が漂うこの生地は、ハワイなどの伝統的な布「Tapa(タパ）」に似せたドビー織物の「バニラン」。肉厚だが、凸凹した素材なので肌に密着する面積が少なく、着心地はサラリ。汗をかいても肌にまとわりつかないのが嬉しい。また、洗いこむほどに出てくるヴィンテージ感も見逃せないポイント。自分だけのシャツに育てる愉しさが、実に男心をくすぐる。

■楽しげなクジラ柄と抜群の着心地に心躍る！
“ホエールノート（クジラの音符）”と名付けられたこのアロハシャツ。渋い色味の生地に波柄が描かれ、浮世絵や江戸小紋のような雰囲気を醸すが、印象的なのは波間から現れるクジラたち。毎年冬場になると、繁殖や子育てのために慶良間諸島などに現れるザトウクジラの泳ぐ様子をデザインしたという。大海原の波間を元気に跳ねるその姿は、まるで五線譜の上でリズミカルに踊る音符のよう！　和の風情が漂う中、チラリとのぞく大人の遊び心がなんとも粋ではないか。カラーは、ネイビー、バーガンディー、ブラックの3色。落ち着いたデザインに加えて、襟がしっかり立つボタンダウンだから1枚で着てもラフになり過ぎない。すっきりと身体に沿うシルエットなので、サマージャケットのインナーにもおすすめだ。好きな音楽に心を躍らせるように、今年は纏った瞬間、晴れやかな気分になれるこのアロハシャツで、わくわくする夏へと旅立とう！