大人気のコインケースを生んだ“10年愛されるもの作り”
A4も入る大きめサイズなのに軽い!ムラ染めレザーのシンプルトート
■“あの”コインケースを生んだもの作りの精神
革を扱うファクトリーは数あれど、選ばれるブランドには必然がある。レザーブランド「LITSTA(リティスタ)」のもの作りに欠かせないのは“アートではなく、使うものたるべき”という信念だ。自分たちのステージの中でどんな使い手がどう使い、そのシーン、動きにまで思いをめぐらせる。同ブランドのアイコンともいうべき、大人気アイテム「レザーコインケース」も、その信念によって生まれた。小銭が整然と並ぶレトロなこの小銭入れは、そのキャッチーな見た目だけでなく、実は使いやすさに魅了される人が多い。使う人を考えぬくことで洗練された心地よさと新しさ。長く使えるいいものを選ぶという価値観が支持される今だからこそ、このブランドらしさが際立つ。
■革の変化を楽しむためのシンプルデザイン
「LITSTA」は皮革素材に魅せられたというデザイナーの佐藤祐樹氏、ディレクターの木村由香里氏が2010年にスタートさせた。かつて伝統工芸職人の街だった東京・御徒町を現代にあったものづくりの街にしようと立ち上がった施設[2k540]にアトリエを構える。シンプルな美しさとさりげない遊び心、ハンドメイドならではの温もり。そして機能性を兼ね備えたアイテムは、幅広い層にファンをもつ。今回藤巻百貨店初登場のこのトートバッグも同ブランドらしいアイテムだ。シンプルなフォルムに際立つ染めのムラ感が、このバッグ一番の“個性”。環境にもやさしい植物性タンニンのみでじっくりとなめした、やわらかなベジタブルタンニンレザーを使用している。ふわりとしたマット感は、ワックス加工を施しているから。革表面に傷が付きにくいとともに、使うほどに溶け込んで、深みのある色艶に変わっていく。
■実は軽量! デザインと使い勝手を実現する「秘密」
手に持つと、その軽さに驚くはず。しっかりとしたマチがあり、A4がラクラク入る大容量であれば、重さがかさむのは仕方がない。それを、革をやや漉き、シンプルな作りにすることで軽量化を実現。縫い合わせが内側にあるので糸がほつれにくく、長く使っていくことができる。ブランド名の由来は「Life Is The Stage To Act(人生は演劇の舞台である)」の頭文字から。「自分達のステージを最大限に愉しみながら作った作品で、多くの人の舞台をより素敵に彩りたい」という想いが込められたアイテムに、10年たっても愛されるための仕掛けがいくつも施されているのだ。
■すっきり無駄のない作りが持ち主を「しなやかな人」に
ブラック、レッドブラウン、サンドベージュ、サンレッド、シーブルーの5色をご用意。シンプルな作りだからこそ、自分らしい色選びでカジュアルはもちろん、スーツスタイルだってこなせるのも嬉しい。一枚革で中身をゆったりと包むように両脇を縫い付けたすっきりとしたデザインは、持ち手をどこか聡明に、そして豊かな印象にしてくれる。細めのハンドルはずれにくく、肘掛けにも肩がけにちょうどいい長さ。中のものを出し入れしやすいから動きに無駄がなくなる。ジュエリーを作る職人が手がけるワンポイントのプレートにもちょっとしたこだわりが…。真鍮製だから、使うごとにプレートにもエイジングが加わって使うごとに愛着が増す。変わり続ける今と10年後の自分。このバッグはその両方に寄り添う、唯一無二の存在になっていくだろう。
カラーバリエーション
使用イメージ
アイテム詳細
本体サイズ:縦30cm、横41cm、幅15cm
重さ:600g
仕様:インナーポケット1、ダブルファスナー
製造国:日本