≪限定15本≫SPQR×五十嵐威暢、これぞデザインの極致
clockからwatchへ――“地球”の名を冠した藤巻別注モデル
■SPQR20周年を飾る記念ウォッチが藤巻別注仕様で登場!
モノクロの文字盤の上を、スーっと流れるように動くブルーの針。途切れることのない滑らかな動きが心地良く、何度も時間を読みたいと思わせてくれる。その時計の名は、「earth watch」。国産腕時計ブランド「SPQR(スポール)」と、日本を代表するデザイナー五十嵐威暢氏のコラボにより生まれた逸品である。「五十嵐さんがデザインしたThe earthという置時計を腕時計に仕立てたものです。ウォッチ化の話は以前からあったのですがなかなか実現に至らず、SPQR20周年の節目に私の方から“このデザインを私にください”と掛け合いました」(SPQR代表・清水新六氏)。SPQR20周年のアニバーサリーモデルというだけでファンにとっては垂涎モノだが、今回はさらにその藤巻別注モデルを展開! 藤巻百貨店のためだけに作ったという、世界初の “洗える革”で仕立てたブルーのベルトも見逃せない。初回は白・黒文字盤合わせて「15本のみ」の限定生産。「SPQR×五十嵐威暢」が表現する、静謐な“時の流れ”にぜひ耳を澄ましてみてほしい。
■東洋のスイス“信州諏訪”から、世界最高峰のジャパンウォッチを
起ち上げから20年。SPQRは、諏訪精工舎(現セイコーエプソン)で幾多の商品企画に携わった清水新六氏が、東洋のスイスと呼ばれる信州諏訪の地に「時計企画室コスタンテ」を設立し生まれたブランドだ。創立時から掲げる指針は、“流行に左右されないこと”。あえて時代に乗り遅れることで普遍性を意識し、年を経るごとに愛着の沸くデザインを追求。国内での小ロット生産にこだわり、隅々にまで情熱を注ぎ込む丁寧なものづくりを貫いてきた。SPQRと五十嵐氏との出会いは15年ほど前のこと。「五十嵐さんがデザインしたJR札幌駅コンコースの駅時計をウォッチ化してほしいと、ご本人から直接声を掛けていただいたのが始まりです」(清水氏)。その後も、24時一本針を搭載した「デュアルタイム12+24」や、札幌駅南口外壁にある「星の大時計」をモチーフにした「sapporo star watch」など、多くの作品を共に生み出してきた。「The earthは、実は五十嵐さんも以前からウォッチ化を熱望していたアイテムなんです。お互いに“やっと念願が叶った”という気持ちです」と語る。
■SPQRならではのアプローチ。「地球」から「腕時計」への変遷
五十嵐氏が1987年にデザインした「The earth」(写真左上)。本体部分は“海”、透明なドームで覆われた文字盤は“大地”を表しており、面積の比率は海:大地と同じ7:3でデザインされている。特徴的なのが、地平線のように文字盤をまっすぐ貫くブルーの秒針だ。秒針が秒針を追いかけるようなユニークなデザインは、思わず時の経つのを忘れて見入ってしまう。ウォッチ化においても「この天秤針は忠実に再現したかった」と清水氏。また、「“地球”という名に相応しく、クリーンエネルギーである機械式ムーヴメントを搭載しました。クロックでは1秒ごとに針が進むステップ運針が一般的ですが、本品では滑らかなスイープ運針を取り入れ、地球の自転やスムーズな時の流れを表現しています」。風防のサファイヤクリスタルは、ケースと一体感が出るようにアール形状に加工。竜頭は地球をイメージした球体で、至る所に曲線を意識したデザインを取り入れている。インデックスのアラビア数字はできる限りサイズを絞り、従来のデザインを踏襲。裏蓋をスケルトンにするなど、時計好きのツボを押さえたディテールもたまらない。
■世界初の洗える革or初出の最上級レザー。究極の二択に答えよ
白/黒の文字盤に組み合わせるのは、2種類のレザーベルト。1つめは“fujimaki blue”の別注ベルトだ。デニムのリアルな風合いを再現した革は、静岡の革職人の手により一つ一つ手作業で作られたもの。軽くて柔らかな手触りながら耐久性・撥水性に優れ、世界初の「水洗いできる革」として特許も取得している。使い込むほどに風合いが増し、“デニムからレザーへ”と移り行く経年変化も必見だ。また、ヴィンテージデニムを思わせるイエローステッチにも遊び心がチラリ。オンオフ問わず、着けるだけで“腕時計上級者”の雰囲気を醸してくれる。2つめは、宮内庁へも馬具を納める国内屈指の馬具メーカー「ソメスサドル」による革ベルト。ブルーの秒針がぐっと引き立つブラックは、スーツやジャケパンにもビシッとハマる。国産の某高級車シートにも使われる最上級レザーを使用しており、「このベルトが世に出るのは今回が初」と清水氏。しなやかな風合いの革は、手元に大人の色気を宿してくれそうだ。遊びが効いたブルーか、硬派なブラックか、あなたが選ぶのはどちらの「地球」だろうか。
■彫刻家・デザイナー 五十嵐威暢氏プロフィール
北海道滝川市生まれ。多摩美術大学卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。グラフィックデザイナーとして活動していた1970年代半ば、アクソノメトリック(透視)図法によるアルファベット作品を発表し、世界的に注目される。千葉大学、UCLAで教鞭をとったほか、多摩美術大学第9代学長を務め、現在、同大学名誉教授。
代表作はニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、世界40カ所以上の公立美術館に永久保存されている。外務大臣表彰、勝見勝賞、毎日デザイン賞特別賞、IFデザイン賞、グッドデザイン賞など受賞多数。
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カラーバリエーション
ディテール
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地平線のように伸びるブルーの秒針
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異彩を放つ透明の裏蓋
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機械式ムーブメントを搭載
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黒革ベルトの裏には「SOMES」の刻印
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黒革ベルトはU字三つ折れバックル仕様
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遊び心ある藍色ベルト藤巻別注カラー!
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デニム調レザーは観音開きバックル仕様
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専用ボックスに入れてのお届けです
使用イメージ
アイテム詳細
ケース:ステンレススチール/スケルトン裏蓋
ガラス:球面サファイアガラス
文字盤:白/黒 全面印刷
防水:5気圧防水
駆動時間:約42時間
精度:日差±35秒
バンド:SOMES製ブラック国産高級車シート革バンド/U字三つ折れバックル、デニム調レザー/観音開きバックル
ケース外径:Φ37mm
ケース厚み:11.6mm
重さ:55g
重さ(化粧箱+時計本体):322g
生産国:日本
デザイナー・五十嵐威暢氏の代表作
画像の左上から、
1.MoMA ポスターカレンダー(1984〜1991)
2.多摩美術大学 ロゴ(1995)
3.Dragon Spine(2004)
4.札幌駅コンコース時計(2006)
5.MoMAトランプ(1993)
6.EXPO '85 公式ポスター(1982)
7.MoMA ショッピングバッグ(1992)
8.Untitled(2003)
9.札幌駅 星の大時計(2003)
10.響(サントリーホール 1986)
右の写真が今回の時計のデザインの元となった「The earth」です