【Qui boon】歯ブラシ

■毎日使うものだから。デザインも機能もこだわった一本を
人が一生で歯磨きに費やす時間は、およそ204400分（約142日） だという。決して短いとは言えない人生の“歯磨きタイム”。その時間を、「少しでも気分良く過ごしてもらえたら」という思いから誕生したのが、今回初登場となる金沢発のブランド「Qui boon（キブン）」だ。心が弾むようなカラフルな歯ブラシは、まるでミュージアムショップにでも並んでいそうなアートな雰囲気。「でも、歯ブラシはやっぱり機能性でしょ」と思ったアナタ、その点もご心配なく。実はこの歯ブラシ、歯科医師が設計した“歯医者さんのお墨付き”なのである。デザイン性と機能性、どちらか一方に特化した歯ブラシならば珍しくないかもしれないが、その両方を兼ね備えたものとなると話は別。近所のドラッグストアでは決してお目にかかれない、“ちょっと特別”な歯ブラシを手にするワクワク感も、なんだかイイ。

■歯科医院向け歯ブラシから始まった「Qui boon」
「Qui boon」を手掛けるのは、1981年創業の株式会社ホクビ。もともと歯科医院向けの歯ブラシを製造していたという同社が、一般向けの歯ブラシを開発したのは2015年のこと。「ある日、何百種類とある商品の中で、歯科医院から何度もリピート発注が来る歯ブラシがあることに気づきました。実際に使ってみると、とても使いやすく、歯がツルツルになると社内で評判に。ならばこの歯ブラシをベースに、デザイン性あふれる一般の方向けの商品を作ってみよう！と思い立ったのがはじまりです」（代表取締役・金本清嗣氏）。歯科医が設計に携わったという本品は、人間工学に基づき開発されたハンドルと、軽いブラッシングで汚れが落ちる“高精度ラウンド加工”を施したブラシが特徴。実際に磨いてみると、ハリがありつつも歯や歯茎に負担をかけない優しい磨き心地がクセになる。「歯ブラシにはこだわりあり！」という人も、ぜひ一度この感覚を体験してみてほしい。

■アートの本場も認めるカラフル＆ポップなデザイン
「表からも裏からも楽しめるように」と、クリアなボディに描かれたグラフィカルな図柄たち。実はそのプリント技術にも同社のこだわりが隠れている。「水回りで使っても図柄が剥がれにくいよう、独自に開発した技術を用いています」と金本氏。特許も取得したという特殊技術でプリントされた模様はやや凹凸感のある仕上がりで、指先に触れる感触も心地よい。ドットやストライプといった幾何学的な模様が印象的な「Basic」「Midy」「Twist」の定番ラインは、富山を拠点に活躍するグラフィックデザイナー宮田裕美詠さんがデザインを担当。モダンアートを彷彿とさせる「NY」は、ニューヨーク在住のデザイナーとのコラボアイテムで、2017年にニューヨークで開催された「第45回国際エミー賞」のVIP用ギフトにも選ばれ話題に。アートの本場も認めたデザインをデイリーユースする、そんなエッジの効いた遊び心は、雑貨好き・アート好きの心をくすぐるはず！

■ハッピーな歯磨きタイムをプレゼントに
歯ブラシのカタチは大きく分けて3種類。最もオーソドックスなのが、男女問わず扱いやすいサイズ感の「Basic」。コンパクトヘッドで小回りのきく「Midy」は、口の小さな女性やキッズ向けのラインだ。「Twist」と「NY」は、2種類の毛材をらせん状にねじった“ツイストエッジ”毛を使用しているのが特徴で、「より細かな部分まで丁寧に磨きたい」という人や、オーラルケアに悩みを抱えている人にオススメ。もちろん、「コレが好き！」と直感で選んでもいい。服を着替えるように、その日の気分で歯ブラシを替える、そんな楽しみ方もできそうだ。家族や夫婦で色違いを揃えれば、サニタリールームもぱっと華やぐはず。オシャレなパッケージ入りで、プチギフトやお配りギフトとしても重宝しそう。一日の歯磨きタイムをハッピーな時間に変えてくれる、ちょっぴり新鮮な“歯ブラシギフト”。手渡す時には、「一生のうちで、歯磨きに費やす時間はね……」なんて切り出してみては？