型崩れせずにお札100枚、コイン50枚が入る!
元・建築家が生んだ、大容量の「長財布」
フタと底を上下に開け閉め!
“マチ幅、伸縮自在”の画期的・長財布
一枚の革を畳み、丸めて、包み込む。そんな自由な発想から生まれる革製品ブランド「m+(エムピウ)」。元・建築士の村上雄一郎氏が手掛けるデザインは、従来の革製品にはない形や風合いが特徴的だ。
そんな村上氏が開発したのが、「お札100枚、コイン50枚が入る長財布」。ただし、この財布の秘密は、それだけではない。
“たくさん入る”という条件だけなら、マチを広くとれば解決できる。しかし、村上氏はそれだけでは満足しなかった。
「マチを広くとると大量に入るけれど、中身が少ないときはスカスカになってしまう。中身が多くても少なくてもピタッとハマる、そんな財布にしたかったんです」(村上氏)。
試行錯誤を重ねた末にたどりついたのが、フタと底がそれぞれ開閉でき、外側に差し込むという形。
中身が少ないときは薄くコンパクトに、たくさん入れるときは厚みに沿ってマチが拡がり、たっぷりと収納することができる。フタと底の幅が中身の厚さに応じて変わるので、型崩れしないのがうれしい。
たくさん入れても、中身が少なくても
常に美しいシルエット
お札が100枚、カードが45枚、小銭は硬貨各種を10枚程度ずつ入れられる。すぐにたまりがちなカードもすっきりしまえるのがうれしい。
「初めて購入される方の中には『フタも開いちゃうと、中身が落ちてしまうでしょ?』と心配される方もいます。購入された後、しばらくしてから『落ちなかったよ!』とご連絡をいただくこともあります」と、村上氏は笑う。
革同士の摩擦がストッパーの役目を果たし、普段はしっかり閉まった状態をキープ。しかし、中身を出し入れするときはすんなり開けることができる。革の種類や厚み、カッティング、縫製など細部に至るまで微調整を重ねて生み出された絶妙なバランスによって、「開けやすく、開きづらい」という矛盾する条件を見事にクリアしている。
日々触れることで変わりゆく表情
これぞ、革製品とつきあう醍醐味
革は、艶と深みが増しやすいといわれているイタリアのタンニンなめし革「ミネルバリスシオ」を使用。
村上氏は素材の調達も自ら行う。「皮革の見本市に出かけていき、気に入ったものを見つけたらその場で仕入れ交渉します。最初の頃は鼻で笑われて相手にしてもらえないこともありました(笑)」。
m+の使用する革は色によって日本製とイタリア製の2種類あるが、いずれも植物タンニンでなめした天然皮革。日々触れることで革がしなやかになり、光沢が生まれる。
「エイジング期間が比較的短い革を使用しているため、数カ月から1年程度で味が出ます。ただ、汗の成分の違いによるものなのか、人によって艶の出かたが違うのが面白い」(村上氏)。使い手、そして使われ方によって異なる表情が生まれる。そんな革製品の醍醐味を堪能したい。
建築から革へ。異色の経歴が生む、斬新なデザイン
m+代表のデザイナー・村上雄一郎氏は、実は建築業界出身。大学卒業後、一級建築士として働いた後、イタリア・フィレンツェに渡り、革製品づくりを学んだという異色の経歴の持ち主なのだ。
「現地の職業訓練校に通い、パターンやデザイン、縫製を学びました。帰国後もしばらくの間は先輩の建築事務所を手伝いながら、休日にバッグなどをコツコツ作るというような生活をしていた。平面を立体化していくという過程は革製品づくりと建築はよく似ています」(村上氏)。既成概念にとらわれない自由な発想と飽くなき探究心。それがm+のレザーアイテムの“面白さ”を生み出す。
全2色展開
カラーは2色。栗の木という意味を持つ濃いこげ茶色の「CASTAGNO(カスターニョ)」、少しだけ緑がかったブルーの「ORTENSIA(ブルー)」を用意している。
カラーバリエーション
アイテム詳細
素材: ミネルバリスシオ[イタリア製タンニン鞣し革]
重量: 220g
製造国: 日本
※革そのものの魅力を活かすため、色止め加工等はほとんど行っておりません。使い始めや湿気の多い環境では、色移りがしやすいのでご注意ください。お使いいただくうちに移りにくくなってまいります。
アイテムサイズ
縦: 9.5cm
横: 18.8cm
厚み: 3.0cm
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