こんなのありえない!ホーウィンに別注したネイビーのコードバンに、ブライドルレザーの内装を備えた、最高に贅沢な長財布
CENTENA初の財布を開発! 共創相手はやっぱり二宮五郎商店でしょう!
藤巻百貨店の知見やノウハウを100%活かしたブランド「CENTENA」で、究極の財布を作ろう——。CENTENAでは初となる財布の企画にあたって、「最高峰の財布を目指すなら、共創相手はここしかない」とプロデューサーの中村亮が白羽の矢を立てたのは、東京・墨田の二宮五郎商店。世界最高の革を扱える信頼、レザーアイテムの歴史と技を熟知し尽くす職人、常に新しいものを生み出す革新性。それをすべて持ちあわせる二宮五郎商店によって、間違いなく最高の財布が完成した!
ホーウィンのコードバンを色別注。CENTENAだけのネイビー×イングリッシュブライドルレザーの特別モデルに!
二宮五郎商店といえば、アメリカ・ホーウィン社のシェルコードバンを使ったアイテムがあまりにも有名で、息を飲むほどの超一級のクオリティを誇る。ここはやはり二宮の十八番であるシェルコードバンで作りたい、しかも特別なモデルで! …と夢想していたところ、なんと本当にオーダーカラーで染めたコードバンを作ってくれることに! リクエストしたのは、これまでのネイビーよりも少し明るい「別注ネイビー」。ブルーの妙味がさらに味わえるコードバンジップウォレットの誕生だ!
さらに代表の二宮眞一さんの提案で、今最も注目しているという英国・セジュウィック社のブライドルレザーを内装に組み込んだ。外は別注コードバン、開くと中はブライドル。これほどまでにスペシャルなレザーを一挙に持てる贅沢な財布が、今まであっただろうか? 地上に存在したことのなかった特別なモデルを、今こそ手にしてみたい。
コードバンをフルに味わうための、この形。
財布の形は、ラウンドファスナー長財布。二宮の「グランマスタージップアラウンドウォレット」を踏襲した、ブランドの哲学が注ぎ込まれた最高峰のモデルである。キャッシュレス決済が進んだ今、大きな財布を持たなくてもよくなってきた。しかし、贅沢な風格と利便性を求めるのであれば、このモデルでなくてはならなかった。財布が大きくても小さくてもいい世の中だからこそ、あえて存在感のある長財布を選ぶ。何よりもこの財布には、革の魅力をフルに堪能できる満足感がある。これは小さい財布では決して得ることができない性質のものだ。
これが一番!の呼び声高い、ラウンドファスナータイプの使い心地
ジップを開けると、驚きの光景が目に飛び込んでくる。内装は普通、牛革のスムースレザーなどを貼るものだが、その代わりにブライドルレザーを使用したことでこの革特有の「ブルーム」がお目見えする。革好きにはたまらない瞬間だ。堅牢なブライドルを使っていることも手伝って、芯地などは一切使わない総革モデルとなった。
12のカードが入るポケット、ファスナー付きの小銭入れスペース、札を折らずに収納する部分などが盛り込まれた仕様で、現金やカードの出し入れにはこのタイプほど見やすく出し入れしやすいものはない。収納に無理がないことから生まれる余裕の使い心地こそ、現代でもラウンドファスナー長財布が強く支持される理由のひとつである。
外側のファスナーにはYKKの最高峰モデル「エクセラ」を使用した贅沢仕様で、メタルのきらめきやファスナーの走りにえも言われぬ快感がある。引き手はCENTENAがオリジナルで製作したロゴ入りで、大ぶりの四角形と指にかかるカーブに特徴あり。持ちやすく、ファスナー開閉もしやすく、クルクルと回ることもないのでストレスフリーで使える。
コードバンとブライドル。米英の2大ビッグレザーをこの財布ひとつで堪能
そして、今回最も重要なのが革だ。アメリカのホーウィン社は米国屈指の老舗タンナー。1905年にシカゴで創業し、1世紀以上ものあいだレザーを供給し続けている。特に名声を高めているのが「シェルコードバン」で、その独特の風合いや光沢、エイジングの美しさで多くの人々を虜にしている。コードバンは馬の革で、馬の臀部にある真皮層という密度の高い部分をなめし、オイルを含ませて仕上げる。馬一頭からわずかしか取れないことから高額で希少性も高く、また牛革とはまったく異なる質感やツヤを持っているため「革のダイヤモンド」とも呼ばれる。この革を使ったアイテムは、二宮五郎商店の十八番として有名だ。しかし…。
「実は近年、馬の体格の問題からか、大きなサイズのコードバンレザーが作れなくなっています。コードバンの革は『メガネ』の形で知られていますが、その半分、片方のお尻のサイズでしか入ってこない。元々希少だったものが、年を追うごとに超希少になっているのです」と二宮さん。そして、今回の財布のように大きな面で取るには、入荷したコードバン一枚をほぼすべて使うのだとか。つまり一枚のコートバンで一個しか作れない。いかに贅沢な財布かおわかりいただけるだろうか。
さらに、ホーウィンのコードバンを色別注なんて他ではほとんど聞いたことがない芸当を成し遂げてしまったのが今回の財布。オーダーから最短で8か月もの時間をかけてようやく届く上に、革の一枚一枚が材料とは思えないほどに超高級品だ。やや濃淡のあるブルーは、ひとつひとつ表情が異なる一点もの仕上げ。その時々のネイビーカラーを楽しんでほしい。
財布を開けるたびに高揚感が訪れる! 「セジュウィック」のイングリッシュブライドルレザー
内装のブライドルレザー(牛革)は、イギリス第二の都市・バーミンガム近郊にて1900年に設立された老舗タンナー「セジュウィック社」のもの。非常に高い品質を誇る同社のレザーは、英国王室や有名騎手が使用するなど数多くの信頼性への実績を持つ。騎手の安全を守るために開発されたブライドルレザーは、特に高い耐久性と堅牢度が追求され、擦り上げた銀面に蜜蝋を含んだ特殊なオイルを丹念に何度も浸透させていく。これにより、タフで水に強いだけでなく、しなやかさと美しいツヤ・輝きをも兼ね備える。質実剛健ながらもどことなく漂う高級感が魅力だ。
このクラスの革を外からは見えない財布の内側だけに使うのは、普通はありえない。しかし見えない部分にこそこだわりを発揮する二宮のマインドがこの革の起用を選んだ。かくして、財布を開けるたびに革好きなら高揚感が湧くまたとないモデルが誕生した。他の誰に見せるためでもなく、自分の気分が高揚するためだけにこんな仕様があったっていいじゃないか!
ブライドルレザー最大の特徴とも言えるのが、表面に現れる白い粉状の「ブルーム」だ。ブライドルレザーはなめしの工程でたっぷりとロウを含ませるため、時間が経つと革の表面にロウが浮き出てくる現象が起こるのである。ブルームは気にせずそのまま使っても差し支えないが、衣服への付着などが気になる場合は、ブラシや柔らかい布などで拭き取り、なじませてもOK。やがて白い粉は消え去り、使用し続けることでブライドルレザー特有の鋭い光沢が出てくる。この革ならではのエイジングを、ゆっくりと味わっていこう。
職人の共創D2Cブランド「CENTENA」とは?
「CENTENA」は、強い絆で結ばれた職人・クリエイターと共に「共創プロダクト」を提案する、藤巻百貨店の運営会社によるオリジナルブランドだ。
それぞれの職人の強みや、技術力の高さを知りつくしたスタッフが、藤巻百貨店10年の歴史の中で培ってきた顧客データをかけ合わせ、一流の職人・クリエイターと共に「斬新な発想力」×「日本の職人技」で世の中で永く愛され続ける確かなものを提供。
「最高品質×洗練デザイン×真の心地よさ」を追求しながら、スタイリッシュかつ機能的なアイテムで、大人の“欲しい”をカタチにしている。
手掛けるアイテムは毎回大きな注目を集め、素材・モノづくり・デザインにこだわり尽くした逸品たちは感度の高い大人たちから高い評価を得ている。
革新を続ける職人集団とともに共創
二宮五郎商店は、東京の向島で1946年に創業した老舗の革工房。選び抜かれた至高の素材、その魅力を最大限に引き出すシンプルで使い勝手の良いデザイン、それを見事に形にしてみせる熟練の職人技を駆使し、革好きの間では知らぬ者はない「革の名手」とも呼べる特別な存在として君臨する。新たに製造するアイテムは、最低でも半年は二宮さん自らが実際に使用し、気になる箇所をミリ単位で改善してから製品化する。そんな真摯な姿勢と誠実な仕事ぶりから生まれる珠玉のアイテムたちは、今日も世界中の革愛好家を魅了し続けている。
世界に誇る二宮五郎商店の職人達。最高の一生モノに仕立てる「手と技」
追求し続けているのは、ベーシックでありながらクラシックな「本物のデザイン」。そして、本当に良いモノは、職人の“手”からしか生まれないという考えのもと、二宮の職人たちは一人一人が全工程を担える技術を有している。中でも工場長の赤羽弘さんは先代の頃から在籍していて、墨田区の「伝統的手工芸技術者※」として表彰もされた超ベテラン。彼のつくる製品には、誰にもマネできないオーラのようなものが漂う。今回の財布も赤羽さんを筆頭に、現代最高峰の革職人たちが威信をかけて製作している。
※伝統的手工芸品の製作に概ね40年以上従事し、技術の伝承等を通じて地域産業の振興に寄与した人に贈られるもの。
アメリカ、イギリス、日本の職人たちが作り上げた頂点が、これだ!
「自分たちのことを『高級な鮨屋』のようだなと感じていて、高級なネタを使いたいんですよ。それがいい仕事といい結果を生む。そして、最高の鮨には最高の酒を合わせたくなる。この二つのレザーは、まさにそんな感じでしょう?」と二宮さんは今回の財布を評価する。また、シンプルに材料を使いこなすことと、使い続けた先に出てくる革の味わいを楽しむことは、それぞれ日本の侘び寂びにも対応している気がするとも。アメリカが誇る革、イギリスの魂のような革、そして日本の職人技術。三者が交差してできあがったこの財布を、最高峰と呼ばずして何を呼ぼう。ここでしか手に入らない最高峰の逸品に、ぜひ出会っていただきたい。
超希少な別注ネイビーレザーゆえ、一度完売すると次回入荷は全くの未定。気になる方はお早めに!
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
※本製品は独特な革の風合いを活かすために、顔料で小傷やしわを隠すことはしておりません。上質なホーウィンレザーならではの自然な風合い、感触をご堪能ください
素材:(外装)ホーウィン社シェルコードバン(内装)イングリッシュブライドル セジュウィックダブルバッツ
本体サイズ:W20×H9.6×2.6cm
本体重量:250g
外装サイズ:W22×H12×D3.5cm
仕様:札入れ×2、カードポケット×12、ファスナー付き小銭入れ×1、フリーポケット×2
製造国:日本