ひたすらに線のカットを施した異彩の江戸切子。国産最高品質クリスタルの輝きとともに、酒の味わいをさらに引き立てる!
【初回各3点限定】
線だけで構成されたスタイリッシュ江戸切子!
表面におびただしいほどの線、線、線。見続けているとゲシュタルト崩壊を起こしそうなこのグラスは、江戸切子における線表現を追求し続ける職人、石原圭悟氏による作品。覗き込めば模様の映り込みや反射によってきらびやかな万華鏡の世界が繰り広げられているが、それがほぼ線だけで構成されているのが驚き。単純なカットの連なりでこの世ならぬ姿を映し出す江戸切子の特徴を、鮮やかに浮かび上がらせた快作によって、またひとつ酒を飲む楽しみが増えてしまいそうだ。
多数の受賞歴を誇る新時代のホープ!
石原氏は2022年の江戸切子新作展において、大物花瓶「千筋」で東急プラザ賞を受賞。2023年の同展でも「重力の井戸~銀河~」で江東区議会議長賞を射止めた。職人歴わずか数年での栄冠は、石原氏の名を一気に知らしめるに十分な実績だった。
ガラス工芸の街・蒲田の「東亜硝子工芸」に所属する石原氏。前職は建設の施工管理をしており、まったくの異業種から江戸切子職人に転身した。ものづくりが好きで、手で作るものを仕事にしようと選んだのが、外観に一目惚れした江戸切子だったという。「キレイなものよりも、面白いものが作りたいですね。ひと目見て驚きを与えられるような江戸切子を」と語るとおり、過去にはほぼカットなし、映り込みだけで江戸切子の魅力を伝えた「酒楽」を発表している。そして今回の「純」も、そのラインにいるグラスである。
単純な線だけで、これほど目を見張る作品になるのか!
大物「千筋」で全面に描いた縦線模様を踏襲し、グラスに転じたのが今回の「純」。「縦線は一番単純なカットのひとつ。それを構成の工夫で面白くしたかった」という意図どおり、ひとつひとつのカットはシンプルなのに、大きさを変えて集合させると非常にユニークで驚きに満ちたグラスとなったのが本作だ。シンプルな線の構成なので華美すぎず、むしろ全体としては凛とした芯の強さのある表現が印象的。
石原氏は無類のお酒好きで、自身の作品はすべてお酒を飲むためのものを作りたいと考えているほど。真にお酒を味わうには色や香りの要素も感じ取りたいと、無色の透きガラスか、控えめな黒の青墨を選んでお酒の色を楽しめるようにした。上に広がる形は香りを立たせる効果もある。ガラスの中でも最上級の質感を誇るカガミクリスタル製のクリスタルガラスのきらめきもそこに加わり、お酒を堪能するに絶好のグラスが誕生した。
上から覗き込めば、本当に万華鏡を見ているかのような錯覚に陥る。抜群の精度でピタリと同じ形に揃えられた縦線と、カットの後に残した線が、夢幻の世界に誘う。
お酒の隣が最も似合う。酒好きのためのグラス
クリスタルガラスの繊細な輝きをカットによってさらに引き出した様子は、まるで美術品のよう。だが、臆することなく使って欲しいと石原氏は言う。酒好きが作る酒好きのためのこのグラスは、お酒を注ぐことで完成するからだ。ウイスキーの色や、液体を注ぐことでまた変わる表情を愛でながら、一人で飲む時間を慈しんだり、大切な人と過ごすひとときを楽しんでほしい。
プロフィール
石原 圭悟
2018年 東亜硝子工芸 入社
2021年 全国伝統的工芸品公募展 若手奨励賞
2022年 江戸切子新作展 東急プラザ賞
2022年 伊丹国際クラフト展 入選
2022年 北近江サケグラス公募展 入選
2023年 江戸切子新作展 江東区議会議長賞 受賞
カラーバリエーション
アイテム詳細
素材:クリスタルガラス
サイズ:口径82mm×高さ96mm
容量:約300ml
発送に関しまして
発送:ご注文後、2.5ヶ月ほど
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