「普遍」の中に少しの「ウィット」がある
スモールセコンドが魅せるクラシカルフェイス腕時計
■このバランスを待っていた!
ダイバーズウォッチもクロノグラフもかっこいいのだが、男たるもの1本は持っておきたいのがシンプルな3針腕時計。遊びやビジネスなどの日常から冠婚葬祭まで、シーンを選ばずに使えて頼りになる存在だ。「SPQR」から新たに登場したのはまさにそんな腕時計。シンプルでいてクラシカル、そしてスモールセコンドが特徴的で、時代に流されない腕時計が欲しいが、バーインデックスのみの文字盤ではちょっとシンプルすぎて……なんてお考えの方にはぴったりのモデルではないだろうか。もちろんムーブメントは手巻付自動巻。長く付き合える相棒たる腕時計探しているなら、絶対におすすめしたい。
■東洋のスイス“信州諏訪”から発信する国産腕時計
“Superiore Precisione Qualita Riservato”。「卓越した精緻さと品質を約束します」、というイタリア語が由来のブランド名通り、上質な国産腕時計を生み出し続ける「SPQR(スポール)」。諏訪精工舎(現セイコーエプソン)で幾多の商品企画に携わった清水新六氏が、2000年、東洋のスイス と呼ばれる信州諏訪の地に「時計企画室コスタンテ」を設立し、立ち上げたブランドだ。今や時計コレクターの中では知る人ぞ知る存在となったこの国産時計ブランドが設立から掲げる指針は、“流行に左右されないこと”。あえて“時代に乗り遅れる”ことで普遍性を意識し、年を経るごとに愛着の沸くデザインを追求してきた。国内での小ロット生産にこだわり、隅々にまで情熱を注ぎ込む丁寧なものづくりの姿勢を貫いている。
■SPQRの名作を踏襲したフェイスに「小さな秒針」
今回の腕時計は、クラシカルかつシンプルなフェイスで気品を感じさせるSPQRの名モデル「THE SPQR」の文字盤がデザインのベースになっている。オリジナルで起こしたというレトロなアラビア数字は「もう何年も使っていますが、いつ見ても新鮮に写る『見飽きない』数字です」(清水氏)。まるでアンティークの懐中時計のような顔つきで、時代を超えて愛される趣きがある。そしてそこに、最大の特徴であるスモールセコンドが文字盤に搭載される。本体とはまた違ったフォントの数字が大きく描かれ、すこぶる視認性が高い。普遍的なスモールセコンド腕時計ながら、「SPQRが作るとこうなる」という絶妙な味付けが感じられ、他の腕時計とはちょっと違った独自の魅力がそこにたたずむ。
■こだわりの革ベルトがさらに時計を昇華させる
ベルトにはSPQRの「王道のコンビ」であるソメスサドル製のベルトを装着。馬具を作っているソメスサドルならではの分厚いブライドルレザーがとても男らしく写る。ホワイトとネイビーには新たに開発したカラーである「トワイライトブルー」が付き、ややグリーンがかった深みのあるそのブルーは経年変化が楽しみ。スーツにも合わせるなら、ブラック文字盤×ブラックベルトのソリッドさを求めたい。「甘くない男」といった印象の組み合わせながら、レトロな数字がチャーミングにも思えてその対比がまた魅力的に写りそうだ。SPQRとともに、新たな「時間との付き合い方」を始めてみよう。
カラーバリエーション
ブラック
針:ホワイト、革ベルト:ブラック
ホワイト
針:ブルー 革ベルト:トワイライトブルー
ネイビー
針:ホワイト 革ベルト:トワイライトブルー
ディティール
使用イメージ
アイテム詳細
ケース材質:ステンレス・スチール
防水性:10気圧防水
風防:内面無反射コーティングサファイアグラス
裏蓋:ステンレススチール
ケース外径:φ36mm
厚さ:12.2mm
重量:70g
ムーブメント:国産 手巻付自動巻スモールセコンド 24石
時間精度:日差-25秒~+35秒
バンド:SOMESブライドルレザー×ドイツ製SSバックル
原産国:日本
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