【新色が登場!】仙台発、レザースニーカーの最新形
履き心地は軽く、エイジングは美しく
■ビジカジ使えるレザースニーカーの「いま」
ビジネスで履くのは革靴、普段履きはスニーカー。そんなすみ分けに一石を投じる「レザースニーカー」の存在は、スニーカーの柔らかさとビジネスでも使えるスマートさで、ジャケパンで仕事をする方々から大きな支持を得ている。だが、いざ選ぼうとするとスポーツブランドのロゴが目立ちすぎたり、ちょっと想定年代が高いデザインだったりと、意外に自分にフィットするものは少ない。今回の「SOJI」は、そんな方々を念頭に開発されたレザースニーカー。一目見てわかるのは、他とは一線を画す革の上質さと使いまわしのきくデザイン。特に、とんがりすぎず丸すぎない形のトゥ(つま先)は、2000年代はじめに一世を風靡したロングノーズ、そこから揺り戻すように丸みを帯びたアメリカンな形が流行した後の、普遍的な形。「そう、このくらいがいいんだよ!」と思う方は多いのでは。時代に流されず、いつまでも使い続けられるものを良しとする「僕ら」世代にふさわしい、新たなレザースニーカーの到来をSOJIが告げている。
■70年靴に携わり、満を持して送り出したブランド
SOJIとは、三十路、四十路、五十路と歳を重ねても使い続けられるレザースニーカーを意識して名付けられた。作ったのは仙台にある靴の専門卸会社「ヒロセ」。創業から70年以上、靴を扱い続けた老舗だ。名だたるシューズブランドを展開しつつも、卸売だからこそできることは? と模索しながら自社ブランドの開発に踏み切った。プロデュースをした同社代表取締役社長の菅井伸一氏はSOJIの前段階で靴作りそのものを勉強したという。「そこで気づいたのは、靴を直してまで履きたいという人々の多さ。履きつぶすのではなくて、ずっと使い続けたいという気持ちに寄り添いたいと思ったんです。だからまず、社内に靴の修理ができる工房を作りました」。修理を請け負えば、靴がどのように履かれて、どのような靴が長く愛されるかがわかってくる。そういった実績をすべて投入したのがSOJIというわけだ。2018年4月リリースのまだ新しいブランドだが、東北をはじめとする名だたる地場の靴店を中心に置かれ、ジワジワと世に浸透しつつある。
■肝になるレザーは、質感と色にこだわり抜く
長く愛されるには、使い続けられる強さと、経年変化による味わいが出るレザーを使わなければ意味がない。そこでヒロセでは自社でオリジナルレザーを作ることに。北海道産の上質な仔牛の革を兵庫県姫路市のタンナーでなめし、強度を保ちながらも軽くて柔らかいという特性を持ったキップスキンレザーを開発した。色だしのテーマは「日本の色」。「ひとくちにブラックといっても様々なトーンがあります。日本で黒といえば『墨』の色だなと、三重県鈴鹿市で生産される『鈴鹿墨』を混ぜてマットな質感の黒にしました」(菅井氏)。ネイビーはもちろん藍。実際に少し藍を混ぜており、染物やデニムの「ジャパンブルー」を意識した。ブラウンは飴色。やや明るめの茶が少しづつ濃くなっていき、もっともダイナミックな経年変化を楽しめるカラーだ。これらを靴の前方と後方で色が異なるバイカラーにしたのは、東北古来の仕事着を意識してのこと。部分的に使われるスエードはなんと、革の銀面付きをわざわざ裏面で使用した贅沢なもの。強度と質感に優れ、こちらも履き倒したときの変化がたまらない。
■美しさと履きやすさを生む形状。ソールは東北大学と開発!
日本人の足は長い間「甲高幅広」と言われてきたが、実は現代人はどんどん薄くて細い足になってきている。それを鑑みて、SOJIではオリジナルのラスト(木型)を作製。履いて心地よく、そしてシーンを選ばずに使える美しさを求めた。先述のトゥの形や、海外ブランドに比べて小さく作りこまれたかかとはそれがもっとも表れているポイントだ。履きやすさの極めつけは、東北大学大学院工学研究科堀切川・柴田研究室/山口研究室と共同で開発した最先端の軽量ソール。工学的に歩行しやすい形や溝を研究し、イタリアのラバーソールブランド「EXTRALIGHT」にオーダー。26.5cmサイズで片足約340gという、一般的な革靴に比べると驚異の軽さを誇り、長時間歩き続けても疲れにくい。
■どんなシーンでもOK! 履き続けた後の姿に惚れる
ベーシックな紐靴の「YUI」に対し、ベルクロモデルの「OBI」は着脱の簡単さとデザインの新しさを追求。紐をゆるく結んでいても足首をしっかりと固定し、「ファスナーノ」を採用したことで、バリっと音がせず軽い力での着脱を可能にした。ロールアップでベルクロを見せるスタイリングが気分。もちろん紐を結ぶのが面倒な高齢な方にもおすすめしたい。どちらのモデルもジーンズ、チノ、カーゴなど、どんなパンツでもフィットする汎用性の高さが自慢で、特に「YUI」のソールまで黒いオールブラックモデルはウールパンツと相性抜群。ストレートチップを思わせるつま先のデザインも相まってビジネス使いにも適している。ジーンズにAME、白パンにAIなど、色合わせでトータルのコーディネートを楽しみたい。ファーストロットのみ、オリジナルの靴クリームが付属するので、履き続けるうちに革がカサカサしてきたり、色が抜けてきたらぜひ自らの手でクリームを塗るなどのシューズケアを。もっちりとしたレザーは靴磨き好きの嗜好にも十分応えてくれる。これから長く人生を共にする靴だから、自らの手で愛し、履き続けていこうではないか。
■2019年新カラーは同色×白ソールのモノトーン
「SOJI」はこれまで、シューズの前後で異色・異素材のコンビを発表してきたが、今回新たに加わったのは同じ革・同じカラーを組み合わせたシックなモデル。モノトーンの統一感がありつつも、あえて白いソールを選んだことで沈んだ印象にならないのが秀逸だ。デニムやダークカラーのセットアップに合わせて、現代的な雰囲気を放つコーデを楽しもう。
カラーバリエーション
YUI(レース)・AI×ai_S(スエード)
YUI(レース)・AME×ame_S(スエード)
YUI(レース)・SUMI×sumi_S(スエード)
OBI(ベルクロ)・AI×AME
OBI(ベルクロ)・AME×AI
OBI(ベルクロ)・AME×SUMI
OBI(ベルクロ)・AI×SUMI
NEW!!OBI(ベルクロ)・SUMI×SUMI
NEW!!OBI(ベルクロ)・AI×AI
ディティール
経年変化イメージ
使用イメージ
YUI(レース)・AI×ai_S(スエード)
YUI(レース)・AME×ame_S(スエード)
YUI(レース)・SUMI×sumi_S(スエード)
OBI(ベルクロ)・AI×AME
YUI(レース)・AME×ame_S(スエード)
OBI(ベルクロ)・AI×SUM
OBI(ベルクロ)・AME×AI
OBI(ベルクロ)・AME×SUMI
YUI(レース)・SUMI×sumi_S(スエード)
OBI(ベルクロ)・AME×AI
OBI(ベルクロ)・AI×AME
NEW!!OBI(ベルクロ)・SUMI×SUMI
NEW!!OBI(ベルクロ)・AI×AI
アイテム詳細
素材:姫路産キップレザー(牛革)
日本製
【サイズの参考】
スタッフA 普段のスニーカーサイズ26cm、SOJIは25cmがジャストサイズ、25.5cmでもOK
スタッフB 普段のスニーカーサイズ27.5cm、SOJIは26.5cmがジャストサイズ、27cmでもOK
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