【古閑直子】繭マスク

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日本の繭を手でほぐした“国産シルク”を中綿に。
極上のふんわり「繭マスク」が新しくなってさらに気持ちよく！

■オーガニックコットンに国産シルクをたっぷり詰めて
国産シルクの希少性は、もはや周知の事実。養蚕は近代日本を支える一大産業だったが、いまや国内のシルク需要における国産シェアは1％に満たない。その入手困難な国産シルクを使った“極上のマスク”があることをご存じだろうか。熊本県山鹿市で糸紡ぎを教える「織姫伝承塾」主宰の古閑直子さんが手作りする、繭マスクである。藤巻百貨店のなかでも隠れた人気商品として、ながく支持されてきた「繭マスク」、今回そのふわふわのシルクを包むガーゼが、ナチュラルなシボがさらりふわりと心地よい「オーガニックガーゼ」にアップグレードした。風邪や花粉の予防で、日常的に使い捨ての紙マスクを使う人も多い、日本の冬の風景。寒さや乾燥から喉や身体を守るだけでなく、心も潤すような優しい日向の匂いがするお蚕さんのマスクは「良い贅沢」を実感できる手仕事の逸品だ。

■大好きな土地で生まれた、極上の繭でもっと気持ちよく
古閑さんが愛おしそうに語るのは、熊本は山鹿の土地で生まれる大切に育てられた”お蚕さん”の極上のシルクの優しさ。「山鹿市はかつて養蚕が盛んで、私の祖父も養蚕農家でした。私は東京で働いたのち地元に戻り、おばあちゃんたちに教わりながら糸を紡いで反物に仕立てたりしていました。ある日、繭をほぐしたふわふわの糸を口に当ててみたら、温かくて気持ちよくて……！」マスク作りのきっかけは、その気持ち良さでみんなの口元を包んであげたいと思ったから。詰めるシルクは当初、繭1.5個ぶんに相当する1500メートルだったものが、いまでは4500メートル（！）にもなるという。「気持ちよくなって欲しくて、どんどん足してあげたくなって」と繭3,4個ぶんのシルクを惜しげも無く詰め込み、熊本の太陽でしっかり日干して出荷される。

■快適な湿度をシルクが保持。水洗いも可能
繭マスクの最大の特長は、驚くほどふんわりとした感触。マスクを着けた途端、鼻や口だけでなく顔全体、ひいては体全体が温かいものに包まれるような感覚がある。そのワケは、古閑さんの手で丁寧にほぐされた特上の絹糸。お蚕さんにより生み出されるシルクは呼吸する糸と言われ、吸・放湿性があるため、外気や呼気に応じて、常に快適な呼吸を保ってくれるのだ。どこか懐かしい天然素材特有のにおいも”田舎の日向のようだ”というお客様の声を伝えると「送り出す前に、たくさんたくさんお日様に当ているからね。嬉しいわ」と古閑さんはニッコリ。お手入れは手洗いが良く、オススメは洗顔の時に一緒に洗うこと。乾いた後にガーゼの上から軽く中綿をほぐせばふんわり感が戻る。そうやって5～6年使い続けている方もいるという。

■極上のマスクが、より多くの頬を守れるように
「毎年、質が良くなって行く」と嬉しそうに古閑さんが手にするシルクは養蚕文化伝承のための「お蚕ファーム熊本」で、生まれる。100%生の桑の葉を食べて大切に育てられたお蚕さんの極上の繭から、ふわふわの繭真綿ができあがる。これまで藤巻百貨店で扱ってきたダブルガーゼの繭マスクも「大好きな商品」なのだけれど、敏感な肌でどうしても負けてしまうお客様のご要望で、ということで新たにオーガニックコットン製へのアップデートとなった。生地は楊柳（ようりゅう）シボの、さらっとふわりとした肌当たり。その表地の縫製も古閑さん自らが手がける。実は「お蚕ファーム熊本」で育蚕しているのは、2012年に若くして養蚕農家になった女性。国産シルクを体感するアイテムとして、日本の養蚕を応援として。繭マスクを手に取れば、ほかのマスクでは味わえない着け心地に、きっと魅了されるはずだ。

【お知らせ】
数百人規模のお客様から再入荷のご希望をいただいておりました本商品ですが、2021/2/26(金)に22点の販売を再開いたしました。

次回入荷日は未定ですが、万が一お品切れになりました場合には再販にむけてメーカーと調整いたします。その際には、商品価格下の「入荷連絡メール」ボタンからご登録いただきますと、販売再開時にいち早くお知らせが届きます。ぜひご利用ください。