目にした瞬間心奪われる…これこそが“本物”の求心力!
キングオブレザー『最高級カーフ』で描く正統派束入れ
■カーフの歴史が今動き出す。新しい「ASUMEDERU」、始まる!
「レザーの王様といえば?」今でこそ、その答えは人によってさまざまだが、かつて“キングオブレザー”といえばカーフを指す言葉であった。きめ細やかな肌と極上の柔らかさは多くのレザーファンを虜にしてきたが、ファストファッションの台頭や職人の減少など、時代の大きなうねりの中で「本当に良質なカーフ製品」はその数を大幅に減らしてしまった。そんなカーフの“失われた十余年”を取り戻すべく立ち上がったのが、高い技術力とアイデアを駆使し、最高の財布作りを目指す株式会社エリナである。「カーフを再びレザーの主役に」という強い想いのもと、ファクトリーブランドである「ASUMEDERU(アスメデル)」のコンセプトを一新。市場ではほぼお目にかかれない希少なイタリア製カーフをふんだんに使い、機能を極限まで削ぎ落とした“究極の革財布”を誕生させたのだ。今回ご紹介するのは、圧倒的なオーラで男の美学を刺激する束入れ。革を愛好する諸君よ、カーフの歴史が再び動き出す瞬間を、共に目撃しよう。
■“挑戦”は終わらない。ファクトリーブランドだからできること
昭和49年の創業以来、名だたるブランドのOEMを手がけ、「最高の素材を丁寧な仕立てと自慢のデザインで」をモットーにものづくりを続けてきた株式会社エリナ。「アスメデル」とは、“今日摘まれても明日にはまた芽が出る”と言われる植物の「明日葉」が由来だ。そこには“いつまでも挑戦を続けていく”というメッセージが込められており、新生ASUMEDERUにおいてもその信念は変わらない。ブランド起ち上げから19年、「ファクトリーブランドでなければできないこと」を改めて追求する中で同社が選んだのが、今回のイタリアンカーフ。市場にほぼ出回らず、その繊細さゆえに職人泣かせと言われるほど取り扱いが難しいこの革、通常のブランドならばまず扱わない。「しかし、そこに挑めるのがファクトリーブランドの強み」と現会長の丸山学氏。「本物の“made in JAPAN”を守っていくには職人の存在が不可欠。ものづくりを通して、職人という仕事を憧れの職業にしていけたら…」と、その裏に隠された熱い想いも語ってくれた。
■レザー界の絶対王者。実はまだ誰も知らないカーフの魅力
実は同社がこのカーフに出会ったのは18年も前のこと。その圧倒的な美しさに惚れ込みつつ、今か今かと「カーフ復活のタイミングを待っていた」という。生後2~3カ月の仔牛の革のみを使った正真正銘のベビーカーフは、イタリアの一流タンナー・インカス社製。名立たるヨーロッパブランドの革靴にも使われており、きめ細かで柔らかな肌は言わずもがな、しなやかで吸い付くようなタッチ感、漉かずとも美しい床面にまで魅了される。カーフは傷が気になるという方もいるだろうが、「傷もひっくるめてカーフの醍醐味。むしろこの革が真価を発揮するのは、全体に傷が馴染んで革に立体感が出てきてから。怖がらずに使い込んでほしい」と丸山氏。初対面のマットな肌合いから、徐々に透明感を増してゆく様子は壮観。それはツヤというよりは、まろやかな光をまとう感覚に近い。カード段に使用しているのは同タンナー・同原料による最高級のカーフスエード。「革靴にインスパイアされた」という異素材コンビのデザインもユニークである。
■裏も芯も使わない。手のひらに“革”を感じる究極の仕立て
カーフの持つ柔らかさやしなやかさを最大限に表現すべく「ASUMEDERU」がこだわるのが、芯材や裏地を使わない「アンライニング仕様」。裏を漉かない一枚革で仕立てた束入れは、“中身を入れた時に財布が完成する”よう計算して作られている。「ヘリの部分は革を重ねるため漉いていますが、強度を保ちつつ薄く仕上げるギリギリのポイントを見極めなくてはなりません。職人技が光る部分です」と丸山氏。スエードの裏側にも表革と同じカーフを張るなど、徹底した“オールカーフ仕様”が貫かれている。また、できるだけパーツを分割せず、裁断と縫製を最小限に留めているのも特徴のひとつ。「革のタッチや量感を損なわないため、なるべく縫わずに“折る”ことで形を作り上げています」(同)。最上の素材を、最小の手数で、極上の逸品へと昇華する。「最高級の革×熟練の技」がかみ合って生まれた束入れは、革財布のひとつの到達点といっていい。
■機能はひとつでいい。新たなスマートさを身につけて
「オールインワンの財布が増える中、我々はあえて財布の役割りを分断し、極限まで機能を削ぎ落としました。必要なものだけを厳選して美しく持つ。そんな財布の新スタイルを提案したい」と丸山氏。中は必要最小限のカードと紙幣がすっきり収まるシンプル構造。札ポケットは片側を縫わないことで、出し入れを快適に。薄づくり&柔らかな手触りで、胸ポケットに入れた時のフィット感は感動モノだ。キャッシュレス派の相棒としてはもちろん、シリーズの小銭入れと合わせて使うのもオススメ。上品な発色のカラーは、普段あまり色物を持たないという方にもぜひ冒険してもらいたい。「例えばネイビーのジャケットから赤い財布をサッと取り出すなんてすごく洒落ているじゃないですか。時計や靴、ベルトなどとコーディネートして、財布のオシャレを楽しんでほしい」(同)。“キングオブレザー”の束入れは、目にするたび、手に触れるたび、持つ人を満ち足りた気持ちにさせてくれる。大切な人へのギフトに選んでも間違いないだろう。
カラーバリエーション
使用イメージ
エイジングについて
同素材のコインケースとの併用もオススメです
アイテム詳細
素材:牛革(イタリア製ベビーカーフ)
サイズ約90×190×15mm
重さアイテム単体約75g、箱付きでの重さ約150g
製造国:日本
・革は天然素材です。二つと同じものはなく、個体差があり、均一でもありません。
・素材の良さを活かすために過度な表面処理などは行っておらず、生きている時についたキズやシワ、チスジなどが革の表面に表れているものがあります。
これらは製造段階で発生する不良ではございません。動物が生きていた証に思いを馳せながら、風合いを楽しんでください。
・ASUMEDERUでは、上記の個性が目立ち過ぎて製品のイメージに合わないものや不具合がある場合以外は大切な命の素材としてなるべく余す所無く使いたいと考えております。予めご了承の上お買い求めくださいませ。
・容量以上のものを入れてしまうとカード段スリット部分や縫い合わせに無理がかかり壊れてしまいます。
・素材によって衣類から革への色移り、革から衣類への色移りがあります。摩擦や水濡れ、湿気等にご注意ください。
・天然素材を使い、一点一点、手作業で作っているため同じ製品でも寸法や色に個体差があります。ご了承ください。
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