【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

美麗なる二色被せとカットラインでたどり着く、新しい薩摩切子グラス

逸品のモノ語り

  1. 薩摩切子を革新した“二色衣”グラスの最新作!
  2. 数十パターンの試作を経て到達した珠玉の三色
  3. グラデーションを魅せるためのカット群
  4. 「薩摩切子」復元の立役者「島津薩摩切子」
  5. 宝石級の煌めきと美色に酔いしれたい

きらきらと宝石級の輝きを見せるグラス。これほどまでに美しく、色と光を放つグラスはそうそう出会えない。作り上げたのは、「島津薩摩切子」。鹿児島の伝統工芸品である「薩摩切子」の代表格である。彼らが切り拓いた「二色被(ぎ)せ」グラスの新しい世界を覗き込んでいこう。

新商品のモノ語り
・モノづくり
5つのポイント!

薩摩切子を革新した“二色衣”グラスの最新作!

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

数多くの色被せグラスが群雄割拠する現代だが、この“二色衣”は一味違う。というのも“二色衣”は21世紀に向けて、「島津薩摩切子」の新しい世界観を模索するなかで、鹿児島の自然の美しさを閉じ込めるべく、試行錯誤の果てにようやく誕生したものなのだ。

同じ緑でも山々には様々な緑があるように、2つの色が絡まり合うように変化するグラデーションを表現。「ぼかし」と呼ばれる独特のグラデーションこそ、薩摩切子の特徴の一つだが、これは「ぼかし」をさらなる高次元の美しさへと昇華している。

独自に開発!島津薩摩切子だけの珠玉の三色

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

「空や森、海など自然界に存在する色は、どれも複雑に混ざりあった色で構成されています。その色彩美を表現しようと、二色被せを考案しました」と島津興業の有馬氏は話す。

しかし単に色を重ねればいいわけはなく、さらに単色では美しい既存の「ルリ」と「緑」が、混ぜてみると暗く厚ぼったくなってしまう。そこで重ねることで美しくなる「ルリ」と「緑」の色の開発から行われた。数十パターンの組み合わせを試し、ようやく完成したものが、この三つ。独自に追求した美しさは他にはなく、島津薩摩切子だけの色彩と言える。

グラデーションを魅せるためのカット群

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

これまでに発表した二色被せのグラスとも一味違うのは、上部に魚子文様を取り入れたこと。色の変化を美しく表現するために、本作では模様自体に二色のグラデーションがかかっている。

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

この、文様のグラデーションの秘密が口元だ。普通は口元の色ガラスを削り取り胴部との境に段差を付けることが多いが、今回のデザインは口元から胴部にかけて緩やかに厚みを増すようになっている。この時に魚子文様のグラデーションが美しく見えるよう、厚みの変化の具合を細やかに調整しているのだ。

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

「グラデーションする文様」もさることながら、やはり薩摩切子ならではの“広く深い”カットも圧巻。光を受けた際の煌めきは、深海にただ一つ届いた光芒の揺らぎのよう。

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

そしてそのカット群によって生まれ出る“ぼかし”の世界観はまさに絶景!惚れ惚れするほどの美しさは、見ていて飽きることがない。

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

彫る深さによってカットラインの幅や色・色味は変化してしまうため、適切な厚さで彫らなければならない。また薩摩切子は幾何学的な文様が多く、特定の箇所だけ色味やカットの幅が変わると美しさが損なわれてしまう。常に全体のバランスをみながら作業する必要があるのだ。この絶妙な加減こそ、職人の腕の見せ所。こうしたカットの塩梅にも刮目いただきたい。

島津家の末裔として薩摩切子復興の立役者となった「島津薩摩切子」

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

幕末当時、諸外国が植民地政策を活発化する中で、その脅威に武力だけではなく国を豊かにすることで対抗しようとした島津斉彬。そうした国際人としての斉彬の先見性と、藩主としての国を思う心が、海外交易を見据えて「薩摩切子」を生み出した。

しかし薩英戦争による工場の消失や、斉彬の死など、幕末の動乱のなかでわずか20年でその歴史は終焉してしまう。

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

そんな薩摩切子を復元してみせたのが、島津家の末裔である島津興業。斉彬の想いを受け継ぐ「島津薩摩切子」として、今では鹿児島県を代表する工芸品の一つにまで発展を遂げた。

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

復元から30年を超えた現在、九州を走る豪華寝台列車や大河ドラマでも使われ、薩摩切子の知名度は全国区。しかし島津興業では次の30年を見据え、次なる伝統を作り出すために後継者の育成にも力を入れている。新しい世界観を切り拓くべく“二色衣”を開発したのは、その一環でもあると言える。

「職人が一人前に仕事ができるまで、最低でも10年。技術や感性を磨いていくのは一生の仕事です。長い目を持って後継者を育てることは薩摩切子の未来にとって不可欠なのです」(島津興業 有馬氏)。

宝石級の煌めきと美色に酔いしれたい

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

宝石級の煌めきを放つ「二色タンブラー」は、200mlを超える日本人の掌にあわせたサイズ感のタンブラーで、水割りなども十分に楽しめる。日常のシーンの中で1人しっぽりと焼酎ロックを楽しむのもカッコいいが、ハレのお席を彩る器として、慶びのシーンを一層華やかにするものとしてテーブルに飾るのもいいだろう。

他にはない特別なグラスで、最高の酒時間を過ごしてほしいものだ。

タンブラー

【島津薩摩切子】二色タンブラー C-213

価格:67,000円(税抜)〜
73,700円(税込)〜
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通常配送 649円(税込)
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通常3営業日ほど(土日祝を除く)

カラー

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ルリ緑

73,700円(税込)

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ルリ金赤

82,500円(税込)

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蒼黄緑

残り1点

73,700円(税込)

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    蒼黄緑

使用イメージ

アイテム詳細

サイズ:高9㎝×径8.3㎝
容 量:210ml
素 材:クリスタルガラス
木箱入(付属品…黄布、しおり、紐)


※手作りのため、サイズ・容量・色味に個体差がございます。
※使用後は食器用中性洗剤でスポンジ等柔らかいものを使い洗ってください。
※洗ったあとはよくすすいで水切りをし、早めに乾いた布で水気を拭き取ってください。
※食洗機のご利用はお控えください。

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国宝級のグラデーションで魅せる薩摩切子
67,000円
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