東京七宝で蘇った東京の妖怪たち。魅惑の「妖怪ピンズ」
妖怪造形家の天野さんが描くユニークなピンズたち。どれもおどけた表情だが、よく見てほしい。鱗一つひとつに丁寧に盛られた釉薬、雲母(きら)がまんべんなく入った輝く色面など、七宝の高い技術が随所に込められているのだ。「お気に入りは傘化けくん。目の玉の部分が細かい上、オレンジ色の発色も難しかったのですが、なかなかの出来です」と生みの親である東京七宝・伝統工芸士の畠山さんは言う。じつは、これらの妖怪はすべて東京都出身。そんな裏話も楽しい日本ならではの妖怪がモチーフの七宝は、外国人にも人気だという。海外出張のお土産に、個性派なあの人の贈り物に、ぜひ。
バリエーション
●大緋鯉(おおひごい)
隅田川に棲む。千住大橋の3~4番目の杭間隔が広いのは小さな鯨ほどのこのこ緋鯉が通るため。
●傘化け(かさばけ)
隅田川沿岸の焼き物、今戸焼の泥メンコなどに残る、人がおどけたような姿をした傘の妖怪。
●轆轤首(ろくろくび)
新吉原では、ある俳諧師が夜通し観察していると美しい遊女の首が30cmほど伸びたとか。
●河童(かっぱ)
かつて隅田川にも住んでいたという河童。吉原では、人を水に引く意味から“商売繁盛”の象徴に。
●置いてけ堀(おいてけぼり)
「おいてけ、おいてけ」の声を無視して釣った魚を持ち帰ると、身動きできなくなり魚を奪われる。
アイテム詳細
素材:丹銅(メッキ:黒ニッケル、裏:ピンズ用金具素材真鍮)
サイズ:縦3cm、横1.8cm、奥行0.18cm
化粧箱サイズ:縦5.5cm、横5.5cm、奥行3cm
本体重量:8g
製造国:日本
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