二宮五郎商店史上、文句なしの最高クラス。
“キング・オブ・オイルカーフスキン”のラウンドジップ
本物を求める貴方に。世界最高級の革で作り上げた王道財布
二宮五郎商店にとっての永遠の定番である「ラウンドジップウォレット」。彼らのフラッグシップとも呼ぶべきこのシリーズに、世界最高峰レザー「ヴィッテーロ・フィオーレ」モデルが加わった。上品な艶を放つ“究極の黒”と、機能を追求した端正な作り。そして他の革では替えが効かない透明感あふれるエイジングは、“真の逸品”を求める人を必ず満足させるだろう。
長年温めてきた世界最高級の革「ヴィッテーロ・フィオーレ」
グイディ・ロゼリーニ社(以下、グイディ社)はフィレンツェのサンタ・クローチェで1896年に創業した、伝統的なバケッタ製法でなめしを行う世界屈指の名タンナー。この「ヴィッテーロ・フィオーレ」は、グイディ社のつくる革の中でも特に上質なものであり、「二宮五郎商店」がいつしか最高のアイテムたちを次々に送り出す日のために、長年ずっと温めてきた「最高の革」の一つである。
「ヴィッテーロ・フィオーレ」は彼らのつくる皮革の中でも世界最高級の代物で、カーフスキンをフルベジタブルタンニンでなめし、オイルをたっぷりと含ませたもの。種類としてはオイルレザーだが、一口にそう言うにはあまりにももったいない。「キング・オブ・オイルカーフスキン」と呼ぶべき革だ。色名はイタリー語で黒を意味する「ネロ」。これは、彼らだけの“黒”。“黒”は革の王道だが、グイディ社による黒以上のものはないだろう。
進化を止めたらそこで終わり。二宮五郎商店の哲学
「二宮五郎商店」がその歩みを始めたのは1946年のこと。海外ブランドのOEM生産に加え、オリジナルの製品も数多く手がけている。新たな製品は、最低でも半年は代表の二宮眞一氏自らが実際に使用。気になる箇所はミリ単位で納得の行くまで改善させる。商品として世に出た後も、使い手の声に耳を傾けながら、ブラッシュアップを欠かさない。
「二宮五郎商店」が最もこだわっているのが「最高の革」を使うこと。70年以上に渡り、彼らは製品に最もふさわしい革を吟味できる“審美眼”を培ってきた。特に、アメリカ・ホーウィン社の「シェルコードヴァン」を使った品は、「二宮五郎商店」を象徴するアイテム。「シェルコードヴァン」は世界でもごく限られたブランドしか使用できない、まさに“幻の革”。常に上を目指し、革の可能性に挑んできた彼らの姿勢が、多くの世界的タンナーからの信頼獲得につながっているのだ。
世界に誇れる職人達。最高の一生モノに仕立てる「手と技」
彼らが追求し続けているのは、ベーシックでありながらクラシックな「本物のデザイン」。手にする人が永く愛用できるような“一生モノ”である。そして、本当に良いモノは、職人の“手”からしか生まれない。職人たちもそれを可能にできるよう、一人一人が全工程を担える技術を有している。中でも工場長の赤羽氏は先代の二宮五郎氏の頃から在籍していて、墨田区の「伝統的手工芸技術者※」として表彰もされた超ベテラン。彼のつくる製品には、誰にもマネできないオーラのようなものが漂っている。
※伝統的手工芸品の製作に概ね40年以上従事し、技術の伝承等を通じて地域産業の振興に寄与した人に贈られるもの。
定番にして最高のデザイン。二宮五郎商店の粋を集めたラウンドジップ
ラウンドジップは彼らの定番モデル。定番であるだけに、そのデザインは彼らのこだわりや技術の粋を集めたものであるとも言えるだろう。特徴的なのが、下までぐるりとまわったジップライン。この構造は、「二宮五郎商店」の独自規格。“モーゼス”の名のごとくガバッと大きく開くため、サイドのお札やカード、中央のコインの出し入れが容易になり、誰もがストレスなく使える設計だ。
そんな抜群の機能性、収納力を備えつつ、仕上がりはスタイリッシュなフォルムに。革の魅力を損なわないどころか、存分に引き出せるように、ジップの幅も均一に。美しい角アールを形作るよう、縫製はとことん丁寧に。使いやすさと美しさを突き詰めたデザインのため、長きにわたって愛用できるモノになっている。
誰も見たことのない“透明感のある底ツヤ”を育てる
「ヴィッテーロ・フィオーレ」は、最初から美しい見事な革だが、時を経ると、誰も見たことのない“透明感のある底ツヤ”を見せてくれる。それは経年変化というよりも進化に近く、手にした人はもう一度その姿の魅力にのめり込んでしまう。長い時間が経てば、それだけ革は自ら光を放ち、持っている人の価値をもう一段、二段と上げてくれる代物。革が本来持っていたキズも、その過程でついたキズも“深い味”として楽しんでいただけるはずだ。
世界最高の黒をその手で愛でる。これ以上ない「王道財布」
「黒の長財布」と聞くと、よくあるものと思われるかもしれない。たしかにスタンダードだからだ。しかしだからこそ、素材の良さや仕立ての良さが光る。ゆえに、一流か一流でないかがわかりやすく出るものとも言えるかもしれない。世界最高級の革で叶える“これ以上ない最高のスタンダード”をその手で育て、時間の経過をこの財布とともに愛でて欲しい。
カラーバリエーション
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:牛革(オイルカーフスキン)
タンナー:グイディ・ロゼリーニ社
仕様:札入れ×2、カード入れ×12、コイン入れ×1、フリーポケット×2
サイズ:縦20cm×横9.5cm×マチ2cm
重さ:232g
【ご注意】
※本製品は独特な革の風合いを活かすために、顔料で小傷やしわを隠すことはしておりません。上質なレザーならではの自然な風合い、感触をご堪能ください
※血筋が見えることがありますが、これは正真正銘の「カーフスキン」を使っている証拠です。その革だけが持つ風合いとしてお楽しみください。
市販されているクリーム、オイル、ワックスは使用しないでください。染みやつやが無くなったり革が硬くなる原因となります。
熟練のタンナー職人により、時間をかけてオイルを含浸させていますので、お手入れは柔らかくキメの細かい生地や人工スエード、馬毛や山羊毛などの柔らかいブラシで優しく乾拭きする程度で問題ありません。