昇滝の鯉、龍神になりにけり
少年の頃から切子職人に憧れていた清水秀高氏は、高校卒業と同時に硝子工房に勤め2007年に独立。2020年に「キヨヒデガラス工房」を設立し、“日常使いであり、名脇役としての江戸切子”を提案し続けている伝統工芸士。「神雷の龍」は、昨年の新作展で発表した「昇滝の鯉」に続く作品。「“滝を登り切った鯉は龍になる”というテーマで制作しました。小さい道具を使いながら、龍の威風や躍動感をいかに出すかを考えました」と清水氏。雲はマッドな仕上がりにし、荘厳な雰囲気を演出。暗雲から稲妻が走り雷鳴が轟く様子を、動きのあるカットで見事に表現した。底面には龍が宝玉を掴んでいる様を描写。日常使いにも、祝いの席にも相応しい、迫力満点の逸品となった。
プロフィール
清水 秀高
キヨヒデガラス工房代表
職人歴33年
経済産業大臣指定江戸切子伝統工芸士
1992年 高校卒業後師匠に弟子入りし、江戸切子の道に入る
2007年 清秀硝子工房設立
2008年 清秀硝子工房自身の工場を構える
2010年 経済産業大臣指定伝統的工芸品伝統工芸士の認定を受ける
2013年 (有)清水商店と統合(屋号清秀硝子工房は継続)
2020年 江戸切子新作展江東区議会議長賞受賞
2020年 キヨヒデガラス工房設立
2021年 江戸切子新作展 テーブルウェアー部門2位
2022年 江戸切子新作展 テーブルウェアー部門WEB投票部門賞
2024年 江戸切子新作展 江戸切子新作展 東京都産業労働局長賞
アイテム詳細
素材:クリスタルガラス
サイズ:φ82 mm×高さ90mm
※本商品は、職人が1点1点手作業で仕上げております。そのため、雲の雰囲気やエラの辺りの毛の雰囲気、龍の角度、顔の雰囲気などのデザインに個体差が生じます。ぜひお手元に届いた商品との出会いを愉しんでいただけますと幸いです。