馬具由来の金具に、ソメスサドルの原点を宿して―
これぞ一生モノの風格!エグゼクティブに捧ぐ堅牢トート
■トート派は見逃すべからず!一流が惚れるビジカジトート
平成から令和への皇位継承に伴い、宮内庁に馬車用馬具一式を奉納した国内屈指の馬具メーカー・ソメスサドル。馬具作りの技術を生かしてつくり上げる彼らのビジネスバッグは、エグゼクティブ層から絶大な支持を得ており、「仕事鞄は絶対にソメスサドル」という人も少なくない。先日登場した「SQUARE フラップブリーフケース」は、ソメスサドルらしい重厚かつ堅牢な仕立てで即品薄状態に。そんな中、同シリーズのトートが新たにお目見え!これはファンとしては見逃せない。肉厚の国産ベジタブルタンニンレザーで仕立てたどっしりとしたトートは、まさに一生ものといった佇まい。馬具の“無口頭絡”をモチーフにした金具がトラッドな雰囲気を醸しつつ、あえて黒や茶といった王道色を外したカラーリングがワンランク上の洒落感を演出してくれる。ブランド名に左右されず、品質で物を選びたい―。そんな“一流を求める一流たち”へ捧ぐ、至高の一本となるだろう。
■道具屋としての誇り。馬具作りで培った「一生もの」のものづくり
競走馬の騎手は、わずか18mm幅のアブミ革ベルトに全体重をかけて命を預けるという。絶対に失敗の許されない馬具製作は、まさに幾多の経験を積んだ熟練の匠のみがなせる技。ソメスサドルはこれまで、世界を舞台に活躍する名だたるトップジョッキーの鞍作りをいくつも手掛けてきた。人馬一体の要となる馬具作りに注いだ職人技は脈々と受け継がれ、革製品の総合ブランドとなった現在も色褪せることはない。社名はフランス語で“頂点”を意味する「SOMMET」から。その名の通り、鞍作りで培った緻密で高度な技術を生かし、真のホンモノと呼べる革製品を追求し続けている。また、ソメスサドルがこだわるのが、万が一バッグが壊れても“修理できる”ものづくり。「一つのバッグを修理しながら大切に使い続けたいというお客様はとても多いんです」と語ってくれたのは、ソメスサドル・谷田部氏。「長年に渡り育ててきた革は一点モノですから。さらにその先の変化を長くお楽しみいただけるように、私たちも応えていきたい」と語る。
■作れる職人はごく僅か。国産の堅牢レザーを熟練技で縫い上げる
革は、貴重な国産のステアレザーのみを厳選して使用。ベジタブルタンニン鞣しと染料でナチュラルに仕上げた革は、血筋やトラなど革本来の風合いをその肌に残す。職人の技が光る切り目仕上げのコバも、革好きにはたまらないポイントだ。革にはたっぷりとロウを染み込ませてあるので、雨粒や汚れもパッと弾いてくれ、耐久性・耐傷性も◎。金具周りには本体とベルトを貫く極太糸のステッチが施され、ちょっとやそっとの重さではびくともしない。さらに特筆すべきはその製法。通常のバッグは裏返しの状態で縫ってからひっくり返すが、本品は専用の木型に生地と革を張りバッグを成形。そのままスイングミシンという特殊なミシンで縫い上げてゆく。生地をひっくり返すことがないため型崩れしにくく、頑丈かつ自立するトートを作ることができるのだ。「スイングミシンは土台が突起のようになっており、色々な向きに回しながら縫えるのが特徴です。ヨーロッパ製の非常に古いもので、使いこなせる職人もごくわずかです」(谷田部氏)。
■ビジカジに、この風格を纏う。一生かけて育てたい相棒トート
端正なフォルムに馬具由来の金具が映えるトートは、スーツはもちろん、カジュアルなスタイルとも好相性。A4書類がタテヨコどちらにも収まる絶妙なスクエア型で、14インチPCや水筒、折り畳み傘など、かさばる携行品もすっきりと収まる。テレワーク下で荷物が増えた方にもオススメだ。ハンドルは手持ちした時に最も美しく見える長さに設計。上部に吊りポケットを設け、スマホやカギなどを取り出しやすいのも嬉しい。「口元には強力なマグネット式のボタンを付けているので、トートを横にしても口が開くことはありません。飛行機の荷物棚などにも安心して置いていただけます」と谷田部氏。また、ロウ引き革と言えば忘れてはならないのがエイジング。表面の白いブルーム(ロウの粉)は徐々に消え、色はどんどん濃くなり、艶が出てくることでバッグ全体がさらなる深みを増してゆく。オンオフを問わずガシガシ使い込みながら、ぜひその育て甲斐を愉しんでほしい。一生モノの相棒と共に味わいを重ねてゆく人生も、また一興だ。
カラーバリエーション
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
サイズ W360 H385 D120mm、HANDLE190mm
重さ WEIGHT1.2kg
素材:牛革
製造国:日本
機能:ファスナーポケット×1 オープンポケット小×2
※天然皮革のため、色や風合いに個体差がございます。あらかじめご了承ください。
※革の魅力を最大限に活かすため、型押し等の加工を施していません。そのため、革の場所によりシワ(トラメ、血筋)が出るのが特徴ですが、天然皮革の魅力、証拠となります。
※表面のワックスが取れ始めてから雨や水に塗れるとシミになりやすいので、濡れてしまったらすぐにふき取るようにしてください。