日本製ネクタイの新星ブランド。 岡山発の「SHAKUNONE」は、特別な日に結びたくなる上質感!
■スーツをよりかっこよく! 日本製ネクタイの新鋭
着用しなくても違和感のない時代になったとはいえ、職種によってはマストな仕事アイテムであるネクタイ。普段はともかく、年に数回はスーツを着るという方もいるだろう。コンサバティブなアイテムはつい伝統のブランドに目が行きがちだが、そんな状況に風穴を開けるネクタイが岡山から現れた。その名も「SHAKUNONE」(笏の音)。ビシッと決めたい日はこのネクタイを結び、スーツスタイルやジャケットスタイルを格上げしよう!
■実直な仕事で、価格を越えた価値を生む
SHAKUNONEは、岡山県津山市の縫製工場「笏本(しゃくもと)縫製」によるファクトリーブランド。豊富な柄のラインナップの中から、今回はブランドの定番であり最も人気の高い「オリジナルロゴ」シリーズを展開する! 無地のようで実は柄がある絶妙なオシャレ感、ひとつひとつの工程をきちんと踏むことで生まれるふんわり感は、ネクタイマニアも認めざるを得ない納得の出来栄えだ。
■今こそ求めたい、ネクタイのチカラ
しかし、「社会人=スーツを着る」という時代ではなくなった今、ネクタイを結ぶ価値はどこにあるのだろうか? 笏本縫製 代表取締役でプロダクトマネージャーの笏本達宏さんは「ネクタイは義務で結ぶ機会が少なくなり、大事なプレゼンなどの特別な日に自分の意志で結ぶものになっている。存在価値は、むしろ以前よりも増しています」と説く。また、ビジネスの場はもちろんだが、ネクタイは子どもの入学式など家族の記念の日にも着用するもの。「ネクタイは記念写真に映る。『アルバムに残るもの』なんです。大切な日に使うアイテムということを、常に忘れないようにしています」。
■控えめに主張する小粋なデザイン
そうした特別なタイミングで結ぶものとしてSHAKUNONEのネクタイが選ばれている理由のひとつに、デザインの秀逸さが挙げられる。今回の「オリジナルロゴ」は、肉厚で密度感の高い西陣織のシルク生地に「笏」の文字をもとにしたブランドロゴをちりばめたもの。ベースのカラーから少しだけずらした色糸を使うことで、「ドーンとブランドロゴが入ったネクタイ」とはちょっと違う、奥ゆかしくフォーマルに溶ける印象になっている。遠目からはソリッドタイに、近づけば柄が見える小紋のような粋なネクタイなのだ。
そんな中、ネイビーグリーンだけはグリーン系の刺繍糸を使って柄を目立たせている。実はこちら、狙いとは違う組み合わせから偶然生まれた配色。しかしピンと来るものがあった笏本さんがそのままリリースしたところ、今では最も人気の高い一本になっているのだとか。そんな逸話にあやかり、ビジネスでの成功を祈願して結ぶのもいいかも。ネイビーとグリーンが美しく、定番カラーで使いやすいのは言うまでもない。
カンヌキ(ネクタイの裏側にあるステッチ)の糸は、初回入荷分のみ藤巻百貨店カラーでプチ別注したブルー。熱い思いをたぎらせている時でも、この青を目にすることで少しの冷静さを取り戻してほしい。そんな意味を込めた。
■50年以上続く縫製工場の技術が光る
SHAKUNONEが選ばれるもうひとつの理由は縫製や作りのクオリティの高さにある。笏本縫製は1968年に創業、もともとはアパレル全般を請け負う縫製工場だったが、2006年よりネクタイ専業に鞍替え。一般的なアパレルとは異なり、ネクタイは生地が伸びることを前提に裁断と縫製を行うため、イチから製造技術を磨いた。後発ながら丁寧な仕上げによりOEMで存在感を発揮し、2015年からSHAKUNONEを展開。一本ずつ職人の手で仕立てられる、ハンドメイドの証である大剣の裏側の「たるみ糸」や、剣先のハンドステッチの繊細さにご注目いただきたい。
生地を正しく45度のバイアスで裁断し、シビアで正確な縫製によって可能になったのが、独自のソフトプレス製法だ。ネクタイの形を決めるプレス工程を単に機械で行うとペタンコになってしまうが、絶妙な力加減のハンドプレスでエッジをふっくらと立体的に仕上げ、高級感のある風合いを得ている。技術力の高さを物語るポイントだ。
2022年、笏本さんの実体験を綴った「視覚に障害のあるネクタイファンから作りの上質さを認められた」エピソードが新聞やテレビ番組で取り上げられた。「当たり前にレベルの高いものを作る姿勢がお客様にしっかり伝わっていて、大きな自信につながった」と笏本さんは振り返る。
■胸元を素敵に演出。どれを選ぶか悩ましい!
今回はベーシックカラーの6色を展開。柄もシンプルで使いやすいので、手持ちのシャツ・ジャケット・スーツと合わせることを想像して選んでいただきたい。SHAKUNONEの入門には万能かつ一番人気のネイビーグリーンを。爽やかなサックスブルーは白シャツと相性が抜群で、フレッシュマンからベテランまで幅広く使える。ワインは人前で話す機会がある方には特におすすめ。ダークグリーンは、笏本さんによれば、ネイビーグリーン並みに使えるポテンシャルを秘めた隠れた人気色なのだとか。普段からスーツを着る方も、そうでない方も、「ここぞ」のタイミングでさりげなく上質なネクタイを結んでみてはいかがだろう。
■プレゼントにおすすめ、ネクタイ選びのポイントは?
ネクタイはプレゼントとしても人気のアイテムだ。せっかく贈るなら、相手の喜ぶ顔が見たいもの。しかし実は男性のネクタイ選びには、年代や職業によってセオリーがある。ネクタイ選びに多くの相談が寄せられる笏本さんからのアドバイスをもとに、今回のネクタイを贈る上での選び方を簡単にまとめてみよう。
カラーバリエーションはネイビーグリーン(奥深い青紺碧)、サックスブルー(癒しの薄花色)、レモンイエロー(幸福の檸檬)、ワイン(温かな臙脂)、ダークグリーン(包み込む深緑)、ダークブラウン(大らかな優茶)の6色。大切な人に贈るとしたら、どれがベストだろうか?
①その人の手持ちのネクタイと同じ色を選ぶと間違いがない。
手持ちのスーツやジャケットとの組み合わせを考え、使う色がある程度、決まっている男性は少なくない。確実に愛用してほしいなら、贈る相手が持っているネクタイを観察して、よく使う色と同じものを選ぼう。そうすればローテーション入り間違いなし。ちょっとした柄やニュアンスの違いなら、きっと喜ぶはずだ。好みがわかりづらく迷った場合はネイビーをチョイスして。
②持っている色から、少しだけずらした色を選ぶ。
ちょっとだけ印象を変える手法。例えば本アイテムのネイビーグリーンはややグレーがかっていて、通常のネイビーとはやや違う色。とはいえネイビーと同系統だから違和感なく使えるというわけ。全然違う色ではなく「少しだけずらした色」を選ぶのがコツだ。
③その上で、色の意味を込めて選ぶ。
ブルー系、ダークグリーン、ダークブラウンなら誠実さや実直さ、ワインなら情熱、レモンイエローであれば親しみやすさなど、色から連想する印象を取り入れるのもおすすめだ。
SHAKUNONEのネクタイなら化粧箱入りでギフトにふさわしい見た目も贈りやすい。
■実用も、願掛けも。ネクタイに意味を見出す
ネクタイほど、チョイスによって印象の変化が如実に表れるものはない。人生の大切なシーン、ビジネスでの大事なプレゼンや会合に向け「ヨシッ!」と気合を入れるためのネクタイの効果を、今一度味わってみたい。また、笏本さんはネクタイを「締める」のではなく「結ぶもの」と言う。実用性もさることながら、人との縁や出会いを「結ぶ」、ビジネスの成果を「結ぶ」、家族の絆を「結ぶ」ものとして願いを込めて使ってみて。
カラーバリエーション
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:シルク100%
サイズ:全長145cm、大剣幅8.5cm
製造国:日本
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