【MICHINOKU AKANEKAI】ホームスパン マフラー

手紡ぎ・手織りの風合いが絶品のマフラー！トラッドスタイルに最適な3柄を、藤巻別注で
【各柄限定5本入荷！】

オール手作業で作ったマフラー、メンズライクにキマる3柄を展開！

東北の岩手県だけに今も残る地場産業、ホームスパン。盛岡で継承されてきた「みちのくあかね会」製“手織り”のウールマフラーは、そのドラマ性もさることながら、味わい深い色柄の素敵さと、非常に軽量で柔らかな巻き心地が魅力だ。なんと20年選手もざらという耐久性の高さにも恐れ入る。

今回新たに藤巻百貨店が別注し、ビジネスウェアやトラッドな装いにピタッとハマるマフラーを3種類お届け。2024年は少量入荷／売切御免の早い者勝ち！

秋冬の装いにピタリ、絶品のトラッド感！

幅約23cm×長さ約170cm、使いやすいベーシックなサイズのマフラー。簡単なワンループ巻きでも、凝った巻き方でも、ビシッと決まってくれる。コットンともカシミヤとも違う、ウールだけの暖かなテクスチャーも魅力だ。

今回は、ブルーのラインが印象的な「タータン ブラウンブルー」、ブリティッシュグリーンが美しい「ギンガム ネイビーグリーン」、メンズの装いを格上げする「ストライプ ネイビー」の3柄を別注。イギリス伝統のワックスドジャケットや、チェスターコート、ビジネス用のコートなどに合わせれば、非常にシックなスタイルが決まる！

軽い！他のウールとは全然違う、軽快さとふんわり感

ホームスパンの大きな特徴が、軽さとふんわり感だ。このサイズのウールマフラーとしては圧倒的に軽い100gという重さは、薄手のガーゼストール並。首にかかるストレスが皆無だし、バッグに入れて持ち歩くのも楽々。絶妙なさじ加減で縮絨させているため、ふんわりと柔らかなタッチで肌に優しく当たり、ウールの暖かさもバッチリ感じられる。

しかしなぜ、これほどまでに軽くてフワリなのか？ そのわけは、みちのくあかね会による独自の製法にあった——。

まさかの糸から織りに至るまで、全工程を手作りする！

「糸から軽くなければ、ここまで軽い織物は織れません」とは、みちのくあかね会の職人、渡辺未央さん。ここではなんと、原料となる羊毛を染めて糸にすることからウールアイテム作りを始める。原毛を染めて、複数種類の色をこの段階で混ぜることで、たとえ単色であっても深い色あいの糸ができあがるのだそうだ。糸の準備段階であるこの工程は「カーディング」と呼ばれ、同社が培ってきた知識と経験が問われる根幹の技術である。

カーディングを経た羊毛を糸にする工程も手作業だ。あまり強く回転をかけず、ていねい空気を含ませるように甘撚りに紡いでいくことで、ふんわりと軽い糸になる。これこそが軽い織物が作れる理由だ。そして織の工程へ！

約50年前から使用している人力の機械織機が今でも現役で活躍。シャトル（杼・ひ）で横糸を飛ばし、チェックやストライプの柄を織り上げていく様子は圧巻だ。ここでもやはり空気を抱き込むようにして、柔らかなタッチ感を得ていく。

岩手だけに残り、女性たちが継承してきたすごい技術！

家（Home）で紡ぐ（Spun）という言葉通り、ホームスパンとは自ら糸を紡ぎ、手織りされた織物のことである。イギリス発祥のホームスパンが岩手に伝わったのは明治の初めのこと。以来、農閑期の副業として広まった技術は、染織家の及川全三氏の尽力によって工芸の域にまで向上する。かつては日本各地で行われていたホームスパンだが、地場産業として残っているのはここ岩手のみ。真面目でコツコツとした作業を好む人が多い県民性も、この工芸がどっしりと根付いた理由と言われている。

及川氏の教え子であった福田ハレ氏を指導者に迎え「みちのくあかね会」が誕生したのは1958年のこと。戦争で夫を失った女性の自立を支援する施設を母体として発足し、60年以上経った今も女性のみで製作から運営までを担っている。穏やかな語り口、笑顔が魅力的な彼女たちだが、ひとたび作業にかかれば織物を見つめる眼差しは職人そのもの。若手からこの道20年以上の熟練まで、現在は約10名の職人が腕を振るっている。

使い続ける楽しみも！一生を添い遂げるマフラーを手に入れよう

昔の技術と侮ることなかれ。古くからのホームスパンのファンはもとより、手仕事の魅力が再評価されているいまは、若い人たちからも注目が集まっている。深くユニークな歴史があることはもちろん、モノとしても面白いのだ。手作りでしか出せないウールの風合い、絶妙な色だし、そして軽さと暖かさの実用性…。アナログだけが到達できるマフラーの、唯一無二の素敵感をトラッドスタイルで味わっていただきたい。

そして、このマフラーは長く愛せるのもすごいところ。20年以上を経過してもまったく問題なく使えるから、大人にとってはほぼ一生モノといっても過言ではない！ これほど長持ちするのだから、ある意味で非常にコストパフォーマンスが高いアイテムでもある。

表面のウールは一部がまとまってフェルトのようになり、柄が少しぼやけてくるとともに、全体のサイズ感もキュッと気持ち締まってくる。5年、10年と使い続けることで、自分だけのマフラーになる経年変化もまた魅力。単なる防寒具を越え、人生を共にした相棒のように思えてくるだろう。

生産にかなりの手間暇を要するため、2024年は各柄5本限りの入荷で、売切御免。この機会にぜひ手に入れて！