【JIB（ジブ）】セイルクロス ファスナートート

■いくつになっても、全力で遊ぶ大人はカッコいい！
仕事にも遊びにも手を抜かない、人生の楽しみ方を熟知する大人達に知ってほしいトートがある。藤巻百貨店に初登場となる、「セイルクロストート」だ。くじらのロゴが愛らしいカラフルなこのトートは、神戸で愛され続けるバッグブランド「JIB（ジブ）」が生み出した逸品である。「セイルクロス」＝ヨットの帆に使われる生地で作られており、薄手で超軽量（約249g）ながら、耐久性は抜群。しかもそれだけではない。ハトメや縫い糸に至るまで、本物のヨットと同じ素材を使っているのだ。「同じカバンを作るなら、“遊びの素材だけ”で作ろうと考えたんです。私が18の頃から夢中になっているのが、ヨット。ブランド名のJIBも、ヨットの補助セイル（JIB SAIL）から取りました」。そう語ってくれたのは、“Mr.JIB”こと代表の杉原寛信氏。今にも海の風を感じられそうなトートは、経年変化を楽しみながら数十年先までガシガシ使い込めるのもイイ。真剣に遊びを楽しむ大人が生み出した、遊び心たっぷりの万能トート。その中には、ワクワクするエピソードがたくさん詰めこまれている。

■デザインはすべて“遊び”から。神戸の遊びの達人が生むバッグ
「JIB」の代名詞とも言えるのがこの“くじら”。モチーフは「ピノキオ」や「老人と海」の作中に登場するマッコウクジラで、「遠い海の世界への憧れの思いをロゴに込めた」と杉原氏。「JIB」は兵庫県西宮市で1978年に創業。現役ヨットマンである杉原氏をはじめ、スタッフにもマリンスポーツやアウトドアの“遊びのプロ”が揃う。「海や山で思い切り自然と戯れ、考えたり工夫したりすることを、私たちは“遊び”と呼んでいます。そうした遊びの中で必要になってくるものが“カバン”。デザインはすべて遊びから生まれ、遊びの数だけカバンがあります」。自然豊かな場所に佇むアトリエは、まるで大人の遊び場のような空間だ。「実際に遊びながらものづくりをしています。ものづくりを通して、遊びのメッセージを伝えていきたい」とその思いを語る。そんな同社が掲げるのが“Enjoy（デザインを楽しむ）”、“Ecology（丈夫で長持ち）”、“Emergency（緊急時に命を救う）”の『3つのE』。こだわりと遊び心に満ち満ちたバッグは、神戸を中心に幅広いファン層から支持を得ている。

■軽くて、丈夫で、パリパリ！「本物だけ」を使うからこそ面白い
ヨットやハングライダーなど、風と遊ぶのに重要な軽さと耐久性を極めた高密度繊維「セイルクロス」。風の力を最大限に利用するため、生地には樹脂コーティングが施されており、独特のパリパリとした質感も楽しい。生地はセイル作りと同じ「ヒートカッティング」で裁断。生地端を熱で溶かしながら裁断するため生地がほつれず、丈夫なバッグを作ることができる。一枚カットするのに二人がかり＆一枚ずつしか裁断できないため、非常に手間のかかる工程だ。ハトメはヨットのセイルに打たれたアイレットと同じ、屈強なステンレス製。素材をがっちりとつなぐ糸は、ヨットのセイルを縫う「ボンド糸」を使用。化学合成糸を縒り合わせボンドで固めた極太糸は、一本の縫製で存分にその強度を発揮する。「セイルクロスは表面に大きな針穴が残ってしまうため、縫い直しは絶対出来ません。ステッチ一つ一つ、真剣に取り組んでいます」と同氏。「ものづくりにおいて妥協はしたくない。そのぶん効率は悪いですけど、でもいいやないですか。好きでやってるんですから」と楽しげに笑う。

■丸洗いOKの10年モノ！ガシガシ使って、じっくり味を育てる
“シンプル・イズ・ベスト”なトートは、容量たっぷりで普段使いにぴったり。水に強く洗濯機で丸洗いできるので、濡れたり汚れたりも問題ナシ。ファスナー付きで中身が見えないのも嬉しい。スポーツ、レジャー、習い事、旅行…と荷物が多い＆重いシーンで大いに活用してほしい。専用ショルダーベルト（別売り）を付ければ斜め掛けも可能だ。使い初めは表面に擦れたようなチョークマークが残るが、それこそがこのトートの魅力。使い込むほどに生地は柔らかく、シワは味わい深く馴染み、自分だけのトートへと姿を変えてゆく。この変化の愛おしさは、デニムのそれに近く、じっくり育てながら5年、10年と使い込めるのも、セイル由来の頑丈さがあってこそ。一つ一つステンシルで刷られたロゴも徐々に褪せ、生地と共に味のあるエイジングを楽しめるので、自分らしくじっくりと育てあげてほしい。もう一つ「JIB」のバッグに隠されているのがレスキュー機能。「JIBのバッグはハーネスや救助道具としても活用できます。緊急時のLast Resort（最後の手段）として使ってほしい」と同氏。普段使いから“もしもの時”まで、人生のあらゆるシーンにこのトートをお供させて！