復活の声に応えて3年ぶりに「更紗」が再登場!
初回数量が即日完売した、希少な柄の合切袋
■印傳屋 上原勇七の特別なアイテム「更紗」が粋!
鹿革に漆で柄付けを施した革の伝統工芸品の印伝。江戸時代、遠祖上原勇七(現十三代)が独自の技法を創案し、これが甲州印伝の起源といわれる。以後、「印傳屋 上原勇七」が代々技術を伝承し、進化を続けてきた。同社の専務取締役・上原伊三男氏が「印伝はたくさんの人から愛されているアイテム」と語るように、ユニセックス・エイジレスなアイテムとして知られつつある。そんな印傳屋の中でも他とは違った特殊な製法で作られるスペシャルアイテムが「更紗」と呼ばれるシリーズだ。普段見慣れている印伝とはまるで異なるその表情に、バイヤーがひとめぼれ。2015年に「毘沙門亀甲」柄を藤巻百貨店で販売したところ、たちまち完売になった伝説のアイテムである。「印傳屋」の直営店ほか、ごく一部の店舗でしか取扱いできないスタンスながら、「どうしても扱いたい!」との思いが通じ、2018年11月に再発売が実現。その初回生産分は即日完売となったが、この度さらに追加生産が決定した。
■一色一色塗り重ねる手間が、絢爛豪華な柄を生む
「更紗」はその技法についても、通常の印伝とは異なる。明るいベージュの鹿革に一色ごとに型紙を変えて何度も色を塗り重ね、目にも鮮やかな色彩の調和を生みだす。要は浮世絵などの多色刷り版画と同様の方法であり、浮世絵に刷りだけを専門に行う「刷師」がいるように、「更紗」も均等に色をのせるには熟練職人の高度な技術と手間を要する。それだけのものだから、なかなか世に出回ることが少ないのもうなずけよう。今回の「巴」柄には黒・黄緑・赤紫・オレンジ・赤・青の6色を塗り、最後にツブツブとした細かい黒漆を重ねていった結果、小紋とは少し違ったエキゾチックな雰囲気さえ漂う独特な柄となった。
■日本伝統の「巴」紋と豪華な色彩が珍しい
「巴」とは弓具の鞆(とも)に付けられた模様「鞆絵」から名付けられた説や、漢字の形から波頭や水の渦巻を文様化したなどの諸説がある。日本では巴の形をした勾玉が縄文・弥生時代の遺跡から出土し、後の時代では武具や調度品、装飾に使われることもあった。現在でも三つ巴の紋を神社や提灯、屋根瓦、太鼓に見ることができるように、日本人にとってはるか昔から連綿と受け継がれ、親しまれてきたデザインなのだ。今回の更紗では三つ巴が描かれ、赤い牡丹の花と、カラフルでジグザグとした線の杉綾文様が周囲を彩る。更紗ならではの鮮やかな表情は、普段のシックな印伝を見慣れている方々には驚かれることだろう。実際前回モデルでは「見たことない珍しい柄で、人と被らないのがいい」「習い事の師匠へのプレゼントに」「派手かとは思ったが、和服に合わせると意外にしっくりなじむ」といった声をいただいた。
■グリーン紐は藤巻百貨店別注! 華のある「粋な」合切袋
クールな印象の通常の印伝は、和装からスーツまであわせる服装を選ばないのが強み。そしてそれはこの多色使いの「更紗」においても変わらない。むしろ特徴的なデザインが「粋」を感じさせるワンポイントとなり、トラッドな服装には特に「ハズシ」のアイテムとして使えそうだ。6色のうちいずれかの色を拾ってコーディネートすれば、まとまりのあるカラーリングの装いが完成する。和装でものを持ち歩く際は、男性の場合は合切袋を使うことが粋とされるので、初詣や夏祭りなどに和装を愛用する方は必見。他の人とはちょっと違う合切袋を持つ楽しみもある。もちろん、ビジネスバッグに忍ばせてバッグインバッグとして使うのも◎。また、紐の色は藤巻百貨店のリクエストで「グリーン」にした特別仕様。「印傳屋 上原勇七」でも限られた数しか製作できない「更紗」をこの機会にぜひ手に入れて。
使用イメージ
アイテム詳細
仕様:内側にファスナーポケット×1
素材: 表/鹿革、漆、顔料、正絹(紐部分) 裏/コットン35% ポリエステル65%
サイズ:縦約265mm×横約190mm×マチ幅約50mm
重量:118g
梱包サイズ:縦285mm×横198mm×厚さ27mm
※淡色製品のため、濃色製品と比べ汚れが吸着しやすい可能性がございます。革の表面に汚れがついた場合は、ベンジン、クリーナー、ワックスなどを使わずに、乾いたやわらかい布で拭き取ってください。
※漆および顔料は長期間のご使用中に割れたり剥がれたりすることがあります。また、強く折り曲げたり、引っ掻いたりした場合も同様です。
※鹿革は角ズレなどによる傷があり、自然の模様として活かされます。
※鹿革は一枚ごとに性質が微妙に異なるため、浸染による色調に多少差異が生じます。
※水ぬれや摩擦などにより、衣服に色移りすることがあります。
このアイテムのレビュー
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