【本田星陶所】ブルーシーサー（ペア）

本田星陶所のブルーのやちむんに希少な青い“シーサー”が登場！ 抜群にスタイリッシュな造形でインテリアにハマる

■こんなシーサー他にない！ 青をまとったアートなオブジェ

深いブルーのコーヒーカップや酒器で、瞬く間に多くの人々をスタイリッシュなやちむんの虜にした本田星陶所。それらに続いて登場するのは器ではなく、なんと一対のシーサー。しかもカップ同様にブルーのカラーを湛えた実に珍しいタイプで、沖縄らしい造形のはずなのに、地域性を超越した素敵な雰囲気をまとっている。玄関やリビングのインテリアとして迎え、シーサーの「いわれ」と共にこの青のオブジェを味わいたい。

■最高にカッコいい青の器を生み出す作り手

沖縄本島那覇市。平和通りというアーケード街の端に「本田星陶所」はある。見る者を引き込む「青のやちむん」は、工房の主である本田伸明さんの手で生まれた。

作れる数に限りがある本田さんの器は、常に入荷待ちが多数。わずかに入荷しても、あっという間に完売してしまう大人気モデルだ。そこに仲間入りするのが、今回のシーサーである。こちらも不定期で作っていて、現地でもなかなか手に入らない特別なアイテム。そんなレアものを、今回特別にご用意いただいた。

■沖縄らしいシーサーの印象を激変させた

シーサーは沖縄の方言で「獅子」のことで、沖縄では家の門扉や軒先に飾る置物として親しまれている。左右一対を置き、家の魔除けや守り神としての意味も込められている。

一般的なシーサーは、土そのものの色か、少し着色を施した色のものがほとんど。その中で本田さんのシーサーは、自身の作風でもある「青」を全身にまとった異質なモデルだ。だが、そうすることでシーサーから「お土産っぽさ」を剥がし、上質なインテリアに耐えうる造形を得ている。

「実はもともとシーサーを作ることにあまり関心がなかったのですが、あるとき、全部青くしたらカッコいいのではとやってみたのです。そうしたら想像通り、普通とは全然違うシーサーができて。『こんなシーサー、他では見たことない』とよく言われます」（本田さん）。

もうひとつの特徴が、シーサーの顔つきだ。恐くいかめしい顔をしているシーサーも多いのだが、本田さんの持っている型は表情がどこか柔和。それでいてキャラっぽく抜けた顔でもなく、とてもちょうどいい具合に収まっている。「沖縄に旅行に来る方の中にも、シーサーを欲しがる人がかなりいて、この色と顔に惹かれて買われることが多いです」。

■型師の名人芸と本田さんの作陶。二つの才能が混ざり合う

本田さんが型を使った器を作る際は、自身で製作した型を用いるのが普通。しかしこのシーサーは違う。不思議な縁で本田さんの元にやってきたものだという。

「20代の頃に勤めていた組合に天才的な型師のおじいさんがいました。造形が素晴らしいうえに、流す泥の微妙な配分も勘で行い、それがバッチリ合っている。なんでこんなことができるんだろう？ と尊敬の眼差しで見ていたものです」。

「ずいぶん後に、とある製陶所が廃業することになって、廃棄するものをもらいに行った。そうしたらシーサーの型があって、ひと目であのおじいさんが作ったものだとわかりました。シーサーは作っていないけど、何かの縁を感じて譲ってもらったんです。それがこの型。そして今、そのおじいさんの天才的所業を復刻する意味も込めて、このシーサーを作っています」。

本田さんが配合した沖縄の土を泥状にして、型に流して製作する。特徴的な顔つきは、型の造形が生み出したものではあるが、焼き上げた後に最後に目を入れるのは本田さんだ。シーサーは口を開けているほうがオス、閉じているほうがメスと言われており、メスの目を少し大きくして愛嬌が出るような調整もしているのだとか。

■素敵なオブジェを大切な人に。日常を豊かにするブルー

奥深いブルーと独特な顔つきから生まれるシーサーの気配は、まるで気高いアートピースのよう。とはいえあくまでシーサーだし、かわいい顔でもあるから、親しみやすさも備えている。インテリアとして飾って違和感がなく、部屋の格調を高めてくれるオブジェとなる。置き場所は玄関に限らず、どの部屋でもOKだ。

シーサーは左右ペアでお届けする。自宅はもちろん、お世話になっている人への新居や新築のお祝い、引越しのプレゼントなどに、魔除けの意味を込めて贈ってみてはいかがだろうか。珍しい青のシーサーは、誰もが驚くギフトになるはずだから。

※手づくりの陶器のため、作品には個体差が生じることがございます。 なるべく均一のものをお届けしますが、気になる場合は店頭にてご確認いただくことをお勧めします。