前人未到の甲州織パターン。伝統工芸士が手作業で作り上げた一本。縁起柄の鶴とストライプを鮮やかに融合させた傘が粋!
■伝統工芸「東京洋傘」を、デザインの力でアップデート
1960年代に一世を風靡したアイビーファッションをルーツに、トラッドなデザインで人気を博す傘ブランド「Ramuda(ラムダ)」。これぞアイビーなストライプ柄の生地に、吉祥文様の「鶴」をさりげなく忍ばせた粋な晴雨兼用モデルがこのたび誕生した。Ramudaが誇る「東京洋傘」の技術、斬新なアイデアの甲州織パターン、そしてジャパンデザイン。その3つがガッチリと噛み合った、日本の技術「全部盛り」の傘である!
■ラッキーモチーフ「鶴」とストライプが粋に共存!
傘は古来より、末広がりの形から縁起の良い贈りものとして重宝されてきたアイテム。「長寿」「生命力」「吉祥」のモチーフである鶴を加えることで、さらに大きな意味を持たせたラッキーアンブレラに! 悪天候でも明るく前向きに出かけられるようにとの願いが込められたデザインだ。
そうした狙いがありつつも、いかにも「鶴でござい」なデザインではないのが粋なポイント。離れて見るとランダムパターンのストライプのようだが、ふとした瞬間に鶴が飛んでいることがわかる。ちょっと変わったストライプ傘として普通に使えて、傘をさす立ち姿をシュッと美しく見せてくれる。日本的な文様を忍ばせても、あくまでもアメリカントラッドなデザインにとどめているのがRamudaらしい! 美しい見た目の傘は、ビジネスパーソンとしての安心感や信頼感も生む。
■紫外線を90%カット! 日傘にもなる晴雨兼用傘
服地よりも圧倒的に打ち込みの強いハリのある生地+防水撥水加工できっちり雨を弾いてくれる。さらにUV加工を施しているから日傘としても使用OK。UVカット率は90%以上で、日差しが強い猛暑の日はちょうどいい日陰となり、快適に外を歩ける。特に最近は、日中は快晴でも夕方にゲリラ豪雨が降ることも多いから、備えあれば憂いなし!
サイズは親骨65cm、直径110cmで、太陽も雨もしっかりと防げる。親骨・受骨ともに強靭なカーボンファイバーを使用し、強風にも耐えうる。それなのに重さは約415gと、このサイズとしては圧倒的に軽い!
■甲州織の限界突破!他ではマネできないアイデアと技術
Ramudaの傘に欠かせないのが、山梨県富士吉田市を中心とした地域で作られる、400年以上もの歴史を誇る「甲州織」。高密度に織られた生地は、耐久性の高さに直結し、光沢と陰影が高級感を醸し出す。発色もよく、洗練されたメンズファッションに添う美しい傘を作るためにはこの技術がどうしても必要なのだ。しかし、傘生地に使われる古いジャガード織機では、今回のような柄はまったくの不向き。細かいストライプは得意だが、大きく鶴柄を配置していくには幅が足りない。
そこで、今回の柄をデザインしたプロダクトデザイナーの鈴木康洋さんが考案したのが、半端に区切った図案を織ってリピートさせることで、結果的に大きな柄を作り上げる手法。これまでにない発想を、甲州織の職人と喧々諤々の議論を交わしながら完成させたのだ。つまり、見る人が見れば、いったいどうやって作っているのかわからない、普通は存在しえないジャガード織でできている。甲州織の限界をアイデアで突破した異色の傘なのだ!
■伝統工芸「東京洋傘」の技術を一身に込める
そうしてできあがった生地を傘に形づくるのがRamudaの仕事。東京都の伝統工芸「東京洋傘」の技術を継承する傘職人たちが、丁寧に仕上げていく。
東京洋傘は、1854年(安政元年)のペリー来航時に洋傘が持ちこまれたことをきっかけに、明治から東京で傘が作られ始めたのが起源。骨屋、手元屋、生地屋、それらを組み立てる洋傘職人による分業で行われ、傘ならではのフォルムを得るためには高い技術を要する。
Ramudaには、全体でも6名しかいない「東京洋傘」の伝統工芸士が2名も在籍。天候や湿度に左右される傘のりを、微妙な加減で仕上げていく。骨と骨の間が谷のように落ちた流麗なフォルムを描く“谷落ち張り”と呼ばれる技法は、その一端が垣間見えるポイントだ。実用性に優れているだけでなく、美しい道具としての傘を作り、現代のライフスタイルに落とし込む。そのセンスの良さこそが、トラッドファッションを愛するメンズから支持される理由だ。
Ramudaを展開する株式会社市原は、服飾雑貨の企画開発企業として1946年に創業。傘をプロデュースするのは、同社取締役の長島政信さんだ。アイビーに精通する彼は“傘はファッションアイテム”と捉え、魅力的な傘を発信する。近年はジャパンエキスポやメゾン・エ・オブジェといったヨーロッパの展示会にも参加し、デザイン性と作り込みのみごとさは海外からも評価が高い。
■手元はシックなアイアンウッド。ひっそり縁起マーカーも
手元は水に強く堅牢でグリップが効き、木肌がなめらかな天然木のアイアンウッド。職人が一点ずつ手曲げをしているのでひとつとして同じものがない、自分一人だけの持ち手だ。しかも取り外し可能なアンブレラマーカー付き。組紐をモチーフに、こちらも縁起の良い「叶結び」で仕立てた。「よろず願いごとが叶う」といういわれのある、めでたい結び方だ。
■雨でも晴れでも傘で印象をアップ。ギフトにも大推薦!
ベーシックな中に遊びがあり、さしていてカッコよく、実用にも優れた傘なんてなかなか出会えない。梅雨時、夏の終わり、秋の始まり、台風シーズンなど、雨のシーンで大いに活用していただきたい。雨を弾きつつ、スーツやジャケット、コートなどと抜群の相性でファッションを彩ってくれるはずだから。「メンズの日傘」が普通になった今では晴れの日だって頼れる。
ストライプのカラーを交互にさした「グリーン×ネイビー」と「ブラック×ネイビー」で、シックな装いにマッチする2つのバリエーションを展開する。
鶴はつがいが一生を添い遂げることから「夫婦円満の象徴」であり、中国ではめでたいことの前兆の鳥「瑞鳥」でもあるため、縁起やいわれを意識したギフトにも選んでみて。さらに、これほどの技術とこだわりが込められた傘なら、お店が違えば4~5万円は下らない。その意味では非常にお値打ちな1本と言える。
カラーバリエーション
ディテール
手元は個体差があります
手元(ハンドル)は天然木の質感を活かしているため、枝の節や太さに個体差があります。あらかじめご了承ください。
使用イメージ
アイテム詳細
素材:甲州織(ポリエステル100%)防水撥水UV加工、手元/アイアンウッド、親骨/カーボンファイバー65cm、中棒/アルミ
サイズ:直径110cm、全長94cm
重量:約415g
製造国:日本
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