デニム通の有名タレントや著名人をはじめ、世界中のデニムラバーを虜にする、「オイカワデニム」。代表の及川氏がかねてから力を入れている「廃材再利用プロジェクト」第2弾! 及川氏が新たに着目したのはなんと“シカの毛”。生地・紡績開発から着手し、いよいよ商品化が実現!
プロジェクトのモノ語り
- ①東北大学とシカの毛新素材開発
- ②新素材で「スタジャンを作る!」
- ③軽い!暖かい!スタイリッシュ!
- ④メディア絶賛「廃材利用」第2弾
- ⑤ファッションで課題を解決!
新商品のモノ語り
・モノづくり
4つのポイント!
① 【素材開発】世界初!“シカの毛”新素材を東北大学と共同研究開発!
②【新プロダクト】大人感満載!スタイリッシュな「スタジャン」
③【着心地】スタジャンは重い?いえいえ超軽量なんです!
シカの毛×シカ革で、超軽量を実現!
④【保温効果】中空構造で驚きの暖かさを実現!
中空構造に空気が溜まることで保温効果UP!それと同時に軽さも実現!
■新商品開発にあたってのご挨拶
オイカワデニム代表の及川はこう話す。「現在、僕自身のライフワークでもある「廃材の再利用」をテーマにしたプロジェクト第2弾を進めています。シカの毛を使った“全く新しい素材”の開発に成功し、次はいよいよ商品化へ。
今回ご紹介する「スタジャン」。そしてもう一つ「ジーンズ」も現在開発中です。オイカワデニムのコダワリが詰まったアイテムを新たにお届けします!」
新商品開発の背景
■オイカワデニムとは?
■オイカワデニムのモノ創りの考え方
本物のデニムは永きに渡り着用し続けることによってはじめて完成される。流行を追うわけでもなく他を真似るでもなく“0”からオリジナリティとクオリティを追求し末永く着用できるデニムを提案。
OIKAWA DENIM(オイカワデニム)、そしてSTUDIO ZERO(スタジオゼロ)では着用し続けることにより、着用者自身の体形やライフスタイルが反映されてこそ、世界で一つのかけがえのないデニムが完成されていくと考えている。
よって短いサイクルで変わってしまう流行を意識したデニム創りではなく、長いスパンで着用できることを考慮し、クオリティにおいても妥協せずデニム創りに取り組んでいる。
■拠点は宮城県気仙沼市
宮城県気仙沼市。世界中で履かれている「オイカワデニム」は、総勢約20名、東北の町工場でつくられている。オイカワデニム の強みは、縫製技術。海外の名立たるデニムブランドからも、多くの信頼を集めているほどだ。
高台に建つ工場からは気仙沼の美しい海岸線を見渡すことができるのだが、2011年の東日本大震災では津波で倉庫と約5000本のジーンズを失った。しかし後にヘドロの中から見つかったジーンズは、一本の糸のほつれもなかったことから“復興のデニム”とも呼ばれている。及川氏自身もそのデニムを見て、自分たちのものづくりに改めて自信を持つことができたという。
■伝説のデニム&確かなモノづくり
多くのメディアでも紹介を頂いている当社のフラッグシップモデル「STUDIO ZERO」。すべてが詰まっている一着である。
熟練の職人達が心を込めて、一本一本つくりあげていく。
■デニム通も唸る、知る人ぞ知るブランド
我々のこだわりが詰まったデニムは、“知る人ぞ知る”ジャパンデニムとして、デニム通や著名人の方々にもご愛用者が多数!
■【チャレンジ】スタジャンを作る!
・シカの毛を再利用したエコな新生地&シカ革を活用したスタジャン
■【デザインコンセプト】大人スタイリッシュなスタジャン
スタイルは王道スタジャン。とはいえ、いわゆる「スタジャン!」といったゴテゴテ感は抑えめに。大人がさらっと着てもサマになる、シンプル&スタイリッシュな一着に仕上げた。
背面の雰囲気も◎。ネイビー×黒のバイカラーでクールな印象に。
■【シルエット】スッキリ!ワンランク上の着こなしに
「ダボッ」も「もこもこ」もナシ!全体的にスッキリとしたシルエットに。
大人の余裕を感じさせる背面。ワンランク上の高級感が漂う。
洗練されたイメージ!カジュアルになりすぎないところがポイント!
■【軽さ】「重いスタジャン」はもう卒業!
「スタジャン=重い」という印象をお持ちの方は多いはず。ところが今回のスタジャンはとにかく“軽い”! 一般的なスタジャンと比較してみたところ、23.5%軽量化、腕部分が軽いので更に軽さを実感できるはずだ。それでいて高級感はしっかり。気楽に美しく着られる、ワンランク上のスタジャンなのだ。
■【生地】胴体部分は“シカ毛”の新開発素材!
綺麗なネイビー仕上げ。表面に見えるシカの毛が、独特の風合いを生み出してくれる。
■【腕袖】腕部分は滑らかで軽い“シカ革”に
腕部分には軽くて丈夫なシカ革を使用。細身ながらも体の動きを妨げない、こだわりのパターンで仕上げた。艶やかな鹿革は、着込むことでさらに艶が増し、高級感が出てくる。
■【ネックリブ】立体的な仕上がりで大人感◎
立体感があり、お洒落度がグンとUP!首回りの寒さも防ぐ!
■【袖リブ】肌触りも防寒性も◎
キュッと手首にフィット!あたりが柔らかで肌触りも抜群。
■【リブ裾】シックな印象を与えてくれます
裾部分のリブは単色のBLACKに。さりげなく全体の雰囲気をまとめてくれる。
■【ボタン】高品質な艶ボタンで雰囲気プラス
プロトタイプ(撮影時)のボタンからブラッシュアップ!高品質かつ艶感のあるボタン(写真右)へと変更。一見目立たない部分だが、全体の雰囲気がぐっとアップする。
■【裏地】“表地レベル”の高品質キルティング
裏地のキルティングも抜かりなし。高品質なキルティングを使い丁寧な縫製で仕立てた裏地は、「これはリバーシブル?」と勘違いした人もいたほど!
■オイカワデニムの新提案「カッコいいスタジャン」
「いいモノを長く利用してほしい」これは、オイカワデニムがいつも抱いている思い。さらに昨今の気候事情にも対応でき、デニムにも合わせられ、シカの毛・シカの革の特徴を最大限に活かすことができる…。そんな中でイメージしたのが「スタジャン」だった。
「スタジャンって重い!」多くの方が一度は思ったことがあるはず。その点シカの革や毛はとても軽いので、スタジャンに最適な素材なのである。
最近は、真冬でも日中はだいぶ暖かかったり、でも夜になると冷え込んだり…。寒暖差に悩まされることも増えた。「このスタジャンはまさにそんな時にサッと気軽に羽織ってほしい。軽くて丈夫で温度調節も可能な一着は、きっと長くご愛用いただけるはずです!」(及川氏)
デザインにもこだわりあり!「THEアメカジ」なゴテゴテ感は押さえ、ヨーロッパテイストを意識した洗練されたデザインに。特別な染色技術を駆使し辿り着いたネイビーは、どんな服装にも合わせやすい万能カラー。オイカワデニムが提案する“今時スタイル”をお楽しみあれ。
新商品の背景
■将来への懸念から生まれたライフワーク
■メディアでも大反響!第1弾「メカジキの角の再利用」
“海・陸・山”の3部作からなる「廃材再利用プロジェクト」。2013年頃にスタートした第1弾は、“海”がテーマ。地元気仙沼で獲れる「メカジキの角(ふん)」が捨てられていると知り、何とか再利用できないかと考えたのが始まりである。
苦難の末、約3年の歳月をかけてオーガニックコットンに約35%のメカジキの角を織り込んだ糸の開発に成功!
数多くのキー局や有名雑誌等のメディアで取り扱われ、たくさんの方々から称賛や励まし、共感の言葉が届いた。オイカワデニムの活動の意義のようなものを、改めて実感できるきっかけになったという。
■「サステナブルなジーンズづくり」がテーマ!
コンセプトは「すべて自然に還る、カッコいいジーンズ」。コットンに頼りすぎず、新開発の糸を利用してデニム生地を作ったのはもちろん、ボタンにはプラスチックではないヤシの実のナットボタンをセレクト。そして何より重要なのはカッコいいこと!オイカワデニムのこだわりと技術が詰まった、デニム通の方もご納得いただける一本が完成した。
ストレートとスリムの2タイプ。
ボタンはヤシの実のナットボタン。これも自然に還るといったコダワリ。
■第2弾は「2014年5月 ハンター・酪農家岩松氏との出会い」
第2弾は、酪農家でありハンターの岩松氏との出会いからスタートした。岩松氏は、北海道浜中町で「岩松ファーム」を経営する傍ら、免許を持ってシカの駆除にもあたっているそう。
酪農家の朝は早い!朝の4時には仕事を開始する。
ここで搾乳された牛乳が美味しいアイスクリームに!
■色々考えさせられる害獣問題
近年、メディアでも取り上げられる害獣問題。北海道のエゾシカは、一時期全滅の危機とされ保護対象となったものの、その後急増。人々の生活に影響を及ぼすことから、現在では毎年10万頭ものシカが駆除の対象となっている。一部の肉はジビエとして提供されたり、皮はレザーとして再利用されているものの、“毛”の部分は捨てられていた。オイカワデニムでは、「これを何かに活かせないか」と考えたのだ。
職人・クリエイター
モノづくり
■第2弾のテーマは“陸”!シカ毛の再利用を目指す!
「廃材再利用プロジェクト」第2弾のテーマは“シカの毛”に決定。
■東北大学・藪浩准教授との共同開発!
藪浩(ヤブヒロシ)准教授との出会いは今から7年前。それ以来、藪浩博士と共にさまざまな素材研究に取り組んでいるという。
研究の結果、「シカの毛は断熱効果が高い」ことを発見!
軽くて、丈夫で、しかも暖か。このポテンシャル、利用しない手はない!
■ゼロからのスタート。困難を極めた素材開発!
新しい素材開発には困難がつきもの。「絶対にやりきるんだ!という妥協のない強い心が改めて必要だと感じましたね」(及川氏)。
シカの毛は非常に強くしなやか。今回は、この自然な風合いをそのまま生地へと落とし込むことに。
試行錯誤の末、驚くべき新素材を開発することに成功!その詳細について、ご紹介していこう。
<生地化>
まずは「シカ毛+ウール+リサイクルナイロン」を混紡した新開発の糸を使い、裏毛編みと呼ばれるニット素材を作る。いわゆる“トレーナー生地”と言えばわかりやすいだろう。やや細めのウール100%の糸を平編みしながら、裏に蝦夷鹿毛/ウール/ナイロンの太い糸を緯入れ(インレイ)することで、裏毛編地が出来上がる。
次に、裏毛編地を50~60度の温水で揉み洗い。すると表地のウール糸がお互いに絡み合い、生地は次第にフェルト化していく。ニット特有の高い伸縮性を抑制しつつ、通常の織物フェルトよりも伸度のある、他に例を見ないニットフェルトが完成したのだ。
<メリット・特徴>
裏毛編みはトレーナーやパーカーなどによく使用される素材で、生地中に空気を多くはらむのが特徴。フェルト化してもこの編地構造は残るため、暖かく軽い素材に仕上がる。
生地の特徴は3つ。
①スタジャン素材に最適な伸縮性
②しっかりと生地に厚みがありながら軽やか
③生地中に空気を多く含むため暖かい
開発は困難を極めたが、“シカの毛”を利用し、全く新しい生地を生み出すことに成功。
■オイカワデニムだけの希少な逸品を手に入れよう!
オイカワデニムが本気で挑んだ新たなるチャレンジから生まれたスタジャン。世界初の素材により、軽量かつ重厚感のある仕上がりを実現した逸品をまとって、これからの冬をかっこよくお洒落に快適に過ごそう。
商品のサイズ設計について
カラーバリエーション
使用イメージ
アイテム詳細
表地:ウール75%、鹿毛15%、ナイロン10%(再生ナイロンを使用)
革部分:鹿革
編地:ウール50%、アクリル50%
裏地:ポリエステル100%
サイズ展開:M〜XL
※クリーニングの際は専門店にご相談ください
※革部分のアイロンは避けてください
※湿度の高い場所や直射日光を避けて、風通しの良い場所で保管してください
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