創業290年の歴史を持つ扇子専門店が生む
淡いグラデーションが清涼感を与える和紙の京扇子
■縁起ものとして愛され続ける京扇子
享保三年(1718年)、「金屋孫兵衛」の屋号で西本願寺前に寺院用扇子の店を開業。一般用、贈答用の京扇子を製造販売するようになったことがきっかけとなり、近代日本画壇の富岡鉄斎氏より「白竹堂」の堂号を頂く。創業290年の歴史を持つ白竹堂では雅な京扇子からレースや刺繍を施したモダンなデザイン扇子など数多く取り揃えている。今回、藤巻百貨店で紹介するのは、中でも人気の京扇子だ。古来から扇子は縁起のいいものとされ、実用面で”涼をとる”だけでなく、末広がりという意味もある。開けばその柄、色合い、香り、デザインを楽しむことができるのも扇子の魅力だ。
■日本の文化を支え続ける扇子
扇子は日本文化を支え続けるルーツのひとつとも言える。扇子は8世紀頃に日本で生まれた。貴族社会においては、和歌のやりとりなどのコミュニケーションツールとして、物の貸し借りのためのお盆としても重宝がられた。さらに、武家社会では帯刀できない場所での刀代わりや采配、的として、茶の湯では挨拶時の境界としてなど、日本の文化の様々な局面で使われ、親しまれてきたのが扇子だ。現在、数ある製造工程を国内産の原料とメイドインジャパンで行うところは少ない。扇子文化の啓蒙活動を続ける白竹堂はその数少ない扇子専門店のひとつだ。
■年齢やシーンを問わずに楽しめる扇子が並ぶ
扇子が出来上がるまでには、骨作りから地紙づくり、絵付け、組み立てなど約88の工程があり、すべて手作業で行われている。竹も紙も呼吸しているためそれぞれに個性がある。そのバランスをとるのは熟練した職人技だ。白竹堂は“伝統に新しい風を取り込んで輝きのあるものづくり”をモットーに、若い方が気軽に持てるおしゃれのファッションアイテムとして、また節電対策のエコグッズとしてなど、個々の仕様に合わせた扇子の使い方を提案する。美しい京扇子からデザイン扇子やキャラクターとのコラボ扇子までを数多く取り揃え、幅広い層の方に楽しんでいただける扇子を発信している。
■扇面の美しいグラデーションと伽羅の香り付き
波模様が浮かび上がる美しい和紙に、柔らかな色を施した風合い豊かな紳士京扇子の「観世波ぼかし扇子セット」。扇子を開くと伽羅の香りがほのかに香り、大人の色気を感じさせてくれる。地長型(扇面が広いタイプ)の扇子は、扇いだ際に感じる風がパリッとしていると言われ、太さのある骨はしっかり閉じやすく粋に見せてくれる。開きが浅いクラシカルなシルエットながら、淡いグラデーションカラーはどこかモダンな印象で、洋服にも合わせやすい。また、扇子とコーディネートされた同系色の扇子袋は、呉服や風呂敷に使用されるちりめんを採用。いつも鞄に忍ばしておきたい逸品だ。
カラーバリエーション
アイテム詳細
※扇子は天然素材を使用している為、扇骨、扇面の色落ちにより他のものを汚す恐れがあります。
※扇骨の破損でのけがなどには充分ご注意下さい。
扇面:和紙/扇骨:竹(日本) 親骨/唐木染め 仲骨/白竹/桐箱入り 、ちりめん扇子袋…表:/ポリエステル 裏/綿
サイズ:扇子:約22cm/扇子袋:約23cm
製造国:日本
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