振れるほど軽い! 鋳物の重さを技術で解決
炒め物から煮込みまでOK、万能フライパン
■従来の1/2の重さ。衝撃的な鋳物フライパン
好きだけど重い。鋳物のキッチンアイテムを好む方はそんな愛し憎しの気持ちを抱えながら、おいしい料理のために日々腕を振るっている。「もし、軽い鋳物アイテムがあったなら」と誰もが思い描く道具を実現してしまったのが「三条特殊鋳工所」だ。「鉄スキ」などの愛称で知られるフライパン型のダッチオーブン「スキレット」をブラッシュアップし、なんと振って調理ができるほど軽い鋳物フライパンを作り上げてしまった。ざらざらとした鋳肌を削ることなくしっかり残し、最も薄い部分で1.5mmというのは同社の技術力があってこそ。鋳物らしさはそのままに、従来品の約半分の重さというのはちょっと衝撃。軽いことはいいことだ、と思わずにはいられない。
■技術をキッチンアイテムに向けることでブレイクスルー
新潟県燕・三条エリアの鋳物メーカー「三条特殊鋳工所」が世界最薄の鋳物ホーロー鍋「UNILLOY」に続いて開発したのがこのフライパン。同地は金属加工のメッカとして世界的に知られるエリアで、三条特殊鋳工所も製品の多くは機械部品など工業向けの鋳物を作っている。しかし下請けのみの体質に危機感を覚えていた代表取締役社長の内山照嘉氏は「いつかは自社製品で世に問いたい」と虎視眈々と機会をうかがっていた。折りしもその頃フライパンの依頼が舞い込む。これに手ごたえを感じ、続いてアウトドアメーカーの極薄鋳鉄鍋のOEMに着手。薄く・軽く・丈夫で壊れにくいという要望に見事に応え、自分たちの技術がキッチンアイテムに応用できる可能性を見出した。その後2年間、約200回の試作を経て、厚さ2mmの鋳物鍋がついに完成。そしてそのメソッドをフライパンに向けたのが今回のアイテムだ。
■ざらざらの鋳肌が肉や野菜をうまくする
高温で液体となった金属を砂型に流し込む鋳造において、薄く仕上げるのは至難の業。できるだけ薄く仕上げられるFCD鋳鉄を使用するものの、今度は成形が困難という課題に挑戦してこれをクリア。鋳物の特徴でもある表面の細かいざらざらが食材との接点を少なくし焦げ付きにくくする効果を発揮する。また、肉の余分な脂や野菜から出た水分を吸収し、料理の仕上がりにも差がでる。これが鋳物フライパンが支持される理由のひとつだ。藤巻百貨店ではエンドキャップがブラックで統一感があるカラーをチョイス。料理好きな男性から支持される「黒い料理道具」のひとつとして遜色ない、こだわり派におすすめのアイテムだ
■万能な鋳物! ステーキもカレーもこれひとつで
鋳物フライパンは蓄熱性が高いので温度が下がりにくく、肉や炒め物が短時間で仕上がる。SSCの場合、薄さのおかげで温度の上昇も早く、より早い調理が可能になる。プロダクトデザイナー・高橋悠氏によるデザインのこのフライパンはやや深さがあるが、これは煮込みにも対応させるため。炒め物から少ない量の煮込み料理まで、鍋を使わずともこのフライパン1本でOKなのがうれしい。塊のステーキや餃子をジューっと焼いたり、パスタをソースと絡めたり、カレーを煮込んだり…。チャーハンを作るときも、従来品ではフライパン自体が重くて振るのが困難だったがこれならできそう。持ち手をやや短めにしているのでこのままオーブンにも入れられる。サイズは家庭用に使いやすい26cmと、ちょこっとだけ料理を作るときや一人暮らしに便利な20cmをご用意。鋳物アイテム好きは見逃せないフライパンだ。
※別売りで専用ガラス蓋をご用意しております。
バリエーション
アイテム詳細
素材:本体/ダクタイル鋳鉄、黒色シリコン塗装(耐熱600度)、取手キャップ/シリコン(耐熱250度)
厚さ:【20cm】底2mm【26cm】底2.5mm、底面以外1.5mm
対応熱源:オール熱源対応(ガス、IH、シーズヒーター、ラジエントヒーター等)
生産国:日本
【20cm】
サイズ:H5.3cm×W20.8cm×D33.6cm、持ち手の高さ9.3cm
容量:1.45L
重量:800g
【26cm】
サイズ:H5.9cm×W26.8cm×D39.6cm、持ち手の高さ9.7cm
容量:2.9L
重量:1300g
※錆び防止のために耐熱シリコン塗装を施しております。
※初めて使用するときは洗剤を使い良く洗ってください。洗い終わったら火にかけ軽く空焚きし水分を蒸発させてください。
※調理に使用するときは毎回油返しをしてから使用ください。使用後はフライパンが温かいうちに、洗剤を使わずにタワシ等で良く洗ってください。
※油が徐々にフライパン表面になじみ、焦げたりくっついたりしなくなります。
このアイテムのレビュー
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