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まるで風とたわむれているかのように、軽やかに、柔らかに、女性を包み込む「ストール」。ふわりと暖かな空気をまとう感覚は、従来の防寒具、巻き物といったイメージを鮮やかに覆す。染師・奥田祐斎が生み出すストールの美しさと心地よさの理由を知るべく、京都・嵐山の工房を訪ねた。

染師・奥田祐斎(おくだゆうさい)氏が生み出す「ストール」

風光明媚な京都・嵐山で
生まれる唯一無二のストール

驚くほど優美な色彩の中に、思わず引き込まれそうになる、染師・奥田祐斎(おくだゆうさい)氏が生み出す「ストール」。そして手に触れると軽やかで柔らかな肌触りにふたたび驚かされる。
祐斎氏は、母方に代々染師の家系を持ち、"色の魔術師"の異名を取る京都の染師。世界遺産としても知られる花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)をはじめとする社寺にタペストリーを奉納したり、海外のトップブランド等とともにパリでのチャリティープロジェクトに出展したりと、国内外で注目を集めている。祐斎氏いわく「僕が得意とする"にじみ"を美しく表現できるのは素材、染料、そして京都の"水"のおかげ。水は、蠣を入れた素焼きの水甕の中に一昼夜貯めてから使っています。そうすることで他では出せない"ひと味いい色"になるんですよ」。

工房「嵐山祐斎亭」と染師・奥田祐斎(おくだゆうさい)氏

デザイナー、アーティスト、
研究者…多彩な顔を持つ「染師」

春夏秋冬、豊かな自然美を魅せてくれる京都・嵐山。中でも随一といわれる千鳥ヶ淵の絶景を望む場所に、祐斎氏の工房「嵐山祐斎亭」がある。「僕は世界中の女性を美しく包む染め物を作りたい。平安時代から変わらない、心地いい空気が流れ、水に恵まれたこの美しい地は、やっと辿り着いた理想の場所なんです」(祐斎氏)。
アーティスティックな染色は、感性のみによるのではなく、若い頃から独自に研究を重ねてきた知識やノウハウに裏付けされたもの。"幻の染め"と言われる黄櫨染(こうろぜん)を現代に再現してオリジナルの染色方法「夢こうろ染」を考案したり、メキシコへ染色の研究へ出たりと、その情熱には脱帽するばかりだ。嵐山の工房には、祐斎氏の類まれなる技や智恵を学びたいと、パリ・ルーブル美術館の学芸員や修復家も研修に訪れる。

大胆かつ優美な「手染め」で作り上げられる染師・奥田祐斎(おくだゆうさい)の「ストール」

シルクの上で刷毛が躍る
大胆かつ優美な「手染め」

染色はどれも手描き染め。染め物というと染料に浸けるイメージも強いが、手染めは刷毛に染料をつけ、生地に直接色彩を塗り重ねていく。ひと筆ごとに染料のにじみや濃淡、刷毛の動き方が異なるため、すべてが一点物だ。
染め方にもいくつか方法がある。生地全体に染色前に水を塗ってから染料で描くと、淡く幽玄なにじみが表れる。一方、生直接染料をのせると、躍動的な刷毛目がくっきりと表れ、鮮やかな印象に。
シルクやパシュミナの生地を前に、いくつもの刷毛や染料を使い分けながら、大胆に色彩を重ねていく姿は、まさに"色の魔術師"!ほんの一瞬のうちに、えもいわれぬ美しさのスカーフが完成する。

写真左上・右上: 太陽光の下で色が曜変する「夢こうろ染」

福島生まれのシルクを使用した祐斎羽衣(ゆうさいはごろも)

藤巻百貨店のために染められた
装いに彩を添えるシルクスカーフ

今回取り扱うスカーフはいずれも藤巻百貨店のために染めてもらったオリジナル。「祐斎羽衣(ゆうさいはごろも)」は、どこか素朴で温かみのある福島生まれのシルクを使用。ふわりと軽い生地に重なる淡いグラデーションカラーは、女性を柔和に見せてくれる。「紗袷(しゃあわせ)」は、着物の紗袷を彷彿とさせるシルクの2枚重ね。絶妙な透け感が色気を醸す。「風纏い(かぜまとい)」は、極上のパシュミナの毛先を手もみで丸くした贅沢な生地を使用。一度使えばもう後戻りできない、作家・島地勝彦氏の言う"知る悲しみ"を湛えた、柔らかさとしなやかさを持つスペシャルな一枚だ。
女性が本来持つ美しさや華やかさをそっと引き立ててくれる祐斎氏のスカーフ。そのふわりと暖かに包まれる心地よさをぜひ体感してほしい。

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