
太陽の恵みで繁栄する、植物の息吹

1949年(昭和24年)創業、東京都大田区で三代続く「鍋谷グラス工芸社」。伝統工芸士・鍋谷淳一氏を父に持つ鍋谷海斗氏は、一流ガラスメーカー「KAGAMIクリスタル」を経て江戸切子職人の道へ進んだ。本作は「天授」「天照」に続く天シリーズの完結編として制作。「太陽(天照)と大地の血肉(天授)に並ぶ、人が生きていく上で切り離せない植物の力強さと輝きを描きたかった」と語り、太陽の光を菊繋ぎと星で、それを浴びて育つ力強さを線の広がりや玉で表現した。翼を広げるように連なる線は植物の繁栄力を表し、各々の重なりは植物の交わり・進化を意味している。種子の玉を覗き込めば太陽が花のように映り込み、いずれ花を咲かせる未来を思わせる。

プロフィール

鍋谷 海斗
- (有)鍋谷グラス工芸社所属 江戸切子職人
- 職人歴9年
- 2016年 4月 カガミクリスタル㈱ 入社。2年間にわたり研鑽を重ねる。
- 2018年 4月 父親である鍋谷淳一が率いる ㈲鍋谷グラス工芸社 入社
- 2021年 江戸切子新作展 テーブルウェア部門 ゴールド賞
- 2022年 江戸切子新作展 テーブルウェア部門 ゴールド賞
- 2023年 江戸切子新作展 テーブルウェア部門 ゴールド賞
アイテム詳細
作品のカテゴリ:丸花瓶
サイズ(最大Ф×Hmm):280×280
素材:クリスタルガラス