
【初回数量限定】13周年で特別オーダー! イタリアンレザーの「ボックス型」合切袋が別注カラーで登場


イタリアンレザー×合切袋、初回数量限定で堂々登場!

東京・墨田区の革工房「HIS-FACTORY」(ヒズファクトリー)は、風合い豊かなレザーを使い、とことん頑丈なバッグを作るのが信条。そんなガチなラインナップの中で異彩を放っているのが、ソフトなイタリアンレザーで作る「合切袋」だ。代表の中野克彦さんの肝入りで生み出した「ボックス」タイプは、奥深い革の表情をまといながら、キリリとしたフォルムがカッコいいモデル。コンビレザーの経年変化も実に楽しみ。藤巻百貨店13周年を祝う別注カラーでお送りする!

初回限定数量として、ネイビー10点、オルテンシア10点、ナポリ4点、パパベロ3点をご用意!
イタリアンレザー×合切袋、初回数量限定で堂々登場!

和装やお祭り着の手提げとして「和」のイメージが強い合切袋。自身も和装を嗜む中野さんが、元来のデザインは生かしつつ、こよなく愛するレザーで仕立てたのがHIS-FACTORYオリジナルの合切袋「ottone due」だ。フルレザーだけでも珍しいのに、イタリアが誇る銘革を贅沢に使っているなんて、前代未聞!

珍しいだけではなく、使い勝手も上々だ。前・後・サイド〜底の3つパーツで構成された、ややスクエアなフォルムが特徴。持てば上部がギュギュッとすぼまる形を描き、角があるので寝かせて置いても座りがいい。2種類のレザーをコンビ使いした表情もユニークだ。シンプルで洗練されたルックは、和装はもちろん、カジュアルウェアでの普段使い、ビジネスのガジェットケースとしてなど、多彩なシーンにフィットする!
二つのイタリアンレザーだから、この雰囲気になる

革は、表情の違う2種類を使い分けている。広い面積の前後に使ったのは、イタリアの名門タンナー、バダラッシー・カルロ社が手掛けるベジタブルタンニンレザー「ナッパ」。同社の革「ミネルバボックス」と同様に長時間をかけて秘伝のオイルを染み込ませていくバケッタ製法で作られ、シボ感のある唯一無二の表情と、色や風合いがダイナミックに変化していくエイジングが大きな特徴だ。「ミネルバボックス」より濃く、しなやかな感触も心地よく、使うたびにレザーアイテムのよさを実感させてくれるはず。

サイドから底にかけてぐるりと使用しているのが、ヌメ革の王様といわれるイタリアの老舗タンナーワルピエ社製の「ブッテーロ」だ。HIS-FACTORYのバッグではハンドルや根革などの負荷がかかる部分に使われ、耐久性への信頼が非常に高い革。繊維密度が高い成牛のショルダー部分を使い、透明感のある銀面の仕上げも特徴的だ。そんな革が周りを覆ってガード。合切袋の形をカチッと保ってくれる役目も果たしている。磨き抜かれたコバも美しい!

手提げの紐もきっちりレザーで統一。こちらも「ナッパ」を使用し、巻いて重ねてステッチをかけているので、耐久性もバッチリだ。
まるで「鞄」のようなステッチが特徴の第二弾モデル!

名前の「due」はイタリア語で「2」であり、第二弾の合切袋を意味している。2018年、それまで細々とオーダーを受け付けていた中野さんの合切袋を藤巻百貨店のバイヤーが発見し、珍しいフルレザーの合切袋第一弾「ottone」をリリース。日本伝統の袋物×イタリアンレザーというそれまでに存在しなかったアイテムに多くの合切袋ファンが歓喜し、特大ヒットを飛ばした。

コロンとした従来型の袋「ottone」に対し、ボックス型にブラッシュアップしたのが「ottone due」だ。2024-2025年の年末年始シーズンには「墨染めパイソン」仕様が先行して登場し、ヘビ革とボックス形状が織りなす美しさで即完売になったことも記憶に新しい!


このボックス型は、新たに導入した「ポストミシン」で叶えたもの。専用の木型で成形した後に、袋の中に突っ込んで奥深くまで縫えるこのミシンによって、外側にステッチが入るデザインを可能にした。これは構造的には「鞄」に近い。鞄の職人ブランドであり、ステッチの見せ方や美しさにこだわりを持つHIS-FACTORYらしいポイントだ。「鞄」の技術と「袋物」ミックスさせたオリジナリティ溢れる合切袋なのである。これは中野さんにしか作れない。
これだけ入れば出歩ける。扇子専用スペースも!

自立はしないが、底が平らなので立てて置いた時でも安定しやすいのがボックス型の利点。中は必需品をコンパクトにまとめられるサイズで、財布やキーケース、サングラス、文庫や新書などがまとめられる。縦長だから、長財布や500mlのペットボトルもOK。仕切りがあるのでスマホの干渉も気にならない。

サイドのポケットは扇子を入れておくためのスペース。サイドの革に沿うので折れたりする心配がなく、安心して持ち歩ける!
ないなら作る!合切袋に欠かせない「コキ」を真鍮で

そして、数ある合切袋の中でもHIS-FACTORYしか実現できていないのが、真鍮のパーツだ。合切袋は「コキ」と呼ばれる紐通しが特徴だが、通常はプラスチック素材が使われている。中野さんは「自分が合切袋を作るなら、やはり経年変化が魅力の金属である真鍮であるべき」と探すも、そんなものは世に存在しなかった。そこでオリジナルの真鍮コキを作ってしまうのが中野さんのすごいところ。

作り手は、同じ墨田区で1918年に創業した鋳造メーカー「東日本金属」の小林亮太さん。マスターから砂型を作り、そこに溶かした真鍮を流し込んでいく昔ながらの工程でコキは製造される。圧倒的にアナログな手法で作っていく様子に中野さんは大いに感化され、これに見合うものを作らねばならないと襟を正したそうだ。

黄銅色に輝く真鍮は、ナポリ(イエロー)とパパベロ(レッド)に装着される。素仕上げなので少しずつ質感がエイジングし、アンティークな風合いに変化を遂げていくだろう。

ネイビーとオルテンシア(ブルーグリーン)には、真鍮にクロメッキをかけてバレル加工を施したクロムキメッキを。使いはじめからヴィンテージの雰囲気を放っている。どちらもメタルマテリアル好きにはたまらない逸品に!
藤巻的HIS-FACTORY合切袋のススメ!服装のスパイスやアクセントに

和装やお祭りでの需要を超えて普段の格好でも合切袋が使われ、「巾着」や「手首持ち」スタイルのバッグも流行して久しいが、ここまで風格のあるタイプはなかなかない。シンプルな服装でも、ナッパ+ブッテーロ+メタルコキが持つチカラでさりげない上質感をまとえるのが強みだ。和装と合わせれば他にない個性が得られる。ラグジュアリーにも見える顔つきで、ジャケパンとの相性もいい!

合切袋の持ち方として、紐を長くしてダランとぶら下げるのは粋じゃない。手に輪を引っ掛けて、長い場合は腕に巻き、短く持つのが正統だ。紐部分を持つ、本体部分をつかむ、どちらもアリ。必需品を持ち歩くだけなら、合切袋のサイズでも十分。さっくりと持てるバッグ未満な「袋」の簡便さに惹かれる人が多いのも頷ける。バッグインバッグやポーチとしても活用して。

藤巻限定カラーは4種類!いずれ到来する経年変化も楽しみ

そして使い続けるうちにナッパやブッテーロの色が濃くなり、ツヤがでて、美しくエイジングしていく。この人生を共に歩んでいく感覚、愛着あるアイテムに育てあげて行く行為こそが、中野さんがこれらの革に惹かれる理由だ。自分専用の一本にしていく悦びをぜひ味わっていただきたい。

カラーは、深い色であらゆるシーンに使える「ネイビー」、最初は二つの革の色が異なっているが、次第に同じような色に変化していく「オルテンシア」、金運が舞い込んできそうな黄色の「ナポリ」、情熱的なアクセントカラーの「パパベロ」の4色。いずれも藤巻百貨店でしか手に入らないカラーだ。初回数量限定なのでお早めに!
カラーバリエーション
ネイビー
オルテンシア
ナポリ
パパベロ
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:[牛革](バタラッシー・カルロ社製ナッパレザー、ワルピエ社製ブッテーロ)、[金具]真鍮クロムキメッキ加工(ネイビー、オルテンシア)、真鍮(ナポリ、パパベロ)
サイズ:W21cm×H26cm×D5cm
重量:約310g
製造国:日本