国内最大規模の江戸切子イベント「江戸切子桜祭り」。中でも最大の見どころと言えるのが、「江戸切子直売会」です。職人から直接作品を購入できる貴重な機会とあって、毎年多くの江戸切子ファンが会場に詰めかけます。今年はレジェンド級の伝統工芸士から今注目の若手職人まで、総勢35名の作品が集結。その数なんと300種以上、史上最大規模でお届けします!
なかには、世界にひとつだけの“一点モノ”や、売切御免の超限定アイテムも…。
圧倒的な品数&いずれも数量限定ゆえ、「あれもこれも欲しい!」と悩んでいるうちに完売してしまう可能性も…。このページでは、直売会の見どころを徹底ナビゲート。お目当ての作品や職人を予習して、万全の態勢で当日に挑みましょう!
<注目TOPICS!>
職人歴33年。最も入手困難な江戸切子職人の一人、但野英芳氏の希少グラスが会場に降臨!但野氏の代表作といえば、金魚が泳ぐ江戸切子。生地の色を生かしながら金魚に命を吹き込むデザインは全てが一点モノです。今回登場するのは、“二匹”の金魚が泳ぐ超レア品!「通常は金魚が一匹。二匹は、カットできる生地に巡り合えた時だけ制作しています」と但野氏。まさに一期一会の生地を使った逸品。この機を逃せば、次いつお目にかかれるかわかりません。
※限定1点を抽選販売。 抽選参加方法はこちら。
2025年2月に伝統工芸士に認定!異業種から江戸切子の世界に飛び込んだ、職人歴15年の柳生明氏。クラシックな切子表現から、誰も見たことがない斬新なカットまで、様々な表現を巧みに操るのが柳生氏の魅力。今最もホットな伝統工芸士が手掛ける逸品をお楽しみに!(会場販売商品は未定)
2024年度「全国伝統的工芸品公募展」にて、並み居る伝統工芸品を押さえ、青山弥生さんの江戸切子グラスが経済産業大臣賞を受賞!青山さんは、創業100年超の老舗「清水硝子」に所属する伝統工芸士。美大出身ならではの感性を生かしたグラスは、日常に溶け込みつつもハッとするようなデザインが特徴的。直売会では藤巻百貨店でも人気の丸ロックグラス「透」を販売します。各色わずか!
「さくまガラス加工」二代目の佐久間尊規氏が直売会に初参戦!佐久間氏は、国内外から多くの優れた作品が集まる国際公募展「伊丹国際クラフト展」の「酒器・酒盃台」において、2回連続入賞を果たした実力派。今回の直売会では、2022年の入選作「X-over」が登場します!
江戸切子の人気モチーフと言えばやっぱり桜。「江戸切子桜祭り」に相応しい、“桜のグラス”をお見逃しなく!
▼椎名隆行「サクラサク~舞う~」
椎名隆行氏率いる「GLASS-LAB」が得意とするのは、平切子とサンドブラストを組み合わせた「砂切子」。緻密で幻想的なカットに魅せられるグラスは、お酒を注ぐとさらなる変化が…!
▼清水秀高「炎桜」
伝統工芸士・清水秀高氏によるグラス「炎桜」は、燃え上がるように咲く桜の花が印象的。2024年の江戸切子新作展で入賞した大皿「炎桜」の意匠をオールドグラスに落とし込んだもので、“桜と炎”の華麗な競演を楽しめます。限定2点!
次世代の江戸切子界を担う三名の若手職人が、オリジナルの生地を開発!三名がそれぞれ手掛けた「砡(ぎょく)」切子が、各色僅少で登場します。「砡」とは、乳白色のガラスのこと。中国では翡翠や瑪瑙といった高貴な石のことを「砡」と呼ぶことから、転じてその呼び名がついたそう。江戸切子界に新風を吹かせる、革新の「砡」切子を目撃せよ!
▼根本幸昇氏「蝴蝶-Hu Die-」×幸砡
名門「根本硝子工芸」の三代目として、江戸切子の新世代を牽引する根本幸昇氏。本来は受注生産でしか手に入らない「蝴蝶-Hu Die-」が、希少な生地を纏って直売会に登場!砡×エメラルドグリーン×クリアの三層からなる生地を使ったグラスは、ティファニーブルーのようなカラーに魅了されます。限定1点!
▼鍋谷海斗氏「夢華」×海砡
テーブルウェア新作展で3連覇を成し遂げた若き鬼才!「鍋谷グラス工芸社」の四代目・鍋谷海斗氏の「夢華」が登場。砡×インディゴ×クリアの生地に大胆にカットを走らせたグラスは、繊細な“色残し”も必見です。シャープなカットと砡の淡い輝きのコントラストを堪能あれ!限定2点!
▼篠﨑翔太氏「淡雪」×翔砡
江戸切子界の巨星のDNAを受け継ぐ、「篠崎硝子工芸所」の三代目・篠﨑翔太氏。ネジオウムに砡色を被せた生地は、光源によって水色にもピンクにも姿を変えます。この直売会のためだけに制作した完全新作「淡雪」をお見逃しなく!限定3点!
伝統工芸士から若手作家まで、職人が魂を込めて切り出した渾身の一作が集う「江戸切子新作展」。秀でた作品には「経済産業省製造産業局長賞」などの名誉ある賞が与えられる由緒正しきコンテストです。 直売会では、新作展で王者に輝いた人気職人が手掛ける逸品も続々登場。見て・触って・手に入れることができます!
前回大会(2024年)で女性の職人として初めて最優秀賞を受賞した山王丸まゆみさん。職人歴10年目の山王丸さんが得意とするのが「花切子」。“質感の表現者”として、様々な傑作を生みだしてきました。今回の直売会には、藤巻百貨店でも人気のグラス「陽だまり」の新モデルが登場!春のあたたかな日差しをイメージした作品です。各色2~3点のみ!
渡部聖也氏は、2023年・2021年と江戸切子新作展で二度頂点に立った超実力派!今回は、故郷会津をテーマにした白切子「雪郷(ゆきぐに)」を販売。加工が難しく“職人泣かせ”とも言われる白切子で表現した雪景色をご堪能ください。注目職人の新作グラスをお見逃しなく!限定2点!
2022年・2018年の王者に輝いたのが伝統工芸士・細小路圭氏。職人歴18年にして、日本を代表する名匠たちと並び数多くの受賞歴を誇る、凄腕職人の一人です。名門「ミツワ硝子工芸」ではリーダー的存在として知られ、多くの若手に影響を与えています。(会場販売商品は未定)
2020年の王者に輝いたのは「ミツワ硝子工芸」の吉川太郎氏。2023年に伝統工芸士に認定された気鋭職人です。2024年の第4回テーブルウェア新作展でも「ファン投票賞」を受賞。直売会には、最新作のオールドグラス「黒鬼菊」が登場します!限定2点!
2023年の江戸切子新作展で藤巻百貨店賞(WEB投票賞)を受賞した若手職人、浅野真吾氏の新作グラスも登場!浅野氏の十八番と言えば、「線」で構成されたシンプルなカット。今回の「星晶」も、直線的なカットと色の残し方で、水晶の輝きを表現しています。各色2点限定です!
伝統工芸士の中でも重鎮と呼ばれるベテラン職人4名が直売会に降臨!いずれも江戸切子協同組合の副理事長以上経験者であり、江戸切子界の躍進と技術継承に尽力してきたレジェンドです!
職人歴50年の渡邉隆三氏。「渡辺硝子加工場」の二代目であり、江戸切子協同組合代表理事も務めたレジェンド職人です。数少ない平切子の名手としても有名で、会場では昨年も大きな反響をいただいた江戸切子のアクセサリーを販売。切子とべっ甲を組み合わせた「ペンダント」や「イヤリング」など、希少な逸品が揃います!
篠崎英明氏は、江戸切子協同組合の現理事長にして現代の名匠の一人。一目で「篠崎さんの切子だ」とわかる個性的な作風は、藤巻百貨店でも絶大な支持を得ています。最高級クリスタル硝子のポテンシャルを最大限に引き出す卓越した表現力は、まさにレジェンド。会場では、緻密なカットが美しいワイングラス「星籠目」をペアで販売!限定3セットです!
江戸切子協同組合副理事長。黄綬褒章を受賞した故根本幸雄氏を父に持ち、「根本硝子工芸」の二代目として独自の表現を磨いてきた根本達也氏。卓越したカット技術と個性的な作風で名を馳せ、「江戸切子界にこの人あり」とも言われる人物です。曲線のカットを彫らせたら、右に出る者ナシ!(会場販売商品は未定)
江戸切子協同組合副理事長。「鍋谷グラス工芸社」の三代目・鍋谷淳一氏。鍋谷氏の持ち味と言えば、ずっしり量感のある江戸切子。厚く、ゴツく、深く、エッジの効いたデザインは、これまでの江戸切子の繊細なイメージを覆し、江戸切子ファンの間でも大きな話題を呼びました。今回は人気作「翼ロック」の砡を販売!限定5点!
2020年8月25日放送のフジテレビ「セブンルール」に出演したのは、「堀口切子」の三澤世奈さん。ミシュランの名店や一流ホテルでも重宝される職人として紹介されました。直売会では、三澤さんの人気グラス「Daily」を販売します!
コカコーラ社「綾鷹」のCMで採用されたグラスを手掛けたのが、山田真照氏。職人歴32年目のベテランで、 新たな試みを続ける名工房の3代目です。会場では、人気の「CROSS」を販売。人気の「アンバー瑠璃」に加え、初登場の「紫」も!各色限定1点です!
若手の台頭がめざましい近年の江戸切子界。職人歴10年未満ながらめきめきと頭角を現す注目の職人をピックアップ!
松井文孝氏は、美大出身・職人歴4年目の超若手。しかしながら、その腕前は師匠・根本達也氏も一目を置くほど。第4回テーブルウェア新作展ではトリプル受賞を果たし、2024年に「江戸切子SHINKA」を創業。会場では、新作の樽型オールド「Adamas: Splendor Line」を販売します。限定1点!
「東亜硝子工芸」に所属する職人歴7年の石原圭悟氏。建設業種から江戸切子職人に転身した異色の経歴の持ち主で、江戸切子新作展でも多数の受賞歴を誇る、新時代のホープです。(会場販売商品は未定)
「堀口切子」所属の奥波羅幹典氏は職人歴8年目。今回登場するのは、奥波羅氏が生地づくりから挑んだという「槌目文巻足グラス-泡-」。器の底にガラスを“巻き取った”独特の造形が特徴で、そのすべてが一点モノです。限定1点!
江戸切子のアイテムの中でも根強い人気を誇る「ロックグラス」。手にした時のずっしり感や氷の奏でる音色が、酒好きの心をくすぐります。直売会では、人気伝統工芸士が手掛けたロックグラスが多数登場!煌びやかな江戸切子のグラスで、いつもの一杯を特別なものにしてみませんか?
「高野硝子工芸」の高野秀德氏は、瑞宝単光章を受章した瀧澤利夫氏に師事し27歳で独立。人気玩具メーカーとのコラボ作を手掛けるなど、幅広い分野で活躍する注目の伝統工芸士です。会場では、シャープな輝きに魅せられるロックグラス「星に矢来(Ⅱ)」を販売!各色1点のみ!
「大場硝子加工所」の二代目・大場和十志氏は、この道30年のベテラン伝統工芸士。直売会には、アンバーカラーが美しい樽型オールド「菱四つ葉 豊穣」が登場。菱四つ葉をあしらったグラスは、飲み物を注いだ際の映り込みも必見。繁栄や豊穣が継続することを願い生まれた逸品です。限定3点!
「門脇硝子加工所」の二代目・門脇裕二氏。カットの緻密さはもちろんのこと、素地の美しさも活かす独自の世界感は、常に多くの人を魅了しています。今回は、人気作「クリスタルオールド 風車」を販売!各色1点のご用意!現品限り!
日本酒党にオススメしたいのがやっぱり「ぐい吞み」。古典的な文様や、躍動感あふれるカットなど、手のひらサイズの中に卓越した職人技を感じ取ることができます。今話題の職人の最新作もお見逃しなく!
江戸切子の名門「清水硝子」で研鑽を積み独立。数多くの受賞歴を誇る伝統工芸士・中宮涼子さん。会場では、流れゆく川のゆらめき、波の綾を表現した涼やかな新作「清流」を販売!限定1点です!
名門「清水硝子」に所属する職人歴17年目の関尚子さん。桔梗の花をあしらったぐい吞みは、古今和歌集 紀友則の和歌「秋ちかう 野はなりにけり 白露の おける草葉も 色かはりゆく」をイメージしたもの。 昨年人気を博した逸品が、今年も登場!販売は各色わずか!
「大場硝子加工所」で日々技術の伝承に努める職人歴8年目の山崎祥氏。2022年の江戸切子新作展テーブルウェア部門でブロンズ賞を受賞した「スターダスト」の世界観を猪口サイズで表現。2024年度全国伝統的工芸品公募展で入選を果たした作品です。3点限定で登場!
「三代 秀石」の号を持つ、「堀口切子」の堀口徹氏。「シンプルでミニマルな江戸切子」をモットーに、NY、パリ、ロンドンなどでも高い評価を得る伝統工芸士です。会場では、一点モノの平面アート「Mosaic:Books」を販売!堀口氏の世界観を凝縮した逸品です。
職人歴9年。「堀口切子」所属の坂本優輝氏。今回登場する「一つ目悪魔三面グラス」は、あえて代表的な文様を使わないことで、新たな江戸切子表現を模索したもの。売切れたら再販予定はナシ。正真正銘の“一点モノ”です!
江戸切子新作展で7度もの入賞経験を持つ澤口智樹氏は、職人歴23年の伝統工芸士。緻密で極細なカットに定評のある「篠崎硝子工芸社」の系譜を継ぐ職人の一人です。会場では、新作オールドグラス「絢環」を販売。目を見張るような精緻なカットは感嘆必至!
2023年に独立した「切子工房石塚」代表の石塚春樹氏は、いま最も勢いにのる江戸切子職人の一人。会場では、菊繋ぎと玉のカットでシャンパンの泡がはじける様子を表現した新作グラスを販売!希少なデッドストック生地を使ったレアアイテムです。各色2点限り!
「東亜硝子工芸」の代表を務める鍋谷聰氏。水や波、植物をモチーフにした作品を得意とする鍋谷氏は、“自然の美の表現者”の異名を持ち、曲線を巧みに操るカットは圧巻です。会場では、大人気「光華」シリーズの新作ロックグラスを販売!限定3点!
ここからは、本ページでご紹介した商品を価格帯別にリストアップします。
本商品は、限定1点のみの販売となります。購入希望者が多数見込まれるため、混乱を避けるべく「抽選販売」を実施いたします。当選者の方に限り、ご購入の権利を付与いたします。
会場では、このページで紹介した切子を含む“全300品以上”のアイテムを販売予定! 4/4~6の3日間、東急プラザ銀座でみなさまのご来場を心よりお待ち申し上げております。
※本ページに記載の内容は、予告なく変更となる場合がございます。
[主催]江戸切子協同組合 [特別協力]藤巻百貨店