田井民芸

明治初年創業の「田井民芸」は香川県の伝統的工芸品に指定されている「張子虎」の作り手。香川県三豊市を中心とする西讃地方では、端午の節句などの時期に子どもの成長を願って張子虎を贈る習慣があり、中には子どもが乗れるほど大きなものも。今では後継者が減少し、技術を継承しているのはわずかに2軒を残すのみで、非常に希少な工芸品になりつつあります。「田井民芸」の5代目であり、伝統工芸士の田井艶子さんはこの道50年以上のベテランで、伝統的な張子虎を昔ながらの方法で製作しています。「田井民芸」が張子虎をデフォルメし、手のひらサイズに仕上げた「豆虎」は、ゆるい表情がカワイイと人気を呼んでいる逸品。現代のインテリアともなじみやすく、また虎はさまざまないわれを持っているので、愛玩の置物や魔除けとして飾るのがおすすめです。黄色以外のカラーは藤巻百貨店と開発したエクスクルーシブカラーです。