蕾がそっと花開く一瞬を閉じ込めて…
春の訪れを告げる江戸切子グラス
シンプルでいて絢爛豪華。クリスタル硝子の真骨頂を愉しむ
クリスタル硝子の魅力と言えば、やはりその輝きや音の響きの美しさだろう。東亜硝子工芸の伝統工芸士・鍋谷 聰氏が手掛けた「蕾」は、クリスタル硝子の美を極限まで追求。江戸切子好きにはたまらない逸品である。
見れば見るほど虜に。贅沢すぎる映り込みと透明感
ほんのりと色を乗せた生地にカットを施し、描き出した「蕾」のイメージ。縦のカットそのものはシンプルに見えるが、透きであることでクリスタル硝子の魅力である透明感、映り込みを存分に楽しめる。
底面のくっきりとしたカットが、覗き込んだ時の映り込みの美しさを最高潮に盛り立てる!あらゆる角度からこの絶景を眺めてほしい。
極細のカットにもご注目。緻密なカットから生まれる眩いほどのきらめきは、まるで宝石のよう…!
“自然の美”の表現者。鍋谷 聰氏ならではの曲線美
鍋谷 聰氏といえば、波や水、植物などをモチーフとした作品で有名。流れるようなライン、グラスへの映り込みや輝きを活かした意匠が特徴的で、“自然の美”の表現者と呼ぶに相応しい。その卓越した表現力は、長年培ってきたベテランの技を感じさせてくれる。
“蕾が開く瞬間”を表現したグラスを
蕾が花開く瞬間を切り取ったという本作。氏は「上質なクリスタル硝子の透明感や、屈折によるグラス全体の映り込みを楽しんで使って頂きたい」と話す。360度様々な角度から眺めていただきたい一作だ。
女性の手にも馴染むフォルム。今宵の一杯を彩る贅沢グラス
「蕾」の名の通りほんのりと丸みのある形状は、男女問わず手に取りやすく、指先でずっと撫でていたくなる。透明感を活かしてウィスキーの琥珀色を合わせるのはもちろん、白ワインなどを楽しむのも良さそうだ。
覗き込めば別世界!人気グラスに待望の新色登場!
春の訪れを告げるグラスに新色登場! 好評を博した「金」に加え、淡いピンクが春らしい「金赤」と侘び寂びを感じさせる「青墨」が新たに登場。一見シンプルながら、その中に絢爛豪華な“江戸切子世界”を閉じ込めた雅なオールドグラス。自分用に手に入れるのはもちろん、おめでたい日のギフトにもオススメしたい。
カラーバリエーション
アイテム詳細
素材:クリスタル硝子
サイズ(最大直径×高さ):Φ82×96mm
鍋谷 聰 プロフィール
東亜硝子工芸(株)代表の切子職人
経済産業大臣指定江戸切子伝統工芸士
1993年 父、馨氏(東京都マイスター・大田の工匠)に師事
1994年 カガミクリスタル株式会社入社
1996年 東亜硝子工芸株式会社入社
2005年 第17回江戸切子新作展 東京労働経済局長賞
2006年 第18回江戸切子新作展 グラスウェアータイムス社奨励賞
2008年 第20回江戸切子新作展 経済産業省関東経済産業局長賞全国伝統的工芸品公募展 入選(2008年から2014年)
2009年 第21回江戸切子新作展 組合理事長賞
2010年 経済産業大臣指定伝統的工芸品 伝統工芸士に認定
第22回江戸切子新作展 経済産業省関東経済産業局長賞
2011年 日本のカットグラスの美と伝統展 出展
2012年 大田区ものづくり優秀技能者(大田の工匠100人)
日本のカットグラスの美と伝統展 出展
東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞 奨励賞
2013年 第25回江戸切子新作展 組合理事長賞
第13回関東伝統工芸士会作品コンクール 関東伝統工芸士会会長賞東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞 大賞(都知事賞)
伊藤忠青山アートスクエア 江戸切子若手15人展 出展
2014年 伊藤忠青山アートスクエア 江戸切子若手16人展 出展
2015年 ロンドン・在英日本大使館「Cut-Glass Accents」出展
2019年 第18回関東伝統工芸士会作品コンクール 関東伝統工芸士会長賞受賞
同年 [有田×野老]展[ARITA×TOKOLO]EXHIBITION 展示協力
2021年 TOKOLO ASAO[CONNECT] JAPANHOUSE LONDON 制作協力