青森の伝統工芸“津軽塗”から生まれた「豆皿」で
食卓に四季の彩りをプラス
■津軽塗の技法で仕上げたカラフルな豆皿
世界遺産に登録された“富士山”や、古くから木造建築の結合部分に使用される“ちぎり”など、縁起物をモチーフにしたカラフルな配色の「豆皿」。商品企画やプロダクトデザインなどを手掛ける「So-design(ソウ デザイン)」の「東北モノ作りプロジェクト」から生まれた本品は、青森を代表する伝統工芸・津軽塗の技法を用いて仕上げられている。デザインを手がけるのは、同県在住の若手女性作家。古くから伝わる伝統技法を取り入れつつ、現代の生活になじむモダンにアレンジされた小ぶりな豆皿は、箸置きにもなり、食卓を華やかに彩る新しいテーブルウェアとして重宝するはずだ。
■古くからの技法が活かされた表情豊かな仕上がり
津軽塗を代表する技法のひとつ“唐塗(からぬり)”で描かれた豆皿は、鮮やかな艶感と斑点模様が特徴。始めに仕掛けベラで凸状に漆をつけた模様の上に、何度も漆を塗り重ね、研ぎだして模様を出すという、とても地道で時間のかかる作業をおよそひと月ほど繰り返して出来上がる。 この斑点模様の仕掛けや工程の途中の美しさにデザイナーがヒントを得て、この豆皿は出来上がった。塗り立てのお皿に模様をしかけた状態で止めることで、凸模様が残り、豊かな表情を残す。また、その模様はひと皿ごとに表情が違い、同じものはふたつと存在しない。偶然性が重なり合う、作家の技術やセンスが光る逸品なのだ。
■食卓を華やかに演出する縁起物のデザイン
デザインは、水面に写り込む上下反転した富士山がモチーフの「鏡富士」、木造建築・家具の結合・補強に使われる木片=“繋がり”をイメージした「ちぎり」、ふたつの顔が“互いに向き合う”「Face to Face」の3型。どれも“ふたつでひとつ”の対になるセットで、色の組み合わせも美しい。箸置きとしてはもちろん、塩や柚などをのせて薬味皿に、梅干しや昆布などの箸休め、こんぺいとうなどのお菓子をちょこんとのせても様になる。食材が映える小皿に季節の料理を飾りつければ、食卓に四季の風を運んでくれる。オリジナルの木箱入りなので、結婚式の引き出物や引越し祝い、外国の方への贈り物としても喜ばれるはず。日々のくらしぶりに気軽に取り入れられる “粋”な豆皿を、毎日愛用できる伝統工芸品としてぜひ使っていただきたい。
バリエーション
使用イメージ
アイテム詳細
木地: MDF(中質繊維板)
塗装: 漆(塗り立て)
サイズ:
鏡富士/縦5.4cm×幅2.8cm(山頂部分)、4cm(箸置き部分・幅)、7cm(山麓部分・幅)×全高0.9cm、重量: 10g
ちぎり/縦8.8cm×幅4cm(上下部分)、2.3cm(箸置き部分・幅)×全高0.8cm、重量: 0.8g
Face to Face/縦7.8cm×幅3.7cm×全高0.8cm、重量: 0.8g
製造国: 日本
■使用上の注意
※電子レンジ、オーブン等でのご使用はお控えください。
※洗った後は乾いた布で拭き(特に底や水の溜りやすい部分)、よく乾かしてください。
※台所用中性洗剤とやわらかいスポンジで洗ってください。
※湯水に長時間浸さないでください。
※食器洗浄機、乾燥機のご使用はお避けください。
※直射日光(紫外線)の当たる場所、乾燥した場所での保管はお避けください。
■漆器の匂いのとり方
※漆器の匂いが気になる場合は風通しの良い所に置くか、数回ぬるま湯で湯通ししていただくと効果的です。
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