10周年記念、篠崎翔太氏渾身の最新作!
豪華絢爛な微細カットに震える3点限りのプレミア品
■限定3点!珍しいスタイルの江戸切子お猪口
2022年、藤巻百貨店の10周年を盛大に彩る江戸切子が誕生した! 手のひらサイズの器の中に名匠から受け継いだ切子の技を無数に施したその様は、まるで江戸切子の小宇宙。わずか3個の限定数量でのお届けだ。この切子は8月5日(金)~7日(日)の3日間、東急プラザ銀座にて行われるリアルイベント「藤巻百貨展」でも披露される。画面を見て気になった方は、ホンモノを見ればさらに超絶技巧の虜になるに違いない!
■江戸切子新作展で注目を集めた、篠崎翔太の渾身作
作り手は、春の江戸切子新作展で超弩級の飾り皿を出展し、江東区議会議長賞を受賞した篠崎翔太氏。懐石料理で使われる向付(むこうづけ)、その中で蓋がついているものを「蓋向」(ふたむこう)と呼ぶが、篠崎硝子工芸所のアーカイブにあった蓋向から着想を得て制作した。とはいえここまで小さな蓋向は異例。蓋ものの器と、ぐい呑みとしての用途に加え、蓋を小さな器にしても。3つの使い方ができることがこのサイズの理由だ。
篠崎 翔太 プロフィール
篠崎硝子工芸所の切子職人
2014年 篠崎硝子工芸所 入社
2021年 第33回江戸切子新作展 東京都産業労働局長賞
同年 全国伝統的工芸品公募展 入選
2022年 江東区議会議長賞
■二人の巨匠を排出した江戸切子の名門
昭和50年に創業した篠崎硝子工芸所は、初代篠崎清一氏、二代目篠崎英明氏の一級の技術によって揺るぎない地位を築いてきた工房である。二人はその技をもって次々と個性的な作品を生み出し、伝統工芸士としては初めて親子で認定される快挙を成し遂げた、誰もが認める江戸切子の巨匠。篠崎翔太氏は「そんな祖父や父の跡を継ぎたい」と2014年に入社し、江戸切子の世界をさらに広げるべく独自のアプローチを模索している。
■篠崎翔太の技は、江戸切子の色に表れる
びっしりと施された菊繋ぎのカットには、偉大な二人から受け継いだ「篠崎硝子の遺伝子」が見てとれる。だが翔太氏が最も意識しているのは、色の残し方。色を被せた生地を削れば削るほど無色透明になっていくわけだが、色を綺麗に残すためのデザインとカットを考え抜き、もっとも有効に色を「使う」のが身上。そのためにはあえて削らない選択をすることも。藤巻百貨店で取り扱った彼の過去作品にもその気配が色濃く感じられる。
■懐石料理の器への、江戸切子からの新解釈
そうした感覚が最も生きているのが今回の「蓋向 菊繋ぎ(金赤)」。これだけ細かくカットすれば無色透明の印象が強く出そうものだが、要所に赤色をきっちり残しているため全体としてはボワっとした赤い個体に収まっている。蓋付きの江戸切子の多くは外側に被せるタイプで、ここまで小さく、洗練されているのは珍しい。懐石料理の出自を持つ品のある形が、篠崎翔太流のアプローチによってより一層の格式を得ているようだ。
■ここを見よ! 感性を刺激するカッティング
ガラス生地は篠崎硝子工芸所には欠かせないカガミクリスタル製。篠崎含め4社しか扱えない貴重な最高級クリスタルガラスで、抜群の透明感と淡くふわりとした優しい色が特徴だ。小さなボディに直線が交差した菊繋ぎ紋が施され、見込みを覗き込めばいつまでも見ていられるほどうっとりさせられる。高台と蓋の取手部分は垂直に切り出した力強い形。そこから透明~金赤色に徐々に変化していく色のグラデーションもまた美しい。
■まずは日本酒をしっぽり。懐石料理にも◎
まずはやっぱりぐい呑みとして使っていただきたい。記念日やお祝いの席など、特別な気持ちで日本酒を嗜みたいとき、この器なら存分に応えてくれそうだ。もちろん日本酒のほかにウィスキーやリキュールを入れてもOK。懐石料理の八寸さながら料理を入れて、本来の蓋向として使うのもいい。蓋はウニの刺身をちょこんと載せて小さな器にしても。酒器以外の用途があるからお酒を飲まない方や、「蓋もの」器ファンにもおすすめしたい。
■限定3点の超絶技巧とグラデーションを愛でる
江戸切子は小さくなればなるほどカットを入れる難度は格段に上がるので、日本の技を愛でる向きにも満足していただけるだろう。超絶技巧江戸切子を紅白バージョンで並べて10周年にめでたく花を添える。期間限定、3個限定で絶賛予約受付中だ。
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