
軽やか&大容量!ウェットスーツから生まれた注目素材「ネオプレンレザー」を味わい尽くす洗練トート


究極の素材至上主義!「ネオプレンレザー100%」のシンプルトート!

くったりと柔らかで、優雅なタッチ。重厚な見た目とは裏腹に「えっ?」と思わず口をついてしまうほどの軽さ。その正体は、レザーにウェットスーツと同じ素材をボンディングした注目素材「ネオプレンレザー」だ。

今回登場するのは、シンプルを極めた「クワトロ」トート。デザイナー・佐藤直人氏が「タックが生む“シルエットの美しさ”に注力しました」と語るとおり、装飾はハンドルの付け根部分に施した4つのタックのみ。“シンプル×軽量×エレガント”を叶えたトートは、オンオフ問わず幅広いシーンで活躍すること必至だ。
レザーバッグの常識を覆す「ネオプレンレザー」


主にウェットスーツなどに用いられ、近年ではハイブランドのランウェイでも積極的に使われるようになったネオプレン素材。今旬の素材を、「NAOTO SATOH(ナオトサトウ)」では実に30年以上も前から使い続けてきた。ネオプレンに魅せられた佐藤氏は、素材の更なる可能性を追い求め、2011年、職人との試行錯誤の末に独自の素材「ネオプレンレザー」を開発。2020年には独自の縫製方法を含め発明特許を取得(特許登録第6789492号)した。

「ネオプレンレザー」の最大の魅力は、とにかく軽量であること。断面を見ると肉厚だが、同じ厚さの革に比べてはるかに軽く、今回の「クワトロ」ではオールレザートートながらたったの640gという軽さを実現。クッション性があり、柔らかいのも特徴で、曲げや畳む動きに無理がなく、立体的かつソフトな風合いが楽しめる。

同素材の「スクエアボディバッグ/マイクロスクエアボディバッグ」は、2019年に某人気女優が旅番組で使用していたことから問い合わせが殺到。異例のロングヒットを続け、今なおファンを増やし続けている。
“4つのタック×パターン”が生む美シルエット!

シルエットは、シャープなスクエア型。素材のパーツを極力減らすことで、ネオプレンレザーの風合いをグッと引き立てている。「実は、最小限のパーツでマチのあるトートを作ると、上部が広がって“舟型”になりやすいんです。理想のスクエア型に近づけるために、パターンの調整にはかなり腐心しました」と佐藤さん。

既述のとおり、装飾は4か所に施されたタックのみ。「ドレープが生むシルエットの美しさにこだわりました。タックの向きが“ハの字”になりすぎるとやや女性的な印象になってしまうので、なるべく垂直に出るようにパターンを操作しています」(同氏)。

さらに、タックを抑えるステッチの長さにもこだわりが。「ステッチが短すぎるとシルエットの美しさが損なわれ、長すぎると野暮ったくなってしまう。試作を繰り返し、ベストな深さを探りました」(同氏)。

ハンドルからタックへとつながる、流れるような仕立てにも目を見張る。見た目よりも工程が複雑で「一つでも手順を誤ると製品にならない。このトートで最も肝となる部分」と佐藤氏。ハンドルから本体へ一直線に美しくつながるよう、パターンから縫製に至るまで細心の注意を払っている。
ウェットスーツ工場がバッグを作る!?縫い代ナシの「ウェットスーツ縫製」

バッグはウェットスーツ工房で熟練の職人がひとつひとつ丁寧に縫製。最大の特徴は、縫い代がないことだ。「生地の裁断面に接着剤を塗ってぴたっと付け合わせ、さらに「千鳥ステッチ」で縫い上げます。縫い代も裏地もないので、一枚続きのようなシームレスなシルエットを実現することができるんです」と佐藤氏。千鳥ステッチは本来ウェットスーツの肘当てや肩当て部分に用いられるもの。佐藤氏はこのステッチの“連続する美しさ”に魅せられ、バッグ全体に採用している。

奇をてらわない前衛さとエレガンス デザイナー・佐藤直人氏が追い求める理想の鞄

「NAOTO SATOH」はバッグデザイナー佐藤直人氏が1995年に立ち上げたブランド。佐藤氏はファッションデザイナーのコシノジュンコ氏に師事したのち独立。自身のブランドの他、メゾン系デザイナーズブランドのバッグデザインも手がけている。2010年には「NAOTO SATOH」のバッグでJAPAN LEATHER AWARDグランプリを受賞、2017年と2018年にJAPAN LEATHER AWARDの審査員も務めている。

佐藤氏がバッグをデザインするときに常に念頭に置いているのが、“移動するオブジェ”という発想だ。「しかし、やりすぎると単に奇をてらったものになってしまう。ネオプレンという素材とウェットスーツ縫製によって、普通の形だけれど、独特の前衛さをまとったバッグが生まれるのです」と語る。
デジタルデバイスの持ち歩きも安心!通勤も週末も使える万能サイズ!

中は、13インチPCやA4ファイルがラクに入るサイズ感。マチがあるため、傘やペットボトルに加え、ちょっとした上着やストールなどもまとめて放り込める。ネオプレン素材が緩衝材の役割を果たしてくれるので、タブレットやPCをケース無しで持ち歩けるのも◎。また、バッグが濡れても中の荷物まで水が浸透しないという点も心強い。ただし、表のレザーは撥水性がないため、濡れてしまった場合は早めのケアを。

内部には財布やスマホの収納に便利な深めのポケットが二つ。

4つのタックによりバッグが安定するため、自立しやすいのも魅力。間口にはマグネットを付け、トートが予期せず開いてしまうのを防いでくれる。
〈全4カラー〉オンオフ&旅行のお供にも!シンプルなのに周りと差がつくエレ×カジトート



カラーは全4色。シンプルリッチな外観は、ジャケパンはもちろん、休日カジュアルとも相性◎。同素材のボディバッグとの合わせ使いもオススメだ。仕事に、遊びに、旅にと、フレキシブルに使い回してほしい。機能性の高さはもちろん、“シンプルだけど他にはない”独特の佇まいは、大人の所有感を大いに満たしてくれそうだ。
カラーバリエーション
ディテール
使用イメージ
-
174cm 67kg
ネイビー -
182cm 70kg
ネイビー -
174cm 67kg
ブラック -
174cm 67kg
ブラック -
157cm
ブラック -
157cm
ブラック -
182cm 70kg
ブルー -
182cm 70kg
レッド -
182cm 70kg
レッド -
182cm 70kg
ネイビー
アイテム詳細
素材:表地…牛革 裏地…ナイロン100%(内層クロロプレンゴム100%複合素材)
サイズ:高さ32.5cm、上幅44.5cm、底幅33 cm、まち15cm、ハンドル52cm、ハンドル立ち上がり22㎝
重量:約640g
仕様:内装/分割ベタポケット×2
※素材特性で潰れ折れたまま放置すると皺が取れなくなる事がありますが品質に問題はありません。
※保存の際は高温多湿を避けてください。
※本体上部分は汚れた場合は牛革用のクリーナーで目立たない部分で試してから汚れを落としてください。
※本体下部分は汚れた場合は中性洗剤を布に浸し目立たない場所で試してから叩くように汚れを落としてください。