世界最薄の鋳物ホーロー鍋、実現
驚きの“軽さ”が料理をもっと楽しくする!
■「重い」を解決した革新的な鋳物鍋
鋳物の鍋は、食材の旨みを引き出す道具として料理好きやプロの料理人からで熱い支持を受けるアイテム。しかし、難点があるのも事実。かなり重いのである。この点において不満がありつつも、おいしい料理を作りたい、オシャレな道具で気分を上げたいという思いから使い続けている人、実は多いのではないだろうか。そんな中、彗星のように現れたのが「UNILLOY」というブランドの鍋。こちらは鋳物メーカーの技術を注力して世界最高レベルの薄さで作られたアイテムで、とても軽く仕上がっているのが特徴だ。さらに、比較実験してみると厚く重たい鋳物鍋と同等の性能を発揮するとのこと。2015年には世界的なデザイン賞「red dot design award」を受賞したこの名作は、男女を問わず扱いやすい鋳物鍋の日本代表と呼べるアイテムだ。
■技術をキッチンアイテムに向けることでブレイクスルー
「UNILLOY」は新潟県燕・三条エリアの鋳物メーカー「三条特殊鋳工所」によって開発された。同地は金属加工のメッカとして世界的に知られるエリアで、三条特殊鋳工所も製品の多くは機械部品など工業向けの鋳物を作っている。しかし下請けのみの体質に危機感を覚えていた代表取締役社長の内山照嘉氏は「いつかは自社製品で世に問いたい」と虎視眈々と機会をうかがっていた。折りしもその頃フライパンの依頼が舞い込む。これに手ごたえを感じ、続いてアウトドアメーカーの極薄鋳鉄鍋のOEMに着手。薄く・軽く・丈夫で壊れにくいという要望に見事に応え、自分たちの技術がキッチンアイテムに応用できる可能性を見出した。その後2年間、約200回の試作を経て、厚さ2mmの鋳物鍋がついに完成した。
■山田耕民デザイン。使いやすさは折り紙つき
高温で液体となった金属を砂型に流し込む鋳造において、薄く仕上げるのは至難の業。そこに挑戦し2014年に「UNILLOY」は生まれた。デザインはプロダクトデザイナーとしてキッチンアイテムの名作を数多く世に生み出してきた山田耕民氏が担当し、人間工学に基づいて設計している。鍋をバランスよく持てる形を追求した、斜め下に下がった持ち手が外見的特徴だ。両手で持ち上げてみれば重厚な見た目に反した思わぬ軽さを実感できる。鋳肌ならではのざらざらとした質感が、油なじみがよく焦げ付きにくい由来。他の鋳物鍋同様ホーロー加工をすることで錆びずに使い続けられるわけだが、フタのフチまで加工が施してあるのはUNILLOYならでは。フタの裏にはぐるりとラインが描かれ、蒸気を鍋の中に落とす役割を果たし、食材の旨みを逃がさない。
■軽いからもっと使いたくなる。料理の楽しさが広がる鍋
比較実験で判明したのは、薄さのおかげで温度の上昇が早いこと。揚げ物は食材を入れるといったん温度が下がるが、すぐに温度が上がるのでカラッと仕上がる。知らずに食べた人が「今日のから揚げは何か違う」と漏らしたというユーザーの声もあるそうだ。また、厚い鋳物と比べても蓄熱性はほとんど遜色がないこともわかった。つまりの機能はそのままに、軽くて扱いやすくなった鍋がUNILLOYだということだ。藤巻百貨店では男性好みで最もソリッドな印象の「くろがね」カラーを深型と浅型の2タイプでご用意。深型はスープやカレーなどに、浅型は煮物やおでん、揚げ物に向いているが、それに限らず各々が好きな料理に使ってみてほしい。特にグツグツと長時間煮込む料理は鋳物ホーロー鍋を使う醍醐味。日本が誇る鍋で、料理の楽しみを広げてみては。
バリエーション
アイテム詳細
素材:本体・蓋/ダクタイル鋳鉄、ホーロー仕上げ、蓋ツマミ/ステンレス鋳造品、ネジ/ステンレス
厚さ:底2.5mm、側面2mm対応熱源:オール熱源対応(ガス、IH、シーズヒーター、ラジエントヒーター等)生産国:日本
【深型20cm】
サイズ:H16cm×W28.5cm×D21.5cm
容量:3L
重量:2.2kg
【深型22cm】
サイズ:H16.5cm×W30.9cm×D23.5cm
容量:3.8L
重量:2.7kg
【浅型22cm】
サイズ:H12.6cm×W30.9cm×D23.5cm
容量:2.6L
重量:2.2kg
【浅型24cm】
サイズ:H13.7cm×W33.5cm×D25.5cm
容量:3.2L
重量:2.6kg
※初めて使用するときは洗剤を使い良く洗ってください。洗い終わったら火にかけ軽く空焚きし水分を蒸発させてください。
※使い終わったら洗剤を使いスポンジで良く洗ってください。金属タワシ等は傷がつきますので使用しないでください。
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