【IKUTA KABAN】レザーバックパック

■体型に左右されず、10年後も軽い背負い心地を実現！
両手が空き、歩き回る際に負担が少ないリュックは、軽量で丈夫なナイロン製が主流だが、近年はスーツなどのビジネススタイルに合わせられるレザー製リュックが脚光を浴びている。本革の上質感に、スタイリッシュで優れたデザイン、さらに容量や耐久性、背負い心地にもこだわりたいという方にオススメしたいのが、大阪の老舗ランドセルメーカーによるブランド「IKUTA KABAN」のレザーバックパックだ。こちらは、体型が劇的に変化する6年間の使用を前提としたランドセルづくりの技術を応用し、大容量でも背負った時に重さを感じにくい構造が魅力。さらに、タンニンなめしのヌメ革による豊かな風合いとその経年美化も素晴らしく、6年と言わず、一生愛用できる頼もしさを備えたバッグパックだ。

■格別の耐久性が求められる「ランドセルづくり」の技を活かす
大阪市生野区で、1950年にランドセルメーカーとして創業した株式会社生田。日本人なら誰もが子ども時代に背負っていたであろうランドセルだが、そこに求められるのは「6年間使用できる耐久性」「⼀定以上の容量」、そして「体型の変化に対応できること」の3つ。本革という素材と少数精鋭の職人による手作りにこだわり、老舗ランドセルメーカーとして約70年に渡って愚直なまでにそれらを追求してきた。そんな同社が、「初めてランドセルを背負ったワクワクした気持ちを思い出すような、“背負う”にこだわったかばんを作りたい」という志のもと、ファクトリーブランド「IKUTA KABAN」をスタート。ランドセルづくりで培った技術やノウハウを応用し、あらゆる体型にフィットしやすく、レザーの美しさと優れたデザインで長年に渡って愛用できる“背負う”バッグを発信している。

■軽い背負い⼼地の秘密は「肩ベルト」にあり！
「ランドセルというのは、6年間でどんどん成長していく、様々な体格のお子さんが背負います。その変化に対応できるつくりを、大人向けレザーバッグにも応用しています。」（株式会社生田・長井宏治氏）の言葉通り、「IKUTA KABAN」のバッグはあらゆる体型にフィットし、自然な姿勢でラクに背負えるよう設計。特徴的なのは、「肩ベルト」の接続だ。通常のリュックは肩ベルトが直に縫製されていることが多いが、ランドセルの肩ベルトは本体に背カンやDカンなどで接続されており、肩のサイズや身体の動きにあわせて動くようになっている。今回のバックパックもランドセルと同様に、肩ベルトの付け根をDカンで接続。これにより、バッグを背中と左右の肩ベルトの3点で支え、重心が高い位置で安定するので、ノートPCなども快適でラクに背負うことができる。また、芯材を入れた歪みにくいフォルム、精巧かつ頑強に巻きつけて仕立てた縁取りなど、ランドセルならではの技巧も取り入れ、こだわりのレザーでシンプルにまとめ上げたバッグパックは、さすが老舗ランドセルメーカーと思わず唸る仕上がりだ。

■何年でも愛用してほしい。背負うたびに愛着が増していく
バックパック特有のデットスペースを削ぐべく、トップを約60度傾斜させたフォルムはスッキリとした印象で、シンプルデザインがオールレザーの高級感を際立たせる。メイン素材の牛革も「Made in Japan」にこだわり、創業100年以上を誇る、兵庫県姫路市の老舗タンナー・株式会社山陽が手掛けたヌメ革「オルフェス」を採用。ピット槽製法によって約2週間もの手間暇をかけた植物タンニンなめしのヌメ革は、革本来のナチュラルな表情やしっとりとした手触りがたまらない。カラーバリエは、重厚感あふれる定番ブラック、明るく華やかなブラウン、静かな森のような独創的な世界観を放つリアルグリーンの3色。いずれも同ブランドのオリジナルカラーで、使い込むほどに革ならではの豊かな表情に時間の流れが刻み込まれ、味わいが増していく。まさに「育てがい」のあるヌメ革は、持ち主だけのストーリーを紡ぎながら、何年たっても素晴らしい活躍を見せてくれるはずだ。