電源不要、スマホスタンドにもなる木製スピーカー 香川県の伝統工芸「組手障子」で作った日本の逸品!
■日本ならではの木工「建具」を、現代的に使う!
戸や障子、襖など、間と間のあいだを仕切る「建具」は日本の家屋に欠かせないもの。しかし、洋風建築に押されてなかなか活躍の場が少なくなっているのが現状だ。そんな折に、建具の中でも特に意匠を凝らした香川の伝統工芸「組手障子」(くでしょうじ)の技術を駆使した一般向けアイテムが登場し、非常に日本らしいデザインで話題を振り撒いている。今回の木製スマホスピーカーもまさにジャパンな逸品! リビングや書斎で音楽を聴きながら、くつろぐ時間を楽しんで。
■木を扱うプロの手で、組手障子×スピーカーが実現
電源いらずで、スマホから再生する音楽や動画などの音を大きくする効果があるのが木製のスマホスピーカー。木の内部で反響し、音が聴きやすくなるので、Bluetoothイヤホンをつなぐのが面倒なときや、音楽を鳴らして作業したいときにはとても便利。スマホの置き場所やスタンドにもなるので、どこかに置き忘れてしまうことも減りそうだ。
そんな木製のスマホスピーカーに、組手障子の技術を取り入れると——。香川県産ひのきや、高級木材であるウォールナットの木目そのままの表情を持ち、伝統文様の「麻の葉」を正面に大きく配した印象的なモデルに! 日本の技術を活かした文様のオブジェとしてもありだし、スタンドやスピーカーとしての実用的な一面もある。自宅用はもちろん、プレゼントに喜ばれそう!
■建具の素晴らしさを伝えるために。伝統工芸を駆使した小物で魅せる!
こちらを製作したのは、香川県高松市で1946年(昭和21年)から続く建具屋である森本建具店。その昔は、家を一軒建てる際には100枚以上の建具が必要だったが、洋風の生活スタイルが進むにつれ、和室を設ける家が減り、建具の需要は激減していった。そこで3代目の森本隆さんは、住宅や店舗の木工インテリアにも進出。より一般向けに製作しているのが、組手障子のアイテムだ。
組手障子とは、障子の格子模様を釘を一本も使わずに手作業で組み上げていく技法のこと。三本の木を交差させる組手細工(三つ組手)は、今でこそ専用の機械で比較的簡単に作れるが、森本さんが若い頃は当然手作りで、10年もの修行が必要と言われていたとか。美しい組手障子は和室や床の間の彩りとなり、建具士の技が問われる部分である。
森本さんは、2019年に香川県の伝統工芸「組手障子」の伝統工芸士に認定。ものづくりで特に優れた技能を持つ「現代の名工」にも選ばれ、2023年には長年の功績から黄綬褒章を受章した。
■音楽や動画、音声コンテンツを、サッと聴けるのが便利!
マグネットでくっついている前のパネルを外すと、スマホスタンド部分の下が空洞になっているのがわかる。スマホから木製スピーカーのホーンに音が伝わり、反響が生まれる構造だ。また、ホーンのおかげで指向性もあり、まとまりのあるサウンドが得られる。部屋でリラックスしながら動画を見るときや、読書や仕事の際の音楽のながら聴き、ベッドサイドに置いてラジオやポッドキャストを眠りながら聴くなど、さまざまなシーンで役立ちそうだ。パネルを外して、中に手のひらサイズの小さなBluetoothスピーカーを仕込んで聴く、なんて使い方もできる!
■部屋を選ばない幾何学デザイン。ジャパンなプレゼントにもおすすめ!
「建具はスパッとした直線を扱う技術なので、シャープな印象になる」と森本さん。伝統文様とはいえ、直線を組み合わせた幾何学的なデザインだから、和室はもちろん洋室にもハマる。見た目の素敵さや工芸の技術を愛で、音にも酔う。そんなスマホライフを味わってみて。
木の材質は、香川県産ひのきを主体にした「ひのき」と、ダークなカラーで高級感のある「ウォールナット」の2種類をご用意。箱も付属するので、ジャパンデザインや伝統工芸を愛する人へのプレゼントにもおすすめだ。また麻の葉は、魔除け・厄除け、成長などの意味がある文様。柄のいわれを含めて贈るのもよさそう。
カラーバリエーション
使用イメージ
アイテム詳細
素材:木
サイズ:W145×H120×D90mm
重量:[ひのき]約211g、[ウォールナット]約227g
製造国:日本
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