祝100周年! 蔵元の威信をかけた6年熟成の大吟醸。アートと呼ぶにふさわしい究極の淡麗酒が完成!
■限定20本! 2024年の正月をスペシャルな酒で祝おう
「純米大吟醸 八海山 雪室熟成八年」「瓶内二次発酵酒 白麹あわ 八海山」といったチャレンジングな日本酒で我々を沸かせてきた八海山から、年末年始を彩る超スペシャルなアイテムが登場! 圧倒的な知名度を誇る八海山が、創業100周年の歴史を閉じ込めたかのような造りで描く未来図とは?手に入れられるのはわずか20本のみ、12/29(金)18時までのご注文で年内にお届け可能。八海山の特別な酒とともに、2024年の幕開けを最高な気分で迎えよう!
■100周年を寿ぐ、最高の造り。6年ものの熟成酒!
八海山の100年を記念する酒を造る——。造り手自らがその重い使命を背負い、表現した酒がこれだ。最高の技術を注いで造った大吟醸を、6年もの歳月をかけてマイナス3度の環境下で熟成させた味は、八海山が目指す淡麗酒の新たな地点を示す。出会えるのは、今この瞬間だけ。もう二度と飲めない記念碑的日本酒を、2名の人物に語っていただこう。
■これまでと、これからの100年を描く。そのための「百」
1人目は、八海醸造 代表取締役の南雲二郎さんだ。「100年続いているのは、酒蔵の中では珍しいことではありません。しかし技術の蓄積という意味ではかなり大きなものがあります。その蓄積をイノベーションの原動力にして、我々の目指す日本酒の姿を描いたのが、今回の『百』なのです」。1922年に新潟県の南魚沼で創業して以来、八海山は常に酒造りを革新させる歴史を歩んできた。1980年代に日本に地酒ブームが起こって注目されたが、高級酒でその名を轟かせるよりも、日常的に飲まれる市販のレギュラー酒のレベルを上げることへの意志を貫く。よって、普通に手に入る酒が非常にうまい。それが八海山の酒だ。
しかし、だからこそ、100年の歴史を刻みつける今回の酒はとりわけ特別なものでなくてはならない。「八海山は『淡麗でバランスのとれた食中酒』がアイデンティティ。その上で、これまでにない味で、我々でなくては造れない酒である必要性が生じます。何の目的でどういう品質の酒を造るのかという点をとことん考え抜きました」。
■大吟醸に見る、八海山の目指す酒の姿とは
通常なら、これほど力の込もった酒であれば純米大吟醸で造りそうなものだが、この酒は「大吟醸」であることに目が止まった。「それは、八海山が目指す酒質に関係しています」と答えてくれたのは、酒造りの最高責任者である杜氏の村山雅俊さん。「目標とする“淡麗でバランスのいい酒”のために、アルコール添加の技術を使いこなし、吞み口を軽やかに、切れ上がりのいいお酒に仕上げることにこだわりを持っているからです。八海山がここ一番で勝負する、私たちにとってこれが本流だねってお酒は大吟醸なんです」。八海醸造には、年に一度だけ仕込む、すべての酒の品質目標となる非売品の酒「自家用大吟醸 八海山」が存在するという。そこにもまた大吟醸にかける思いが込められている。
■はじまりは7年前。理想の淡麗酒を目指して動き出した
「百」を仕込んだのは7年前。先代の田中勉杜氏が理想とする高級酒の形、新しい次元の淡麗酒質への挑戦という想いから醸された。八海山の中でも精鋭の蔵人たちが最高品質の醸造に挑む浩和蔵において、村山さんは田中杜氏の右腕として、昼夜を問わず精魂を傾けた。原料米は山田錦、それも兵庫県三木市口吉川産 特等の最高品質を誇るグレード。当時の八海山としては未知の領域である25%の精米歩合で行った。「精米歩合35%の酒造りは、自家用大吟醸の製造を通して長年の経験がありましたが、より高いレベルの淡麗酒を目指すために、そこからさらに10%磨き抜いた世界を見てみたかったのです」(村山さん)。
■熟成だけがたどり着ける日本酒の世界がある
いったん日本酒を造ってから、マイナス3度の貯蔵タンクで6年間熟成。なぜそれほど時間を置く必要があったのか?「その時間をかけないと生まれない味わいや香りの深まりを得るためです。芳醇かつ濃醇なお酒をイメージされるかと思いますが、私たちにとっては淡麗な酒質のほうが理想的な熟成をすると思うんです。軽やかなのに厚みがある独特な日本酒に仕上がるんですよ」。
■派手さはない。だが八海山だけの日本酒が誕生した
寝かせたままの酒を味わってもらいたいがために、加水なしの原酒。6年熟成させたとは思えないほんの少しのイエローカラーを持つ。アルコール分が18%もあるものの、飲み口は驚くほど軽く、とろみと柔らかい風味が広がっていくという。「酵母は協会901号で、穏やかな吟醸香が特徴ですが、熟成によって円熟したバナナのような香りをまとっています。味わいはクリアなボディ感で、若干渋みも残っており、どこか若々しさすらも感じます」。実は同じスペックで熟成年や酵母違いの酒も仕込んでいたが、飲み比べたところ満場一致でこの酒だったとか。100年を飾るにふさわしい酒が、こうして誕生した。
■日本酒ではなく、アート作品と比べよう
高度な技術工程を経る酒造りは、時にアートにも喩えられる。そのアナロジーに乗るならば、日本屈指の醸造技術を誇る八海山の、とりわけ精鋭揃いが造り上げ、人間には操作できない時間のファクターを重ねたこの酒ほど、アートピースに近いものはない。まさに酒のアート、飲む芸術。グラフィックデザイナーの大家である原研哉氏によるボトルデザインも秀逸で、酒井硝子の職人が一本一本手作りしたガラス瓶に、手すき和紙のラベルを使用した。桐箱からもただならぬ酒の気配が漂ってくる。
■ご用意は20本のみ。新年の佳き日を感動の酒とともに
高級な酒ほど開けるタイミングに悩むものだが、南雲さん的にはやはり今ならお正月がベスト。遠く離れた家族が集まる日に、こんなに似合う酒はない。あるいは夫婦2人で、特別な年にすることを願いながら飲んでも。おせちにはさまざまな味わいの料理が詰まっているので、相性のいいペアリングを探るのも楽しそうだ。特別なイベントがあるなら、それまで冷蔵保存しておくのもいい。
飲み方のおすすめは、香りや味をよく感じる10度〜15度程度のややぬるめの冷酒。ワイングラスや江戸切子など、自身にとっての特別なグラスを使い、全身全霊で八海山の100年を受け止めてみたい。藤巻百貨店が日頃からご愛顧いただいているお客様のため、20本確保に成功した入手困難かつ今しか手に入らない記念酒をぜひお見逃しなく!
■藤巻百貨店バイヤー 中村からのメッセージ
「百」でスペシャルな年末年始を過ごしてほしい!
八海醸造の常に新しい酒にチャレンジする姿勢には畏敬の念を覚えます。「百」は高度な醸造技術と6年もの熟成がもたらした複雑で感動的な味わいを楽しめますが、これをうまく表現する言葉を私はまだ持っていません。なので、ぜひ皆さんに味わっていただきたい。流行りの華やかな味わいとは一線を画す、八海山が目指す「淡麗でバランスのとれた食中酒」の究極形を垣間見ることができるでしょう。
ちなみに、八海山は2024年春に米と穀物を使った7年もののウイスキーをリリースするそうです。こちらもどうぞお楽しみに!
※こちらの商品は年齢をご登録頂いてないお客様はご購入いただけません。あらかじめご了承ください。
※未成年者には酒類は販売しておりません。
※本商品は「日本酒特別配送 対象商品」となります。 一度のご注文で日本酒以外の商品と同時にご購入いただくことはできかねます。あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。
アイテム詳細
原材料:米、米麹(山田錦 兵庫県三木市口吉川産 特等)、醸造アルコール
精米歩合:25%
使用酵母:協会901号
アルコール度数:18%
日本酒度:+3.3
酸度:1.4
アミノ酸度:0.7
内容量:750ml
日本酒クール便配送(別料金)のご案内
「日本酒クール便対応料」にお申し込みいただくと、クール便にて日本酒を配送先までお届け致します。クール便での配送をご希望の場合は、「日本酒クール便対応料」を配送希望商品と一緒にカートに入れてお会計ください。
原則的に、藤巻百貨店では日本酒の品質保持のため、冷却状態を保持したままお届けすることをお薦めしております。(特に温暖な季節に配送する場合、配送に時間のかかる地域へ配送する場合等はクール便のご利用を強く推奨しています。)