【Jackman】Grace Himo Long Sleeve T-Shirt

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かっこよく決まるシルエットと贅沢な光沢感！リピーターが絶えない最高のロングTシャツが、さらに着心地アップ

■「これ一枚でなんとかなる」最強ウェア

カットソーだけを着て出歩けたらラクラクだ。だけど若い時ならともかく、ある程度年齢を重ねると体型的にハードルが高くなってしまったり、あるいは逆に貧相に見えるのを気にしたりと、ロングT一枚はちょっと鬼門のように思えてくる。Grace Himo L/S Shirtsは、そんな「わかっちゃいるんだけど…」というぼやきを吹き飛ばしてくれる一枚である。2020年に登場して以来、ちょうどいい身幅や肩幅、シルエットにニュアンスのつけられる裾のコードなど、細かな工夫でさまざまな体型の30～40代男性から絶大な支持を得てきた。
今やジャックマン打線のクリーンナップを張っているこの逸品が、プチリニューアルして登場する。前回モデルから変更した点は、肌面の縫い代を平らにするミシン（フラットシーマ）で縫製したこと。お陰で肌へのごろつき感が抑えられ、さらに着心地が良くなった。

ヘッドの田後健一氏は本アイテムを「白だけで5枚持っている」と言い、「これ一枚さえあればどんな日でも大丈夫、なんとかなる」と来店者に説く。真に信頼を寄せることができるウェアをまだ持っていないのであれば、このカットソーを激推ししたい。

■リピーター多数！優雅な肌触りと巧妙シルエット

人気の理由は3つある。ひとつ目はサラリとスムースな肉厚生地。裁断前に表面の毛羽を溶かすことで綿100％なのにシルクに似たヌメっとした光沢感を得ており、見た目が上質な印象を与える。ゆえに「優雅」を意味するGrace（グレース）の名を戴いた。ふたつ目はシルエット。ジャックマンのヘンリーネックTシャツと比べると5cmほど身幅を広く取り、肩も少し落ちる。おかげで太めの体型でもお腹や胸まわりがきつくならず、かといってビッグシルエットまで大きくはせず、その加減がうまい。

最後に裾のコード。少し絞ると裾がストンと落ちず、ややもたつきを伴ったふっくらシルエットを作ることができる。これがお腹の出っぱりを隠してくれたり、大人っぽいニュアンスを出したりと、普通のTシャツとは一味違うユニークさをもたらすのである。

■「高品質」に全力投球。戦後の日本スポーツウェアを牽引

ジャックマンはスポーツウェアの出自がある。ブランドの原点である「田辺莫大小製作所」は1949年に福井県で創業。野球狂でもあった創業者の田辺貢氏は、同年に開催された戦後初の日米親善野球試合で、サンフランシスコ・シールズの選手たちが身につけていたストッキングのデザインの美しさに心を奪われ、日本初の一体型足掛野球用ストッキングを開発した。

これをきっかけに、福井県知事賞や全国発明賞を受賞し、1964年の東京五輪では日本選手団へトレーニングウェアを提供するなど、国内屈指のスポーツアパレルメーカーの地位を築いてきた。「誰もがやらないようなこと、普通はやらないことにこそ挑む。『田辺莫大小』のスピリッツと野球愛を受け継ぎ、独自性を貫くファクトリーブランドなんです」（田後氏）。ファッション分野に参入したのは2011年。自社のDNAである野球の意匠をベースに福井の縫製工場で生産を続けている。

■2024年の新カラーラインナップは3色！

「リブ部分は生地が三重になっているから全然伸びず長持ちします。5枚着回していますが洗い込みによって白さが冴えてくるのかちょっとずつ色が違うんです。そんなところも複数持ちの楽しみですね」と田後氏。一年中着倒していて、夏でもTシャツよりむしろこちらを一枚で着ているのだとか。生地にやや冷感があり、長袖は強い日差しと冷房から体を守れるからだ。裾を絞れば肌との間に隙間ができて涼しさも感じる。
2024年に登場するカラーは、定番の「Black」、グレーがかった「Rosin White」、金属のような光沢がある「Gunmetal」の3色。デニムやワークパンツ、ミリタリーパンツなどと合わせて、季節を問わずインにアウトにどんどん登板させたい。Grace Himoにシーズンオフはないのだ。