
非日常の饗宴、その幕が今あがる!

1921年(大正10年)、江戸切子技術伝承者の小林菊一郎氏にわずか10歳で弟子入りした堀口市雄氏が、独立後の1947年(昭和22年)に設立した江戸切子工房が堀口硝子。職人歴2年半と、まだ若手の川村静香氏が持てる技を存分に発揮し、大胆なカットで手掛けたのが本作だ。テーマは「サーカス」。「サーカスは非日常空間で人々を魅了する芸術。様々な演目をイメージしてデザインに取り入れ、賑やかなショーを江戸切子で表現したい」と語り、太い菱で力強い玉乗りボールや、市松と三角でポップに仕上げた車輪、綱渡りの菱など、イマジネーションを見事に閉じ込めた。籠目の輪と菊繋ぎで火の輪の「くぐり抜け」を表現した動きのあるカットも見どころ。

プロフィール

川村 静香
- 堀口硝子所属の切子職人
- 2022年 堀口硝子入社
- 職人歴 2年半
アイテム詳細
作品のカテゴリ:皿
サイズ(最大Ф×Hmm):350×63
素材:クリスタルガラス(ノリタケ)